
関東では此の15日間ほど雨天の日が続いてたらしい。そうだったかな? 昨日なんか土砂降りの雨だったけど
ニュースでは、最近、カンカン照りの東京の様子が映ってたように思うけでね?
大阪は概ね晴れの日が続いてる。今日は曇り空なんて予報だったけど雲流れる空は晴れて熱い日差しが道路を光らしてるよ。
ユニクロで買ったチノパン、奥さんが 「細すぎるわっ、歳考えや、今どき白やて、いつの時代や」なんて難癖つけよる。クソッ。
では、此のチノパンを参考にGパンを買っておこうか。気になったわたりの部分がもう少し欲しいなとは思った通りだったね。
でも、家ん中なら履き心地がいいから文句は無い。では、レギュラーフィットジーンズにするか。わたりにゆとりがある。
チノパンのサイズを参考に決めたよ。裾周りがチノパンのように細いほうが好きなんだけど1.5センチ程広いね。
ストレートじゃなしにテーパード風だから好みに近いと云えば近い。参考品に倣ってお買い上げクリックチョンで今日、明日には届く。
届いたよ。 「今、クリックチョンしたところだろ?」 3日かかったよ。間引いてる訳だな? 「そう」
レギュラーフィットジーンズの濃紺、ウエスト32の股下78、丁寧な梱包で¥4.795、此れは奥さん払いで助かるよ。
うん、バッチシだよ。脚がスマートに長く感じるよ。「感じるだけだろ?」 まあ、そういうことだね。上から見下ろせばスマート。
オレはね、Gパンのケツポケットに柄の付いてるのは大嫌いなんだよ。許せるのはラングラーやエドウィン止まりだよ。
其処へ行くとユニクロのポケットはあっさりと無地なんだよ、素晴らしい。ヤスモン万歳。これでお気に入りのGパン二つになったよ。

『ボーダーライン』 2016年公開アメリカ映画
映画 『ボーダーライン』 アマゾンプライムで¥500は痛いけど、前々から観たかったので辛抱堪らん。
I-ODATAの31.5インチのモニターで観たよ。画面が凝縮されてんのかしてホンマに綺麗に映って充分愉しめる。
大型液晶の55型アクオス、あんまり観ることないのが悲しい。「買わなきゃ良かったんじゃないか?」 今更云っても仕方ない。
今、現在其処に有る怖さが迫ってくるね。2010年ブラジル作品の 1814回『エリート・スクワッド ~ブラジル特殊部隊BOPE~』と
同じく麻薬カルテルが巣食うメキシコとアメリカアリゾナ国境付近を舞台に人を人とも思わぬ残虐なカルテル(組織)同士の縄張り争い。
此れにCIA、FBIが介入し取締りを強行するんだけど、アメリカに流入する麻薬量の制限と収益を謀る裏作戦が同時進行する。
壊滅、殲滅作戦は、メキシコ政府の軍警察も躍起ではあるが頭のすげ替えの繰り返しで組織は名を変え消えては現れるの鼬(いたち)ごっこ。
1970~1990年頃までコロンビアの首都ボゴタに続く第二の都市メデジンでパブロ・エスコバルが結成したメジデンカルテルが
メキシコから当のコロンビアに至る広範囲に於いて絶大なる勢力で他のカルテルを支配下に治めていたんだね。
此の映画でも実際のカルテルの名がでてくる。のし上がろうとする組織が敵対して抗争に明け暮れ、其の残虐さは日増しにエスカレート、
殺すまでに恐怖を刷り込ませて恐ろしさで抑え込もうとするから拷問の果てはバラバラの肉団子、此れを街に曝して日常茶飯事なんだね。
此の映画は、其のメジデンカルテルが消滅(実際は活動を継続)したことから力のバランスが崩れてアメリカに流れ込む麻薬の量は天井知らず。
アメリカ合衆国との間で暗黙の約束ごとが交わされた制限で均整をとっていたものが崩れ、つまり持ちつ持たれつがご破算になったんだね。

『ボーダーライン』 エミリー・ブラント
其れほどまでに麻薬を壊滅することは限りなく不可能なのが現実で、トランプ大統領が壁を造ることに執心な事情も理解できるところがある。
巨大な軍隊ですらゲリラで対抗すれば対等なる力を発揮するに似てる。民衆、官民が隠れ蓑であり手下であり協力者でありを浸透させれば
これすなわち敵は国民であることになる。フイリッピンのドゥテルテ大統領が、通常出来ないことを強硬に遣り通した場合はどうなるのかね?
金とスケベな打算と癒着と脅迫が無くなれば民のこころは移ろい易い、こいつら当てにもスッポンにもならん処が情けない。
絶対権力で取締りを徹底すれば片っ端からどつきまわして捕らえるか射殺するかで秤を一方的に偏らせて問答無用だろうね。
「間違いだっ」なんてのも通らない、「あんまりだっ」ってのも耳にも入らない、「味方だっ」と撃ち殺したから、もう遅い。
こんなので平和になるか? 対等に戦わねばならない、犠牲の向こうに正義がある。世間も人間も、究極、問われるのは正義だと思うよ。

『ボーダーライン』 エミリー・ブラント
テキサス州エル・パソにあるフォートブリス陸軍基地。CIAのジョシュ・ブローリン、正体不明の元検察官ベニチオ・デル・トロとともに
FBIから参加した女捜査官エミリー・ブラントは、デルタフォース(陸軍特殊部隊)、DEA(麻薬取締局)等と合流。
車両に分乗してメキシコ国境を越えフアレス市の裁判所でカルテルの首領ギレルモの身柄を引き取って基地へ帰るのが作戦なんだね。
映画は、此の車両部隊が列を崩さずかなりのスピードで目標フアレス市に向かうんだけど、なかなかリアルな描写に引き込まれるね。
メキシコ警察のジープ数台が5台の車両前後に警備・誘導に付き物々しい。ベニチオ・デル・トロがサングラス越しに 「フアレスだ」
完全武装して臨戦態勢にある。「屋根に気をつけろ」 裁判所でカルテルの首領ギレルモの身柄を引き取って車に乗せるなり発進。

『ボーダーライン』

『ボーダーライン』
逮捕された首領ギレルモの口封じのため襲撃が予想される。高速に入る手前で高架の柵に4人ほど首を切リ取られたり腕を斬り落とされた
死体が裸でぶら下げられてる。人通り盛んな町ん中なんだけどね。実際、ネットの実写で見たことがあるよ。
国内捜査でも酷い現場には慣れてるFBIの女捜査官エミリー・ブラントの目には信じられない光景なんだね。
「以前、フアレス市で検察官だった。この作戦前にはコロンビア・カルタヘナで働いていた」と、ベニチオ・デル・トロが語る。
メキシコ警察は重武装のうえ全員顔を隠して任務に当たっている。アメリカの部隊もサングラス着用するものが多い。
顔を隠すんだね、面が割れると自身の危険ばかりか家族にも危害が及ぶ。空恐ろしいことではないかいな。

『ボーダーライン』
高速手前で護衛のメキシコ警察車両が隊列から外れて見送る、5台の車両がフリーパスで突っ走る。此れらシーンの描写が凄い。
暫く行くと渋滞で動けなくなる、危険な匂いが充満してくるね。身体中入れ墨の男たちが乗った車が2台接近してる。
状況把握は5台の車の連中にも行き届いてる。機銃を構えて臨戦態勢、渋滞の一般車両が道路を埋めてるけども構わない。
気配に反応してデルタフォースの射撃は無駄なく正確、撃ち漏らしなく容赦なく確実に射殺する。ちょっと敵わんね、凄いよ。

『ボーダーライン』 ベニチオ・デル・トロ
矢鱈めったら銃撃戦があるでもない、矢鱈めったら残酷なシーンがある訳じゃない、けれども怖ろしい背景が常に在る。
ベニチオ・デル・トロがテキサス州エル・パソにあるフォートブリス陸軍基地に向かう機内で眠っている。
離れた座席で女捜査官エミリー・ブラントがベニチオ・デル・トロの打ち震える拳に気づき、そして跳ね起きる姿に驚くんだね。
何も語らず、また眠る。得体の知れない男なんだけど頼りにはなる、ただ、獣臭いんだね。危険な匂いを発散してる。
ベニチオ・デル・トロはメデジン(コロンビア)・カルテルの殺し屋(SICARIO)だった。かつてはフアレス市の検察官だったが、
ソノラ(メキシコ)・カルテルに妻の首を切断され娘は酸に沈められて殺された悲惨な過去を背負ってる。
ベニチオ・デル・トロは、妻と娘を殺したソノラ(メキシコ)・カルテルの首領を殺害するためCIAに協力し
国防総省のコンサルタントの肩書で今回のチームに参加してるんだね。
此のベニチオ・デル・トロって役者は、あまり見覚えがないんだけど映画の全編を引っ張るだけの存在感が凄いね。

『ボーダーライン』 ベニチオ・デル・トロ
物語ではあるんだけど事実が彼の手を引いて現実の怖さに導いてるような映画だったね。
映画『ボーダーライン』本編特別映像
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます