5月21日。小宮公園でもオニノヤガラが出てくる頃なので小宮公園を訪れました。残念ながらオニノヤガラもアオテンマも見つかりませんでした。しかし、花畑のヤグルマギクが咲きそろって出迎えてくれました。
正面入り口近くでウメガサソウ(梅笠草)が咲いていました。ツツジ科の常緑小低木で花が梅に似ていて下を向いて咲く様子を笠に見立てたということですがどうでしょうか。高尾山には多くありますが、市内の丘陵でも見られます。
イチヤクソウ(一薬草)はまだ少し早かったようです。辛うじて一輪咲いていましたがほとんどがまだ蕾でした。ツツジ科の常緑多年草で下向きに咲き花柱が長く5mmぐらいもありご覧の通り花から少し出ています。全草が乾燥されて民間薬になるため名付けられた。
何年か前にギンパイソウ(銀杯草)が咲いていたのですが、まだ残っているか見に行ったところ、数輪、草に埋もれるようにして咲いていました。南米原産でナス科の多年草(耐寒性常緑宿根草)で花の形からこの名前が付いた。地下茎でどんどん増えるためグランドカバーに適しているとこと。
ひよどり沢にはハナイカダ(花筏:ハナイカダ科の落葉低木)が葉に果実を乗せています。筏は普通一人乗りなのですが、中には二人乗りや三人乗りがあって面白い。
外周ではホオノキが咲き残っていました。雌蕊や雄蕊が螺旋状に付く花が面白いので挙げておきます。
チガヤ(茅:イネ科の多年草)が多くあり白い花穂を風にそよがせていますが、白い毛が付いた種子(果実)を飛ばせています。
まだ咲いているタンポポにはスジグロシロチョウが吸蜜していました。
正面入り口にあるトサミズキ(土佐水木:マンサク科の落葉低木)には面白い形の果実が出来ていました。
帰り道のJR横浜線片倉駅にあるツバメの巣では雛がすっかり大きくなっているのに親からまだ餌をもらっています。
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