5月23日。長沼公園方面へのお散歩の2回目ご報告樹木の花編です。
お目当のツルアリドオシ(蔓蟻通し)の花が咲いていました。アカネ科の常緑多年草ですが草花編ではなくこちらに入れてしまいました。花は花径の先に必ず2個付き花の基部にある子房は合着しています。果実は赤く熟しますが結実率が低いのかなかなか見つかりません。今年は見つけたいものです。
長泉寺尾根にあるナツハゼ(夏櫨)に花が咲いていました。もう終盤で若い果実も一緒に見られました。ツツジ科の落葉低木で、ある解説には花崗岩の土地を好み関東ロームの武蔵野や相模野には見られないとありますので、長池公園にあるのは珍しいのではないでしょうか?壺状の花は地味な色で葉に隠れて見つけにくい。雄蕊は10個あります。果実は秋に黒く熟し食べられます。
栃本尾根には
ネジキ(捩木)の白い花が盛りです。ツツジ科の落葉小高木で有毒植物。壺状の花が多く下向きに咲くが、果実は上向きになるのが面白い。幹は左巻きに捩じれたように縦筋が付く。
花を下から見たところ。蟻が吸蜜に来ていました。
シラキ(白木)の花も盛りです。トウダイグサ科の落葉小高木。樹皮は灰白色で紅葉が綺麗。花は総状花序を付け花弁がなく花序の先の方に多数の雄花を基部に1~3個の雌花を付ける。遠くにあることもあり私はまだ雌花を確認出来ていません。
ヤブムラサキ(藪紫)も咲いていました。シソ科の落葉低木。
野猿の尾根には
コアジサイ(小紫陽花)が満開。ユキノシタ科の落葉低木。枝の先に複数房状花序を付け全てが両性花で装飾花がない。
イボタノキ(水蝋木)も咲いていました。モクセイ科の落葉低木で樹皮にイボタロウムシがつきイボタロウが取れるため名付けられた。雌雄同株で花は両性花。果実は種々の野鳥が好む。
よく似た木がありました。トウネズミモチでしょうか?
霧降の道にあったこの果実が付いた樹木ですが名前が分かりません。ご存じの方教えていただくとありがたいのですが。(ハム次郎様のご教示によりニワトコの果実と判明しました。ありがとうございました。)
以上
初めまして、ハム次郎と申します。
いつもblogを拝見し、様々な情報をいただいています。
ご不明と書かれていた木ですが、たぶん、ニワトコではないかと思います。
春に小さな白い花を穂状に咲かせ、小さな赤い実をつけます。
違っていたらごめんなさい。
種々検討した結果、ニワトコで間違いないと思います。
ニワトコの花は見ていたのですが、果実は初めて見ましたので見逃したのだと思います。
今後ともよろしくご教示くださるようお願いいたします。
イボタに似た木はセイヨウイボタ(プリペット)と思われます。
プリペットは斑入りも出回り、観葉植物にもなりますね。
多摩ニュータウンがどんどん西側へと開発されておりまして、開発が進むのに従い、新しい種類が植えられるようになりました。初めて鑓水でプリペットを見た時、何の植物か分かりませんでした。
トウネズミモチが咲くのはもう少し先ですね。
最近は遠くへ出かけるのがおっくうになり、近くの片倉城跡公園近辺が中心になりました。
セイヨウイボタ(プリペット)でしたか。
葯の色、雄蕊の突き出た様子等で間違いないと思います。
ありがとうございました。
植物の同定は難しいです。今後ともよろしくご教示ください。