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八王子市のお散歩日記

自然豊かな八王子市内をお散歩しながら植物・昆虫・野鳥等を日記で綴る

2022年 片倉城跡公園近辺:アオテンマ(青天麻)、コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)等

2022-06-15 17:02:38 | 花・昆虫・野鳥

片倉城跡公園近くの雑木林ですでに終盤のアオテンマを2本見つけました。いままで2019年に出た場所を見ていたのですが、少し離れた場所に出ていました。もう少し早く見つけていたらと残念ですが、ともかく今年2カ所で見ることが出来ました。

 

すぐ近くにここでもオニノヤガラが1本出ていました。

また、片倉城跡公園ではコバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)が咲き始めていました。コバノカモメヅルはキョウチクトウ科カモメヅル属のつる性多年草で林縁などに生える。この辺りでは草刈りのため果実が出来るまで残らないのが残念です。

湿地のハンゲショウ(半夏生、半化粧)の葉が白く色づき始め蕾が出てきました。ドクダミ科ハンゲショウ属の多年草で水辺や湿地に生えます。マタタビと同じように花期には葉の色が白く変わるのが面白い。

ついでに今日五弁のドクダミを見つけました。これで幸せになれるかな?

同じく湿地で

ミゾホオズキの果実を見つけました。この果実の形がホオズキの果実に似ているため名前が付いたといわれています。

コナスビの果実です。

表からでは見えにくいのですが、裏返してみると沢山の果実が付いていました。

果実といえば、ユキザサに果実が1個だけ付いていました。赤く熟すまで残っているといいのですが。

ホウライシダがあったので葉裏を見てみるとソーラス(胞子嚢)が出来ていました。ホウライシダのソーラスは葉の裏面の縁にできます。白く見えるのがソーラスです。これからはシダ類にソーラスが出来る時期なので観察してみよう。

 

今日は久し振りでキジの雄に出会いました。

  

湿地の木道にカルガモがジッとしていたので死んでいるのかと思ったのですが動きました。寝ていたようです。人出が少ない雨模様の日だったのですがのんびりしたカルガモです。

以上


2022年 片倉城跡公園近辺のお散歩:カルガモの親子、オトシブミの揺籃等

2022-05-22 21:07:20 | 花・昆虫・野鳥

湯殿川で今年初めてカルガモの親子連れに出会いました。コガモは9羽いましたが、最後は何羽になるのでしょうか?これからいつものことながら自然の厳しさを感じさせられます。なお、今年はバンの親子には出会えませんでした。

片倉城跡公園のエゴノキにオトシブミ(昆虫)の揺籃が沢山出来ていました。揺籃はエゴノキの葉を丸めて中にオトシブミが卵を産み付けたもので、これが地面に落ちると昔の手紙(手紙を筒のように丸めたもの)が地面に落とされたと見做し、昆虫の名前のいわれとなった。

ご参考:オトシブミの1種であるウスモンオトシブミ

アカボシゴマダラに出いました。今年初めてです。産卵中のようでした。

片倉城跡公園へ行くまでの道で

ホタルブクロが咲いていました。ホタルブクロ(蛍袋)はキキョウ科ホタルブクロ属の多年草で萼片の湾入部に反り返った付属体がある。無いのがヤマホタルブクロといいホタルブクロの変種です。

 

小比企の畑地脇にコヒルガオが沢山咲いていました。コヒルガオはヒルガオ科・属のつる性多年草で花柄の上部に翼があり、苞の先が尖ります。よく似たヒルガオは花柄に翼がなく、苞葉の先は丸くて尖りません。

 

片倉城跡公園の菖蒲田の石垣に

早くもミゾホオズキが咲いていました。ミゾホオズキ(溝酸漿)はハエドクソウ科ミゾホオズキ属の多年草で谷川や溝のほとりなどに生え花期は6~8月です。果実がホオズキに似ています。

コナスビも咲いていました。コナスビ(小茄子)はサクラソウ科オカトラノオ属の多年草で低地や山地の草原や道端に見られ、地面に這うように小さな背丈で小さな黄色い花を付ける。果実の黒く熟した色が茄子に似ているため名付けられた。花がもっと開いた状態で再撮影したい。

 

樹木の花では

センダン(栴檀)が咲き始めていました。センダンはセンダン科・属の落葉高木で小さな団子のような沢山の果実を付ける様子から千団子から栴檀となったらしい。

 

イイギリの雄花も咲いていました。イイギリ(飯桐)はヤナギ科イイギリ属の落葉高木で雌雄別株で花には花弁がなく萼片が5~6個付き雄蕊は多数ある。これは雄株で果実はできません。秋に赤く熟した沢山の果実は良く目立ちます。

  

以上