とーまさんの質問へ
コメントにするには長くなるのでブログに投稿しますね!
20年を超える船など、船の能力(積荷量や船速)は
まちまちでして、我々の船は今年で20年目!
サンマの積載量は満船で約90トンをメドにしていますが
漁場が近く、短時間で水揚げする場合は
100トンをメドにします。
この量の違いはコーミングと呼ばれている
魚艙の蓋の下部まで積み込んだ場合と、そこまで
積み込まず、普通に魚艙に積み込む場合と変わります!
この時期でいえば(漁場が遠く女川に運ぶ場合)や
漁場が近い(釧路港など)漁場の遠近によって加減しています。
(サンマ積載時に使用する冷水や氷の量での調整になります)
漁労長の考えで入港地に合わせての積み込みという事です。
(省エネ用の電球で一つの球で普通の集魚灯の電球5~7個分)
色は白色や緑、青等、使用する漁労長の考えで変わります。
ちなみに我々の船はキャッチライトを12個使用していますが
全部緑色の球を使用しています。
赤灯は、毎操業時に点灯させます。
揚網前に赤灯に切り替えてサンマを網の中央部に集めます
その間に網の底(錘の付いた足部)を船上に積み込み
網を生簀のようにして、そこから網を船首と船尾から
甲板部まで締め込んでいってフィッシュポンプで
サンマを入魚します。
実際の操業を簡単に説明しようとすると、
逆に難しかったのですが、
とーまさん説明になったでしょうか?
仕事をしている人からみたら、きれいでもきれいじゃなくても秋刀魚がたくさんいることが大事なことでしょうが、こうして外部から見ている者にとって、海と船の美しさにみとれてしまい、秋刀魚のことは忘れてしまいそうです。
これからも豊漁がつづきますように。
サンマも最盛期に入ったようで忙しく体を休める間もなく仕事に従事してる事と思います。
お体には気をつけて操業してください。
私どもも鹿島灘では秋シラス(カタクチ子)が漁期となり価格維持のため操業時間が短縮漁獲調整を行いながら操業しております。
漁師にとっては獲れる時にどれだけ獲れるかも魅力なのですが、最近では市場に合わせて自分の首を絞めないように考えながら操業しなくてはならない世になってしまいましたね【笑】
一部関係なしにかき回すところもある事にはがっかりですがね。
サンマ船も漁獲調整が厳しく大変な事と思います、でも私たち庶民に安価で美味しくて喜ばれとても感謝されていると思います。
私もサンマを食べる時は命がけで獲ってきたアトムさん達に感謝しながら食べております。
そういえば今年は水揚げ港の違いがあるのかこちら本州ではなかなか型は良くても良い品がスーパで並びません、あの水揚げされたてのパキッとしたサンマまだ見かけなくて残念です。
こんど日本一のアトムさんの獲ったサンマ食べてみたいですね、運が付き私も漁ができそうな気がします【笑】
銚子に入港する時がありましたらぜひアトムさんに会いに行きたいと思います。
では安全操業で大漁お祈り申し上げます。