盛漁期入りしたサンマ漁は豊漁で、
本州の各市場での浜値も日増しに下落傾向が続き、
大型船の水揚げ後の24時間休漁が1週間に2航海(2回の水揚げ)
という生産調整に変わりました!
14日の10時に女川港を出港し、北上!
15日13時、漁場着漂泊。
16時のスタンバイには凪は良いが濃霧で周りが見えません!
そんな中、漁労長は水温調査の為の航走を始め、
17時過ぎにストップ!例によって氷を甲板一杯に揚げ、
大群操業へ備えました。
17時45分から操業開始!
20時まで4回操業し、約60トンの漁獲で調査航走、
濃霧の為各船の漁り火は見えませんが
レーダーには西側に並ぶように映る各船が見えました。
(各船の動きは沖側からの潮目に沿って
西よりにサンマを追っているようです)
その西側の先まで移動して行くと、大きな群れに当たり、
2回操業して満船!! 21時30分に終わりました。
操業終わりと同時に雨になり、
「後片付けは風邪をひかないように 上合羽を着てから!」
と漁労長がマイクで言う。
乗組員への思いやりが伝わります!
夜明け頃から南風が強くなり、
向かい風の中微速で南下、女川港向け!
今回も道東厚岸沖での操業でしたが、
襟裳岬の南東沖でも纏まった漁獲があったようです!
魚体組成は潮境の水温によってバラつきがあるようですが、
我々が操業した厚岸沖が4-4-2で
襟裳沖は1-4-5が主だったという事です。
サンマの南下第1陣が襟裳岬沖まで回遊して来ました。
時期的にも、もうロシアの領海内での操業は無いという事で
各船のオブザーバーが下船し始めています。
我々の船のオブザーバー(デドーフ氏)も入港後下船、
空路ロシアへ帰国となるようです!!
尚、週2航海となった事で、
各船の漁労長の判断と駆け引きが変わってきます。
我々は、水揚げ後即出港、沖出しになるようです!!