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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2025年 片倉城跡公園近辺:カイコバイモ(甲斐小貝母)がやっと咲いていました。等

2025-03-07 19:12:04 | 花・野鳥

今日は風は強いが日差しが暖かく感じる日でした。

片倉城跡公園で長い間蕾だったカイコバイモ(甲斐小貝母:ユリ科バイモ属の多年草)が2株咲いていました。蕾の株は大分増えてきました。下を向いて咲くのであまり目立たない花ですが、このあたりで生育しているのはここだけの貴重な花で人気があります。今のところ遠くにしか咲いてなくて手近なところには見つかりません。

   

フデリンドウ(筆竜胆)に小さな蕾ができていました。

その他では

セツブンソウが盛りで沢山咲いています。ミスミソウも大分咲きました。フクジュソウは終盤です。アズマイチゲは沢山あるのですが、今日は日当たりがいいのに風があり寒いせいか花が開いていませんでした。アオイスミレは咲いているのが2株になりました。

ヤブツバキが満開でその下を見ると落花の絨毯になっています。

 

農家の庭にフキノトウが沢山出ていました。

湯殿川等で出会った野鳥は

湯殿川で久し振りにイソヒヨドリの雄(左上)に出会いました。小比企の畑地でタヒバリ(右上)の小群が採餌していました。湯殿川でキセキレイ(左下)。ムクドリ(右下):我が家の雨戸の戸袋に営巣したことがあります。東京で最初に出会った鳥で、図鑑を買って名前を調べ野鳥に興味を持ったきっかけになりました。

湯殿川でコガモの雄:コガモはまだ北へ帰らず、沢山います。雄はよく見ると翅に細かい縞模様があり綺麗な鳥です。

以上


2025年 片倉城跡公園近辺:ハナノキ(花の木)、コゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢)等

2025-02-27 16:08:56 | 花・野鳥

八王子みなみ野に八王子市幹線1級5号線が走っているが、その国道16号以西にハナノキ(花の木)の街路樹が植栽されています。ハナノキ(花の木)はカエデ科・属の落葉高木で雌雄異株。早春に葉が出る前に赤い花をつけ樹全体が赤く見えるほど綺麗でそのうえ秋の紅葉も真っ赤で綺麗です。その雄花が咲き始めました。まだほんの一部ですがそのうちに沢山咲くでしょう。

その並木の下にコゴメイヌノフグリ(小米犬の陰嚢:ゴマノハグサ科クワガタソウ属の1年草でヨーロッパ原産の帰化植物)があり、花をたくさんつけていました。この花は最初小石川植物園に移入されそれが逸出して各地に散らばっているものですが、私が知っているだけでも八王子市内で松が谷の大塚公園の近辺、山田川と浅川の合流点近くの北野町、南浅川の西浅川町等4か所以上にあります。

 

大きさですが半開きのコゴメイヌノフグリの傍にオオイヌノフグリが咲いていました。おおよそですが大きさがわかると思います。

片倉つどいの森公園にカントウタンポポが咲いていました。セイヨウタンポポに駆逐されて少なくなったといわれていますが、当地ではまだまだ多く生育しています。

片倉城跡公園ではカイコバイモの蕾が3株になったようですが、まだ蕾は開きません。

杉の木が枯れたような色になり花がびっしりついているようです。いやな花粉のシーズンですね。

今日出会った野鳥はエナガ、シジュウカラ、コゲラでした。

エナガ:シマエナガが可愛くて有名ですが、このエナガも負けずに可愛い小鳥です。

コゲラ

住吉神社の社殿に冬尺蛾の1種ヒロバフユエダシャクの雄が2頭止まっていました。雌は翅が退化して飛べませんが今冬はまだ見つけていません。ご参考までに過去に撮影した雌を挙げておきます。冬尺蛾の中でも春先に出てくる蛾です。

 

ご参考:ヒロバフユエダシャクの雌

以上


2025年 長池公園:ヒガンバナ(彼岸花)の葉、コモチシダ(子持羊歯)等

2025-02-25 20:01:00 | 花・野鳥

長池公園もやはりまだ冬景色で花は少ないです。

自然館の中庭で保護されているイヌノフグリは花が咲いていたのですが、果実はまだできていませんでした。しかし、小さいので見逃したかもしれません。花も直径が4mmぐらいと小さい。

自然館の中庭のフクジュソウは終盤で萎れていましたが、外の花壇にあるものはまだ綺麗です。

梅園の紅梅は見ごろを迎えています。

自然館前のマンサクはやっと咲き始めていますが、小宮公園のマンサクと比べると咲くのが遅い。

他に咲いているのは終盤のロウバイとオオイヌノフグリぐらいです。

里山の家近くにヒガンバナの葉が茂っていました。ヒガンバナの葉は花が終わってから現れてこのように束生し、間もなく(3~4月頃)消えてしまいます。春に葉が出て夏に葉が消えてから花が咲くキツネノカミソリと対照的です。

外周の林縁にシダ植物でシシガシラ科コモチシダ属のコモチシダ(子持羊歯)がありますが、この羊歯は面白い。

他の羊歯同様ソーラス(胞子嚢群)を持ち胞子により繁殖しますが、葉の表面に無性芽を形成しいわゆる栄養繁殖もします。次の写真に見られるように胞子嚢群と胞子嚢群の間や末端から突起が出き、やがて葉が出てきます。この無性芽が落ちて定着・成長すると別のコモチシダになるわけです。

築池には今日もマガモとトモエガモがいました。

トモエガモの雄2羽

トモエガモの雄と雌、マガモの雌2羽

マガモの雄2羽

トモエガモの雄4羽と雌1羽

もうすぐ両者とも北帰行するのでしょうが、その後はカルガモだけになり寂しくなりますね。

以上


2025年 片倉城跡公園:春の花の芽生え等、南浅川町のザゼンソウ

2025-02-21 16:13:52 | 花・野鳥

片倉城跡公園で春に咲く花の芽生えがいくつか見られました。

ミズバショウ(水芭蕉:サトイモ科ミズバショウ属の多年草):この公園の湿地に何年か前に誰かが植えたのでしょうが、1月から出ており順調に生育していますが花はまだ見えません。

これも1月から出ていますが、フデリンドウ(筆竜胆):リンドウ科・属の越年草の越冬芽。まだ蕾が出できていません。

アミガサユリ(編笠百合):ユリ科バイモ属の半つる性多年草。別名バイモ(貝母)で花期は早春の3~4月。

カタクリ(片栗):ユリ科カタクリ属の多年草で花期は3~6月。ご覧の通り、発芽当初は赤色をしていますが、開くと斑(まだら)模様になります。

これは春ではなく6月頃に咲く花ですがヒメザゼンソウ(姫座禅草):サトイモ科ザゼンソウ属の多年草。あちこちに出始めました。

ヒメザゼンソウの発芽を掲載しましたので、

今日ではなく昨日のことですが、同じ仲間のザゼンソウ(座禅草:サトイモ科ザゼンソウ属の多年草)が咲いていると他のブログで見ていましたので南浅川町へ見に行ってきました。ヒメザゼンソウの花(仏炎苞は5cmぐらい、肉穂花序が2cmぐらい)が小さいのに対し、ずいぶん大きい花(仏炎苞:10~20cm、肉補花序は3cmぐらい)が咲いていました。

  

片倉城跡公園で野鳥のアオジを今日も見ました。すぐ近くでも逃げませんでした。雌です。

以上


2025年 片倉城跡公園近辺:カイコバイモ(甲斐小貝母)、カワウ(川鵜)等

2025-02-19 16:27:21 | 花・野鳥

片倉城跡公園でカイコバイモ(甲斐小貝母:ユリ科バイモ属の多年草)の蕾が1輪出ていました。ミスミソウ同様もうすぐ咲くでしょう。昨年は2月20日にはカイコバイモが咲き、ミスミソウも沢山咲いていました。今年は咲くのが遅い。

セツブンソウの花は8輪に増えていました。まだまだ増えるはずです。

湯殿川では

カワウが盛んに水中で採餌していました。しかし、魚を捕えた様子は見られませんでした。

潜水直前から水中のカワウ

   

カワウが飛んできたのに追われて珍しく電線に止まったセグロセキレイです。

今日もクイナに出会いました。この場所で何回か出会っていますが皆同じ個体でしょう。

以上