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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2025年 片倉城跡公園近辺:クイナ(水鶏)にやっと出会いました。冬芽3種。

2025-01-16 16:56:49 | 花・野鳥

今日も片倉城跡公園近辺のお散歩です。

湯殿川の殿田橋の少し上流でクイナ(水鶏:クイナ科・属の留鳥)にやっと出会いました。地元の人の話では今年は多くやってきて4~5羽いるのではないでしょうかと。それにしては私が出会うのは遅かった。ほとんど飛ぶことはなく歩いて長距離を移動する。湯殿川には冬期にやってくる。

今日はすぐ前で川底の藻でしょうか採餌(雑食で昆虫等の動物類から植物の茎や種子を食するとのこと)をしていましたが、そのせいか普段は危険を感じるとすぐ隠れるのが、今日は1対1でゆっくり撮影できました。

    

目の色は茶色でしょうか

ちなみに、今日人家の屋根上にいたアオサギの目の色はダイサギと同じく黄色でした。

今日見た冬芽は3種類です。

アジサイ(紫陽花:ユキノシタ科アジサイ属の落葉低木で有毒植物)

頂芽:麟芽ですが芽鱗は早い時期に落ちて裸芽になり2枚の幼芽が向き合う。

側芽:薄い芽鱗があり葉痕の維管束痕は3個で、人の顔に見えますね。

タラノキ(楤木)とハリギリ(針桐):これがともにウコギ科の樹木なので冬芽や葉痕はよく似ています。

タラノキの頂芽:タラノキ属の落葉低木。麟芽で頂芽は大きい。この新芽を天婦羅にするとおいしい。某公園に2本あるのですがいつも誰かに採られてしまいます。葉痕はV字形~U字形で維管束痕は30~40個。

タラノキの側芽:頂芽と比べて小さい。葉痕は見難いですが維管束痕とも頂芽と同じ。

ハリギリ:ハリギリ属の落葉高木。麟芽で芽鱗は2~3個。茎には鋭い針がある。タラノキと同じで側芽は小さい。

以上

 


2025年 長池公園:ロウバイ(蝋梅)、トモエガモ(巴鴨)等

2025-01-15 13:55:24 | 花・野鳥

長池公園を訪問。

長池にはマガモだけしかいませんでしたが、築池にはマガモ、カルガモ、カワウそれにトモエガモがいました。トモエガモは雄6羽と雌1羽がいるとのことです。鳥達は今日は比較的暖かかったのに休憩時間なのかみんな眠っていたり休憩していたりで泳いでいるのはごく僅かでした。

トモエガモ(巴鴨)の雄

  

雑木林ではヒヨドリ、シジュウカラ、メジロなどを見かけましたが、コゲラとヤマガラをなんとか撮影できました。

コゲラ

ヤマガラ

今回も中央園路のキジョランの葉でアサギマダラの幼虫を1匹見つけました。ここでは成蝶は見たことがないのですが、幼虫はよく見つかります。こんな小さな体でよく寒い冬を越せるものです。食痕はあるのですが食べたり動いたりする姿は見たことがありません。

冬の最中で花はほとんどありませんが、ここのロウバイは今が満開です。

  

中央園路からながいけの道へ下る階段の脇にセンボンヤリ(千本槍:キク科センボンヤリ属の多年草)の果実がありました。春には白い花を咲かせていたのでしょうか?

 

外周にあるオオバヤシャブシ(大葉夜叉五倍子:カバノキ科ハンノキ属の落葉小高木)には冬芽ができていました。この冬芽は面白いことに枝につく順序がきまっており、一番上に葉芽が、2番目に雌花序が、3番目に雄花序が付きます。葉芽と雌花序は麟芽で芽鱗は3~4個つき、雄花序は裸芽です。

何の木の冬芽かわかりませんが、面白い形の冬芽がありましたので挙げておきます。(多摩NTの住人様のご教示でクサギ(臭木:クマツヅラ科クサギ属の落葉小高木)の冬芽と判明しました。)

もう少し綺麗に撮っておけばよかったのですが、その下方についていた側芽と葉痕の写真を追加掲載しました。

以上


2025年 片倉城跡公園近辺:アオゲラ(緑啄木鳥)、ウメ(梅)の冬芽 等

2025-01-14 13:30:04 | 花・野鳥

今日は朝から快晴なので久しぶりに朝から散歩に出かけた。

片倉城跡公園の園路にはこんな霜柱ができていました。

小比企から見た富士山もきれいに白雪を被っていました。

片倉城跡公園で

頭上でコツコツと音が聞こえるので見上げてみるとアオゲラでした。久し振りの出会いです。

湯殿川では今日もカワセミに出会いました。

メジロもいました。

湯殿川沿いにある梅の花芽が大分膨らんでいるように感じます。梅の冬芽(花芽と葉芽と葉痕)です。

花芽は大きいほうの偏球形をした方で葉芽は小さな円錐形をした方です。葉芽は麟芽で葉痕は偏円形で少し膨らみ維管束痕は3個。花芽がこんなに膨らんでいると春近し?という感じがします。

片倉城跡公園にあるネムノキとマユミの冬芽です。

ネムノキ(合歓木:マメ科ネムノキ属の落葉高木):冬芽は隠芽で葉痕の中に隠れて見えないというのは面白い。葉痕のすぐ上にあるのは副芽です。葉痕は三角形で維管束痕は3個。

マユミ(真弓:ニシキギ科・属の落葉低木):冬芽は麟芽で芽鱗は8~12個あり白い縁取りがある。葉痕は半円形で維管束痕は1個。

自宅近くの人家に植栽されているシュウメイギク(秋明菊:中国原産の帰化植物でキンポウゲ科の多年草)には白い毛が付いた種子ができていました。

以上


2025年 多摩森林科学館:ミヤマホオジロ(深山頬白:冬鳥)、スイショウ(水松)等

2025-01-13 19:34:24 | 花・野鳥

今日はミヤマホオジロを見るために多摩森林科学館を訪問。

ミヤマホオジロ(深山頬白)はホオジロ科・属の野鳥で日本には冬鳥として主に中部以西にやってきますが東日本には少ない。ここには毎年比較的多くやってきます。何とか見ることができましたが、写真は証拠写真になる程度でうまく撮影できませんでした。枯草の中で採餌していましたが小さいのと保護色になっているのでうまく見つけるのが大変です。次回は綺麗に撮影したいものです。

  

ご参考までに昨年1月22日にここで撮影したミヤマホオジロの雄を挙げておきます。

前回12月25日訪問時に咲いていたコブクザクラがまだ咲いていましたし、クサボタンの果実もまだ白い毛を出して健在でした。

ここではソシンロウバイがやっと咲き始めていました。科学館の外では1輪だけ、中では数輪咲き始めです。

  

柳沢林道脇にスイショウ(水松:中国南部原産でスギ科の落葉針葉樹)が数本あります。葉が松に似ておりラクウショウと同じように水辺を好むので名付けられた。ヒノキ科のラクウショウやメタセコイアとよく似ており、紅葉が綺麗です。

写真では少し見難いですが葉は全部紅葉・落葉せずに一部緑のまま残ります。また球果がついているのが見えます。

 

サンショウバラ(山椒薔薇:バラ科・属の落葉小高木)の冬芽です。麟芽で芽鱗は3~4枚、葉痕は浅いV字形で維管束痕は3個。サンショウバラの名前の通り棘と冬芽の様子がサンショウのそれとよく似ています。

以上


2025年 片倉城跡公園:ヒヨドリとセンダンの果実、スミレの種子 等

2025-01-11 15:57:36 | 花・野鳥

片倉城跡公園に生えているセンダンには今果実が沢山なっていますが、ヒヨドリの小群が群がり果実を食していました。この果実は灰白色で角があり硬くて小さな野鳥は食べられないとのことでほとんどがヒヨドリの餌となるらしい。あとムクドリ、ヒレンジャク、イカル等が少し食べるようです。

  

先日ご紹介したスミレの果実が開裂して種子を出していました。これから弾けて種子が散らばるのでしょう。

 

片倉城跡公園ではムサシアブミの果実が真っ赤に熟し暗い林下で目立っています。

早春に咲くミズバショウが新芽を出していました。

ハリギリの大木が1本ありますが、それから種子が落ちて繁殖したものでしょうがあちこちに小さなハリギリがあります。その冬芽です。麟芽で芽鱗は2~3枚。葉痕はV字型で維管束痕は9~15個。

今日出会った野鳥はジョウビタキとアオジでともに可愛い目をしています。

ジョウビタキの雌雄

 

アオジ

以上