今日はクロスジフユエダシャクの交尾が見られないかと思って片倉城跡公園の雑木林を見て回りました。
沢山乱舞していましたが残念ながら見つかりませんでした。やはり夜に来ないとダメかな?
神社の注連縄にウスタビガ(薄足袋蛾、薄手火蛾)の雌が止まっていました。
ウスタビガはヤママユガ科・亜科の開張75~110mmもある大きな蛾で10~11月に出現します。幼虫はクリ、コナラ、クヌギ、エノキ、サクラ、カエデ等種々の樹木の葉を食べ、成虫の雌はよく灯火に集まります。写真をご覧の通り4枚の翅には丸い透明の紋がある。
眠っているようなので大きさを見るため私の手に乗せてみました。そのあとは、近くにある樹木の葉の上に戻しておきました。
同じ注連縄にニトベエダシャクも止まっていました。
ニトベエダシャクはシャクガ科エダシャク亜科の蛾で開張30~35mm。10~12月に出現し、幼虫は種々の広葉樹の葉を食べます。
餌が少ないだろうにカマキリがまだ頑張っていました。クロスジフユエダシャクでも狙っているのかな?
以上
ウスタビガの繭は緑色をしていて、冬枯れの中よく目立ちますね。でも、10~11月には羽化しますからほとんどは蛹がなくて空です。
また、ヤママユガ科の蛾は皆大きいですが、日本最大のヨナグニサンはなんと前翅長130~140mmもあります。