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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

【14航海目】!

2016年10月16日 | モバイル
10月13日、10時30分・気仙沼入港!

ボンブの折損箇所の交換・Fo系のメンテナンス作業後、帰宅。

そろそろ、秋刀魚漁の船上も季節風に備え、衣替えの時季になった…

冬物の衣類を取りに帰り、末っ子が小学校から帰るのを待ち、
談笑してから船に戻った…。

少し後ろ髪を引かれる思いがするが、
満船状態での市場停泊中は船が心配で、帰宅しても心ここにあらず…

末っ子とゆっくり向き合うのは、漁が終わってから…
漁期間中は優先順位がある…
例外はあるが、漁期終了で船員手帳が自分の手に戻るまでは、
乗組員として自覚しなければ…!

14日、水揚げ・氷の積み込みを終えて、8時40分気仙沼出港。
漁灯を拡げ、三陸沿岸を北上!

21時30分 S/B 調査開始!
23時頃より操業を始め、1回操業しては調査航走のパターン。

日付が変わる頃から冷たい雨が降りだした…

雨の中、纏まった群れを操業、
やや纏まった漁獲で夜明けをむかえ、沖よりに2時間程微速で航走し、漂泊…。

15日・15時30分 S/B。

襟裳岬の南南東沖・日没は16時30分頃。



日没後、航走ストップ中の船の漁灯の明かりの下に秋刀魚が集まっている…

黄昏色の時間ながら、操業開始。

1回操業しては調査航走のパターンで漁獲を纏めていくも、
22時頃になって風向が北西から南に変わると、秋刀魚が群れなくなった…

西よりに調査して行き、若干纏まった群れを操業し、
00時終わり!

南下帰途航走、女川向け。

16日、20時頃の入港予定!