カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1556 『映画 リオ・グランデの砦  Rio Grande 2』 写真集だね。

2016年01月21日 | 日記






 『リオ・グランデの砦』 2016年1月21日







オレは、心が疲弊してくると、知らず知らずヘッドホーンをつけて音楽を聴く癖がある。高尚な音楽じゃないよ、余計に疲れる。

昨日も『パリは燃えているか』を何べん聴いたかね? そいで更新してからユーチューブをウロウロして

オレの心の故郷、アメリカ西部のほうに散歩してきたよ。「おまえはインディアンか?」 イメージが潰れるような悲しいことを云うなよ。






オレの前世は、白人の騎兵隊員だよ。「なんで解んねん?」 血だよ、血が、それを気づかせてくれるんだよ。「ホンマかよ?」

『リオ・グランデの砦』のタイトルバックに流れるビクター・ヤングの音楽は、俺の心を癒してくれるんだね。

曲の題名も知らないんだけど好きなんだねえ。開拓者たちの出どころだったヨーロッパ民謡を編曲してるのかなあ? 解らんね。






ジョン・フォード監督が撮った西部劇には、此の「リオ・グランデの砦」に拘わらずバックグラウドでよく流れるんだよ。










































昔の録音だから音質がいいとは、とても云えないけど抒情を駆り立てるような趣というのかねえ? よう言い表さないけど、兎に角、いいんだねえ。

メインとなる優しいメロディーの部分だよ。繋ぎのドッタンバッタンドンドンドンなんてとこはどうでもいいの。

「なんやねん、其のドッタンバッタンドンドンって? せめて楽器で表現しろよ」 解らん、ドラムかな? 激しい音色のところのことだよ。






映画でも、其の優しいメロディーの部分だけが流れるんだよ。それらしいシーンの情景が目に浮かんで心が熱くなるんだよ。











John Wayne - RIO GRANDE (1950) - Soundtrack Victor Young












いろんな運命を背負った者たちが寄り添って助け合って生きていかねばならない開拓時代、絶対死なないジョン・ウェインは、心の拠り所。

屈強な身体にタフな精神、頼りになって道を創る人、そして優しくて陽気で豪快、憧れの人柄に人々は寄り来るんだね。

迷える西部に道を照らして人々を導いた男、アメリカが生んだ正義の人だね。



















































『カービー・ヨーク中佐役のジョン・ウェイン』

























製作:メリアン・C・クーパー、ジョン・フォード

監督:ジョン・フォード

脚本:ジェームズ・ケビン・マクギネス

原作:ジェームズ・ワーナー・ベラ

撮影:バート・グレノン、アーチー・J・スタウト

美術:フランク・ホテリング

音楽:ヴィクター・ヤング

編集:ジャック・マレー






『リオ・グランデの砦』原題: Rio Grande 1950年製作 アメリカ映画 ジョン・フォード監督作品








 『モーリン・オハラ』







 『ジョン・ウェイン』








ジョン・フォード監督作品の中の『アパッチ砦』 『黄色いリボン』と並んで「騎兵隊三部作」と評される最終作の『リオ・グランデの砦』

何年経とうが関係ないね、オレは、こんなのが大好きだね。生きてるって実感するんだよ。「そんな大層な」 やかましいっ。

粗筋はどうでもいいんだけど、「映画紹介してストーリーを書かん奴おらんぞ」 此処にいるよ、めんどいね。















『ベン・ジョンソン、モーリン・オハラ、クロード・ジャーマン・ジュニア、ハリー・ケリー・ジュニア』








カービー・ヨーク中佐(ジョン・ウェイン)は、南北戦争では、シェリダン将軍(J・キャロル・ナイシュ)の率いる北軍に参加して、

或る作戦中に妻(モーリン・オハラ)のシェナンドーの親族の所有地を焼き払ったことから、

怒った妻は、一人息子ジェフ(クロード・ジャーマン・ジュニア)を連れて東部に残って別居してしまった。





戦後、ヨーク中佐は西部でインディアン討伐の任に当たっていたが、凶暴なアパッチ族は西部を荒らしては、国境を越えてメキシコへ逃れるので、

米騎兵隊は、それ以上追うこともならずイタチゴッコを繰り返すばかりだった。此のくだりは 『ダンディ少佐』と内容が似てるね。

そんな折、隊に新兵が派遣されてくる。その新兵の中に一兵卒としてヨーク中佐の一人息子ジェフが居た。


























『長く会えなかった息子ジェフと対面するも軍隊上下関係の規律は厳しい。一兵卒の姿勢を崩さぬ息子がテントを去ると

大きくなった息子の背丈を自分と照らしてテントの生地に書き込むんだね』








シェリダン将軍が砦に視察に来る際、息子を追ってヨーク中佐の妻キャサリン(モーリン・オハラ)もついて来るんだね。

キャサリンは息子の除隊を願うが、それは許されず彼女も砦に滞在することになる。モーリン・オハラは、ジョン・ウェインの映画でよく共演するね。

この映画の彼女は、飛び抜けてすごく綺麗だね。綺麗盛りの時だったのかなあ? 














『キャサリン(ヨークの妻)は、クインキャノン軍曹(ヴィクター・マクラグレン)とは顔見知りなんだけども「放火魔」と称して敵視している』









シェナンドーでクインキャノン軍曹等が親族の所有地を焼き払ったのは、「軍の命令で 彼は、それに従っただけだよ」とヨーク中佐は、

事情を説明するんだけど、キャサリンの怒りは収まらない。このクインキャノン軍曹を演じるヴィクター・マクラグレンって人は、ジョン・フォードの

映画では常連で騎兵隊の軍曹役のイメージがぴったりなんだね。憎めない人柄だね。













『互いに相手が嫌いで別れたのではなく、南北戦争故の北部と南部の事情が二人の間に溝を設けただけなんだね』










『大西部の静寂の夜、ヨーク中佐のテントでは、ランプの明かりに照らされて、遠い昔のように夫婦水入らず夕食』










『シェリダン将軍を迎えて晩餐会、キャサリンが出席して花を添える』





















『砦の生活に馴染んだ頃、ヨーク中佐は儀礼服で正装してキャサリンに復縁の申し出をするんだね』









クインキャノン軍曹等古参の上官が新兵を乗馬訓練するシーンがある。新兵の中にとんでもない乗馬の達者な男たちが居て

古参の者たちを驚かせるんだね。その新兵をベン・ジョンソン、ハリー・ケリー・ジュニアが演じてる。

誰もができるものではないローマ式立ち乗りをやってみせるんだね。ジョン・フォード監督映画ならではのスピード感が心地いい。














『クインキャノン軍曹を演じるヴィクター・マクラグレン』











『ベン・ジョンソンとハリー・ケリー・ジュニアのローマ式立ち乗りのシーン』








併走する二頭の馬の背を跨いで立って走るハイレベルな乗馬術であるローマ式立ち乗りをジョン・フォードからマスターするよう命じられた

ベン・ジョンソンとハリー・ケリー・ジュニアは、三週間でこの乗馬方法を身につけ撮影ではノースタントで挑んだんだね。

ベン・ジョンソンは、ジョン・フォード映画の常連で馬の扱いは素晴らしいものがある。





















そうこうする間にアパッチ族の襲撃があり、危険が差し迫った砦から女子供を幌馬車隊で避難させることになる。























ヨーク中佐の妻キャサリンも、その幌馬車隊に同行、息子や息子の仲間を含めた護衛隊が随行する。























しかし、アパッチ族は、砦ではなく、この幌馬車隊を襲撃してくるんだね。逃げ遅れた幌馬車が捕獲されてしまう。其の幌馬車には、多くの

子供たちが乗せられていて世話係の婦人は惨殺される。

保安官に追われて軍に入隊したベン・ジョンソンの働きで、無事、ヨークの息子を伝令に走らせる。













『陰に日向に幌馬車隊の前後を見守っていたベン・ジョンソン、ヨークの息子を伝令に走らせ、追ってくるアパッチ3人を撃ち倒す』










『馬の扱いが実に鮮やかで、盾代わりに馬を寝かせて、走り来るアパッチを狙い定めて撃ち倒すと、

落ちた帽子を被りつつ馬を起こしたら乗馬の態勢になってる。生きてる馬を思い通りだね、オートバイでも、こうはいかんで』










『一方、猛追するインディアンから幌馬車隊を安全な場所に誘導する護衛の将校 もう、おもくそ、ぶっ飛ばしてるね』











『馬車を倒して障害物を構築、向かい来るインディアンを迎撃する騎兵隊員ら』











『ヨーク中佐の大隊が間に合った』











『インディアンを蹴散らし駆け付けて、円陣の中にキャサリンの無事な姿を見届けて胸をなでおろすヨーク中佐』











『ヨーク中佐の援軍が到着、伝令に走った息子の安否を気遣うキャサリン』









追撃を躱して円陣を組みインディアンの攻撃に耐えた残りの者たちは、ヨークの息子の伝令で駆け付けたヨーク中佐の援軍で救われる。

キャサリンも、その中に無事に居た。事態は急を告げて、ついにシェリダン将軍はヨーク中佐に越境の内諾を与えた。

越境は、軍法会議で裁かれる違法行為であることを知りつつ、その任を受けたヨーク中佐は、敢然と部下を指揮して長駆メキシコへ





追撃する行程にあった。伝令の役を果たしたヨークの息子も、その大隊の中に在って、無事な姿にキャサリンは安堵する。

アパッチは、さらった子供たちを連れメキシコへ逃亡している。ヨーク中佐は、救った民間人を砦に戻し

その足でアパッチを追撃するんだね。

























フィルムから画像を取り出すのと違って有り合わせで繋ぐのは、しんどいねえ~。後先、訳解らんようになってくるんだね。

「写真の配列、合ってんか?」 多分合ってるだろうかね? 「多分、合ってるだろうかねって頼りないな」

まあ、写真の閲覧って感じで見て貰えればいいんじゃないの? みんな、恰好いいし美人だし目の保養になるよ。





オレは、少年の頃は、物語よりも場面、場面の恰好良さにしびれていたからね。こうして写真を見てると、当時のオレを思い出すよ。

「なかなか終わらないね」 そうだね、オレも、そろそろ終わって欲しいんだけど、まだ、漁った写真が残ってるよ。

「下手な解説やめて貼って終われ」 そうしようか? 粗筋書くのは、ホンマに苦手なんだよ。













『どの辺りのシーンだったかね? 格好いいから貼っておこ』











『リオ・グランデの川を渡れば隣国メキシコ領なんだね』












『これも格好いいから貼っておこ』











『インディアンの馬鹿どもは、メキシコへ逃げ込んで酒盛りして油断している、未明の闇に紛れて総攻撃』











『慌てふためくインディアン、ヨーク中佐率いる部隊が夜襲をかける』











『メキシコの村を占拠して巣食うインディアンの真っただ中を突撃する騎兵隊』











『子供たちが閉じ込められている教会跡を奪取、無事、子供たちを救出する』











『映画の中では、無かったシーンだね。それなのに映画チラシでは、ジョン・ウェインのこの姿が大きく取り上げられてんだね』









ジョン・フォードの西部劇では、戦闘シーンは大雑把に描かれる。これでもか、これでもかっていう緻密な戦闘シーンは、ほとんどないね。

モロ出しじゃなく、ちょい出しの魅力だね。それに及ぶまでが丁寧に描かれる。人物と情景、それらが織りなす情緒を追う監督だね。

だから、この人の映画は、人間味があって温もりを感じさせるんだろうね。












村の端から端まで駆け抜けて、何度目かの突撃態勢に入ったとき、インディアンの放った矢がヨーク中佐の胸を射る』










『息子に「矢を抜け」って命令して抜かすんだね、お前を信頼しているって言葉なんだろうね』

















『帰還した大隊を迎える砦の人たち、先頭に居るはずの中佐の姿がない、キャサリンは隊列の脇を走り夫を探す、馬が引く担架に彼は居た』

















『ラスト、騎兵の閲兵行進の行進曲で南部の「ディキシーランド」が演奏される。シェリダン将軍がリクエストしてキャサリンに捧げるんだね』























『故郷の南部を想い演奏に合わせて肩にかけた日傘を回しながら嬉しそうに夫を見上げるキャサリン』





















『キャストのスナップ写真』










Rio Grande 1950 Movie










Rio Grande - 1950

































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