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ウイングマンは、1983年から少年ジャンプ誌上で連載された、桂正和氏原作の漫画。夢戦士ウイングマンは、その漫画の好評を受けて翌84年から85年まで、テレビ朝日系列で一年間放映されたTVアニメ。中学校生活という舞台に、変身ヒーローものを持ち込んで、(人間以外の)美女が日常生活の中に転がり込んできて一緒に暮らすという、うる星やつら以降定番となったラブコメ要素をも持たせた作品。
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異次元空間よりやってきた夢あおいとひょんなことから出会った主人公の広野健太は、あおいが持っていた書き込んだことが現実になるというドリームノートを手に入れる。早速、自作のヒーローであるウイングマンを書き込んだ健太は、夢にまで見た変身能力を手に入れることになるが・・・。今でもフィギュアが数多く発売されるなど、根強い人気を誇る作品です。
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全47話入った、DVD-BOXがこの値段(2,400円~程度)というのはえらく安い気がしますが、これはフランス・インポート版。国内版だと1と2に別れていて、それぞれが3万円(中古でも1万5千円)ほどします。フランス語版なのですが、吹き替えもオリジナル日本語とフランス語が入っていて、字幕も消せるので特に問題はない。画質の方は、さすがにデジタルリマスター版というわけではないのでそれなりですが、それでもこの値段であればOK。
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国内版のような豪華なBOXセットというわけには行きませんが、4つ折になっている。
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外国っぽいアレンジもなくて、素直で綺麗なパッケージング。
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四つ折のパッケージの中に、全47話、8枚組みDVDがどのように収められているかというと、ケースが2重になっており、裏表にDVDが収納されている。この値段で出すためのコストを抑える工夫として考えれば、好印象が持てるのではないでしょうか。
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輸入版を買う場合の注意点としては、DVDには国別のリージョンコードが決められている。そのためリージョンが異なると国内版のプレイヤーでは再生できない。(米国カナダはリージョン1、日本はリージョン2、中国、東南アジアはリージョン3)。英国や欧州の場合だと、日本と同じリージョン2なのだが、今度は映像方式(NTSC:日本、アメリカ、カナダ、PAL:英国、ドイツ、オーストラリア、シンガポール、中国、スペイン、SECAM:フランス、ロシア)が異なるため、やっぱり国内版のプレイヤーでは再生できない。ただし、PCで視聴する分には映像方式は問題ないし、リージョンフリーのDVDプレイヤーも3,000円~くらいから売っているため、それほどハードルは高くはない。
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テレビアニメのDVD-BOXやらドラマのDVD-BOXは、大概が高価でブックオフ等で半額で見つけたとしても1万円~1万5千円とか、なかなか買うことが難しいですが、海外版であればかなりハードルが低くなる。米国版でリージョン1だと、PCでは見ることができない(正確には、PCでの視聴には制限がかかる)ため、リージョンの同じヨーロッパ版が、手頃で無難かなと思います。懐かしいけど、一万円も出すのはなあという向きにはなかなか良い一品だと思います。
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ウイングマンの思い出としては、ジャンプの連載は毎号読んでいましたが、テレビ版は部活やらの関係でほとんど見てなかった。それまでは、子供向けと思われていた変身ヒーローを、ラブコメの要素を入れてもう少し上の年齢層に向けて再構成した点が新しかった。国家の秘密機関に所属する特殊部隊や改造人間とかでもなく、単なる中学生を主人公にすえ舞台を学校にしたことから、より身近なヒーローになった。聖戦士ダンバインやRPGなど、このころ流行り始めたファンタジーを取り入れていることも新鮮で、学校という日常の空間が異次元空間とつながり非日常の場所になるという設定が、学園祭などの学校でのちょっとした非日常の場面と重なって楽しかった。
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個人的には、原作の漫画版よりもテレビ版よりも印象に残っているのが、少年ジャンプの人気連載漫画をエニックスがゲーム化したウイングマン。同時期に北斗の拳などもゲーム化されていた。それまでのアドベンチャーゲームだとPCの性能の関係で、ラインで線を引きペイントで色を塗るという過程が見えるものだったが、こちらはグラフィックが瞬時に表示されるようになっており、完成度が高かった。進行の過程で、小さなウイングマンのキャラクターが敵と戦うアクションゲームも付いていて、ちょこまかと敵と戦うのが楽しい作品だった。
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ということで、80年代のジャンプ好き、ウイングマン好きにはお勧めしたい、フランスインポート版の夢戦士ウイングマン TV版 コンプリート DVD-BOXでした。
参考:Wiki ウイングマンの項、夢戦士ウイングマン・集英社/東映アニメーション、OLD GAMERS HISTORY Vol.11 アドベンチャーゲーム・パズルゲーム草創期編・メディア・パル
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