カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

カメレオンの独り言-1478 『最も美しい自殺の亡骸(なきがら)』

2015年09月13日 | 日記







 『アメリカ空軍のB25』  2015年9月13日







夏が被った秋空を見たことは見たね。それから久しく秋晴れの空を見上げてないよ。何処へ行っちゃったの?

空は毎日のように雨雲に覆われて湿気はやたらと高い、梅雨かよ? よく、地球は、ちょっとおかしいでって云ってるけど

ホントにおかしい症状が露わになるのは、200~300年先って、勝手に漠然と思ってた。でも、最近、病状が悪化するのは100年先に縮んでる。





「何を根拠に思ってる?」 そんなもん知らんがな、感覚的なもんだよ。見たり聞いたりした異常気象を記憶のバケツに放り込んでると

其の溜まり具合が、最近、めっぽう速くなってるよ。それだけ気象が狂ってきてるってことだよ。

気象が顕著に狂いだすと食料生産に影響をもたらすのが一番コワイ。日本近海の海水温が上がったままになって、毎度、南洋系の魚が泳ごうが、





海岸近くにホオジロザメがわんさか居ついたからって、別段、困らない。オレは泳がないから関係ないよ。「おまえだけの話か?」

台風や雨の量が変わるだろうね、四季の移ろいの中で育つ農作物が大打撃を被る。毎年、そうなってみろ、田んぼも畑も、いつも湖のよう、

温室は、いつもビニール飛ばされて寒室のよう、幹線道路は大河のよう、グラウンドは、池のよう、時折、獰猛なメーター級の噛み付き亀が泳いでる。





煙草屋の横丁を曲がって脇道折れても川は続いてる。浸かった家の窓から犬が吠えている。ホオジロザメがのらりくらりと泳いでる。そんな日本に誰がしたっ。



















「なんやねん、口から出任せ喋ってるやろっ」 そうだよ。異常気象の成れの果てを風姿してんだよ。

それはそうと、前回、『世界貿易センターの崩壊』をお話ししたけど、

その際、調べものしてたら、同じマンハッタンに聳える有名なエンパイヤ・ステート・ビルにも、昔、飛行機が突入してんだね。





これは知らなんだ。此方は濃霧の影響で起こった事故で消火も迅速で大惨事にまではいかなかったらしい。

1945年7月28日の9時49分、濃い霧の中を飛来したアメリカ陸軍の中型爆撃機 B-25が、ニュージャージー州のニューアーク・リバティー国際空港に

着陸しようとして同ビル79階の北側に衝突して機体がビル内部に突入するという事故が起こった。盲目(めくら)飛行だね。












『79~80階の壁が飛んでしまってる、新聞記者どもは、足元怖くないのかね?』








79階で火災が発生、衝突時の衝撃で機体から脱落したエンジンが、破壊されたエレベーターシャフト内に飛び込み上階の80階にも延焼した。

幸いにも消防隊の到着が早く約40分後に消火されて大事には至らなかったんだね。












『B-25が衝突した79~80階の損壊箇所から地上を見る、遙か彼方だね』








乗員3名を含む死者14名を出したものの、着陸直前で燃料残量が少なかった上に比較的小型の機体であったことから建物自体への損害は比較的少なく済んだ。

この事故でエレベーター1基のケーブルが切断され、エレベーターガールを乗せたままカゴが約300m落下した。

しかし、エレベーターガールは全治3ヶ月の重傷を負ったものの奇跡的に生存した。生命力だね。死ねない使命を持って生まれたのかね?













『エンパイア・ステート・ビルディング( the Empire State Building )








検索すると、事故当時の古い写真が並んでるんだけど、其の中に、突入された79階から吹き飛ばされたのか、炎に追いつめられて飛び降りたのか、

若い女性が路上駐車の車(キャデラック・リムジン)の屋根に落下して車体をペシャンコにして即死したんだろうね? 

その女性の亡骸(なきがら)が眠るように横たわって美しいんだね。車体がクッションになって衝撃を和らげて肉体の損壊を防いだみたい。





70~80階から落下したら蚊を叩き潰したような有様で原型を留めないのが普通だろうね。でも、此の女性は生きてるように美しい。













『イヴリン マクヘイルの「最も美しい自殺死体」ってのは、有名らしいね』 









写真を見て、そう思ったんだけど違うんだね。此の女性は、エンパイヤ・ステート・ビル展望台(86階)から身投げしたイヴリン マクヘイルという女性で

B-25激突事故とは関係ないんだね。1947年の出来事で、「彼女の落ち着いてエレガントな様子、彼女の頭と腕の位置、足首で交差した素足」

それらの姿態から 「最も美しい自殺」と題してライフマガジンの1947年5月12日号に全ページのイメージとして掲載されたらしい。





生きてても死んでても綺麗なほうがいいみたい。事故の写真と一緒に並べるなよ。こちとら、日本語オンリーなんだから。

あちらの写真掲載なんだね、英語なんて読めないから翻訳クリックして読んで解ったよ。

でも、86階から飛び降りて、このさまで死ねるなんて奇蹟だね。「は~い、カット」の声に起き上がって微笑みそうだよ。













『イヴリン マクヘイル 享年23歳』 婚約者に別れを告げた直後、イヴリンはエンパイアの展望台(86階)から身を投じたとある。









最初に異常気象の話しをしたね、ホオジロザメは馬鹿げてるけど、タイかカンボジアの洪水では、大量のワニが洪水地帯に入り込んで脅威となった、

実際、脚を食われた人も出た。世界的に見れば、あながち冗談の世界ではないよ。「サメが淡水域に上がって来るかっ」

馬鹿め、サメはね、川を遡上するんだよ。あいつは、常に獲物を追う習性に倣って常に泳がねばならん宿命を背負ってんだよ。「じっと寝ないのか?」





寝るより喰うことに生きてるんだよ。オレは、喰うことより書くことに生きてるんだよ。「ええ格好云うなっ」 そのわりに上手くならん。





























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