18日、船に到着して市場を見ると
親戚で我々の船の前船長が乗船している千葉県、
銚子港の船が接岸していたので久々に顔を出しました。
相変わらず元気そうで安心しながら独特のエールを掛け合い、
船に戻り朝7時20分、女川港を出港!
目指した漁場は、故郷、南三陸の緯度線上の沖約80哩!
やはり出港時は乗組員全員がここ数航海、
船橋サイドに並び、目を凝らしながら・・・!
17時から調査、
18時30分、1回目の操業も
やはり魚体組成が悪く南へ調査を進めて行きました。
20時過ぎから操業が本格化、
魚体組成が1-5-4くらいの群れを連続操業。
22時、ついに大群を当て、23時、終わり。
秋刀魚漁船の船団を一番早く抜け、帰途航走!
次第に遠くなる漁火を見ながら漁師の醍醐味を感じ、
「魚価さえ良ければなぁ」と仲間とつぶやき、入浴の番を待つ。
昨夜は2番当直の為、1時間半ほどの睡眠で起こされ、
目薬を注しながらの当直でした。
入港予定時間は6時半頃、
4時に交替し少しでも眠ろうとしたが寝付けず、
それでも横になっただけでも若干安らげるのは
船上生活の慣れでしょう。
6時、入港前のスタンバイは網地島周辺、
先日の座礁、遭難現場とはすぐ目と鼻の先。
この日の朝女川港から出港した僚船、数隻も
我々と同じように島々を縫うように航走しており、
弟が乗る船も見えました!
6時20分女川入港、
入港前に追い抜かれた北海道、
根室船団の最新鋭船に次いで2番船。
水揚げを終えて帰宅の為、車に乗り込んだ時
数隻が入港してきました。
帰宅にかかる時間は約1時間半、
昼頃には「帰宅できそうだ」とか思いながらも
秋の爽やかな風に誘われ、少しだけ遠周り!
山里を通って、前の航海に帰宅する際、
船に忘れたデジカメをもって、しばしの撮影!
久しく更新していないHP(漁師アトムのアルバム)
「故郷の便り」用に!