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ハイパーオリンピック チャレンジ5・バンダイ/コナミ

2006-12-06 23:32:03 | 電子ゲーム

 これは、コナミの『ハイパーオリンピック』(1983)をバンダイがFLゲームに移植した、『ハイパーオリンピック チャレンジ5』です。当時、ハイパーオリンピックはちょっとしたブームになっていて、ファミコン(85)やMSX(84)にも移植されていました。


 当時のゲームセンターや駄菓子屋には、『ゼビウス』等と並んで『ハイパーオリンピック』がたいてい置いてありました。これはオリンピック競技6種目(100メートル走、高飛び、槍投げなど)を、走るためのランボタンとジャンプボタンを駆使して、その競技の記録を競うゲームです。ランボタンを連打して早く走り、タイミングよくジャンプボタンを押すというシステムでした。おそらくこれが、連射速度を競うゲームのはしりだったと思います。


 ボタンを普通に押していたのでは、疲れるばかりでたいした記録はでません。そのためボタンを爪で擦るように押す、定規を使って連射をするなど、ゲームセンターや駄菓子屋でプレイする子供達の中から様々な技が生まれました。ただ定規を使うと操作パネルに傷が付いてしまったり、ボタンが痛んでしまうため、定規禁止になってしまうなどの、ちょっとした問題にもなりました。ファミコン版も発売時(85)になかなかの話題作となり、専用コントローラーや、今では有名な稀少ソフト『志村けんのバカ殿限定版』などが出ました。私はMSX版を持っていたのですが、MSX版はスペースキーがランボタンだったため、連打のし過ぎでキーボードを痛めてしまった悲しい思い出があります。


 『ハイパーオリンピック』が発表された83年は、FCが発売された年でもありますので、時期的には電子ゲームよりFCのイメージの方が強いゲームですね。この『チャレンジ5』は、おそらく84~85頃に発売されたものだと思いますが、あまり記憶にもなく、電子ゲーム末期で注目も集めなかったのではと想像します。ただ、この『チャレンジ5』は電子ゲーム末期に発売されただけあって、出来は良いです。5種類の(100m走、ハードル、槍投げなど)ゲームを詰め込み、スクロールも再現しています。ハーフミラーを使い競技場イラストの上にキャラ表示していますので、画面も結構綺麗です。


 その後も『ハイパーオリンピック』は息の長いシリーズとなり、オリンピックシーズンになると復活してくる定番ソフトになりました。北京オリンピックでも、任天堂Wii(ウィー)あたりで再び登場してくるのでしょうか。


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