80年代Cafe

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エイリアンチェイス(ALIEN CHASE)・トミー

2007-03-21 21:38:54 | 電子ゲーム
 エイリアンチェイス(ALIEN CHASE)は、1983年にトミーより発売されたLSIゲーム(FLゲーム)です。新めのネタが続きましたので、ちょっと古めのゲームネタをやります。これは珍しいというほどではありませんが、割とマイナーな機種のため、紹介している国内サイトもあまりありません。むしろ海外サイトの方で、多く採り上げられています。

 ゲームの内容としては、宇宙飛行士を操作して、宇宙船より現れるエイリアンを捕獲、自分の基地に連れ帰る数を競うというものです。FL(蛍光表示管)後期に開発された、反対側が透けて見えるスクリーンを使用していますので、反対側より2人で対戦プレイできるようになっています。この時期、他社からも『FL U-ボート大作戦』、『FL北斗の拳』、『燃えよガンダム』(バンダイ)、『ペイントローラー』(学研)など、この透過性の蛍光表示スクリーンを使用したものが発売されていました。この手のものは、どうしても装置が大型になり、また高価にもなってしまうため、FL後期ということもあってあまり売れなかったようです。当時、私もこれをデパートで見た記憶がありますが、画面は凝っていて綺麗だけど、高いな~と思った記憶が残っています。

 83年製で電子ゲーム後期に当たりますので、おそらくクリスマス商戦の時期には、すでにFCに注目が集まっていたのではないのでしょうか。私はこの頃、ぴゅう太が欲しかった記憶がありますが、もう電子ゲームの季節は終わり、自分でプログラムを組めるPCが家庭に入ってくる時期に差し掛かっていたのだと思います。(オデッセイさんに当時のトミー技術者の方のインタビューが掲載されています) ただ蛍光表示管後期だけあって、画面はかなり凝っていて綺麗です。画面上にキラキラと星がながれ、巨大でカラフルなキャラが表示されて、なかなか派手です。画面の真ん中に巨大なUFOが鎮座しており、アームを伸ばして邪魔をしてきますので、同社『キングマン』のような強烈なインパクトもあります。ただこの時期には、LSIゲームにもゲームセンターからの移植ものや、アニメキャラを使用したものが多くなっていましたので、オリジナルキャラでは苦しかったのではないでしょうか。また海外に出すことを意識してか、マニュアル裏には英語の解説も掲載されており、箱のパッケージも渋めになっています。

 ただ高価なFL機は、やはりクリスマスくらいしか入手する機会がありませんでしたから、FL機をみると年末のわくわくするような気分はよみがえって来ますね。ゲームブックも冬の夜に勉強をするフリをして、隠れて遊んだ頃の空気がよみがえってきますので、私は、ここら辺りにどうしても弱いです。90年代後半くらいからの、古い玩具のブームによってブリキ、ソフビ、超合金、G&W、FCなど古い玩具が、再び脚光を浴び流通するようになりました。ネットの発達により、古い玩具を扱うサイトやオークションなど、古いものに対する情報も手に入りやすくなりました。それにしても、まさかこんな時代になるとは、昔は想像もしてませんでしたねえ。


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