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…漁師アトムの航跡… ~ある沖乗り漁師の綴記~

志津川タコ!

2009年07月22日 | 水産関連

先日、タコが釣れたり、鱧壺に乗ってきたりというのがあったので

もしかしてタコが多いのかな? と思い、宮城県の地方卸売市場、

南三陸志津川魚市場に行ってみました。

朝7時のセリには皆無だった「タコ」が、13時からのセリには

びっくりするほどの「タコ」が……!

従兄弟が市場で働いており、 「アナゴは少なくなったがタコは

連日のように水揚げが続いている」との事!

南三陸のタコは 「志津川タコ」と呼ばれ

西の明石(兵庫県明石市)と

東の志津川(宮城県、南三陸志津川)が美味いタコの

産地として知られています。(知る人ぞ知る)かな…?

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この時期のタコ漁について友達から聞いてみると

「7月1日に沖のタコ漁が解禁となり、例年だと解禁後

10日程で獲れなくなるが、今年はいまのところ大漁」らしい!

どうやら湾内のタコも活発に遊泳しているようです。

沿岸のタコ漁の解禁は、シーズン1回目の「鮑漁」後 と

決められていますので、まだ沿岸ではタコ漁が出来ません!

南三陸で漁獲されるタコは主に「マダコ」と「ミズダコ」ですが

この時期にはどういう訳か、ほとんどが「ミズダコ」です。

冬場の早い時期には、「マダコ」が獲れ始め、

寒さが本格化した頃には大型の「ミズダコ」が浅瀬で獲れます!

タコの水揚げが多い、地域ならではの刺身や煮タコ料理は多いが、

以外にも名産のタコを使った「たこやき店」は無い…。

昨年頃からは、志津川タコをもっと知ってもらおうと

「志津川タコ」をPRし始めたようです!

KHB(東日本放送)「みやぎ、ふるさとCM大賞2008」

で、銅賞だった南三陸町のTV/CMは「タコ」が主役でした。