カメレオンの独り言

当分は漫ろ言の漫ろ歩き、頭に浮かんだ事柄を挿絵と写真と下手な文で綴ります。色々と間違い多いですがご容赦を。

独り言-169 『今にみちょれっ』

2011年08月21日 | 日記







息子が部屋の模様替えをしている。自分で考え限られた小遣いの枠で机や本棚を購入して汗を流している。






まだ新しいデスクが余るので「お父さん、これ使いいや」云ってくれるのは有り難いけれど模様替えがこっちに飛び火するやないの。

デスクを見ると「ええやつやないの」「寸法的に余るねん」私のデスクはもう20年は使ってボロボロ。

60センチは幅広になる。「う~ん、粗大ゴミにするにはもったいない。






だけど模様替えはしんどい」昔、人は寝ては一畳、起きては半畳と云って、其れだけあれば事足りる教え?があったけど、

私のプライベートテリトリーも半畳そこそこのスペース。狭くても其れなりに工夫して「城」を築いている。

拡げるとリビングが狭くなる。「オレって狭くても文句云わないけど奥さんは文句云うからなぁ」






息子の部屋は足の踏み場もない。デスクを片付けないとどうしようもない。






「よし、人助け」仕事終えてから6時間ほどかけて模様替えする。

半畳広がって一畳分に城が拡大したけど、頭使ってリビングはもとのままに広々した状態を保てた。机上が60センチ広がるとゆとりがあるね。

2台のディスクトップパソコンのモニターとオーディオ(此れも息子から譲って貰う)も脇に並べてグレードアップしたね。






「お父さんは遣る云うたら早いねぇ」息子も喜んでいる。






風呂上がって冷蔵庫開けるとビールがない。深夜2時頃、コンビニに買いに行く。家に居る深夜と外の深夜ってのは感覚にズレがあるね。

片田舎の深夜なんてのは「ホンマに真っ暗、漆黒と云ってもいいぐらいに暗い」のに、街ん中の深夜は遠くは暗く感じるけれど、

自分の行動範囲は薄暗い程度で夜のしじまの落ち着きを味わえる。仕事で活動している人も居るしコンビニも営業している。






錯覚するんだろうね。若い女の子が自転車で走ってる。「何考えて生きてるのかね?」強姦されたり殺されたりしても「あんたも悪いよ」

悪い奴は明るい時はねぐらに居て、暗くなると活動するのがパターンなんだよ。かち会う確率が高くなるんよ。諭(い)っても聞かないだろうね。

餌になるものが居て狙うものが居る。こういうのも相対性理論ちゅうんかね?



















スッキリと落ち着いたデスクの前に腰掛けビールを呑む。「美味いっ」「なんか出世したような気分やねぇ」

奥さんは向こうの部屋で鼾(いびき)かいて寝てる。「お父さん、此の家も限界やなぁ」買って来た焼き鳥を息子と食べながら

「う~ん、工夫の隙間が無くなってきたなぁ。まあ、待て、そのうち宝くじが当たるわな」呆れておるね。






「時期は解らんけれど、お父さんが言ったことはいつか必ず成るよ」笑っておるね。正常な反応ではあるけれども「奇蹟」ってのは無くもないんだよ。

「半次郎」の映画で、郷を捨て京に向かう半次郎を妹が見送りつつ「今にみちょれっ」「今にみちょれっ」って叫ぶ。

半次郎が口癖の台詞なんだろうね。私も常日頃よく口にするね。明日に繋がる向こう意気がいい。そう「今にみちょれっ」で生きるんよ。





















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