「穴の中から見上げる視界はしれているね」 背伸びして顔を出して見渡しても視界の広がりには限界がある。
穴から這い出して、外の世界へ踏みださないと「お話も枯れてくるよ」
穴ぼこ掘って出て来た話題で食いつないでも、今度は、穴が、尚、深くなるばかりで這い上がるのが余計に困難やしぃ~。「あかん」
なんとかせんと「あかん」 居ても立ってもおれない焦りがあるけど、今日の分を探して、また、掘ってる。「馬鹿ものぉ~」
「そういう時は、リラックスするんだよ」 心を安らかにして緊張を解き静かに瞑想に耽るんだよ。「寝てまうがな~」
僅かな緊張感を目覚ましにして「瞼を閉じてごらん」気づかなかった事柄が浮かんで来るんだよ。「こらっ、船漕ぐなっ」
だらしのない奴だね。手裏剣を膝に立て柄の上に両手の平載せんことには、あかんね、おまえは。「なんだよ、それは?」
昔の武士が寝ずの番をするときは、居眠りを防ぐために、そのように構えて耐えたのよ。船漕いで柄の上の手の平に重みが載れば膝を突くだろ?
なるほど。「イタッ」って吃驚するね。着物に穴が開くね。膝の辺りにつぎあてが多い奴は根性がないんだよ。「う~む、厳しい」
ここまで書いて、考えてたら寝てしまったよ。 「あかんわ、こいつ」
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『許されざる者』のオードリー・ヘップバーン
『許されざる者』(The Unforgiven)1960年のアメリカ映画。ジョン・ヒューストン監督の西部劇映画。
出演、バート・ランカスター、オードリー・ヘップバーン、オーディ・マーフィ、リリアン・ギッシュ他。
デジタルマスター版ってのかな? 映像が意外と綺麗だったので吃驚したよ。
テキサスで牧場を営むザカリー一家にインディアンの血をひく養女がいるという噂が流れたことから、近隣者から付き合いを絶交され孤立するなか、
娘の奪還を迫るインディアンと対決することになった一家の姿を描いた西部劇。
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昔、観たときは、養女のレイチェル(ヘップバーン)はインディアンと白人の混血と思っていたんだけど 「違うんだね」 純血のインディアンだった。
昔、ウィル・ザカリーが、カイオワ族のキャンプを襲って多くのインディアンを殺した。殺し疲れて赤ちゃんの声を聞く。「もう、殺すのは嫌だ」
ウィルは、赤ちゃんを連れて帰り、我が子として育てる。その赤ちゃんがレイチェル(オードリー・ヘップバーン)なんだね。
この襲撃に参加した者の中にケルシーという男が居た。其の男が「噂」を流した張本人だった。
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ザカリー兄弟は、レイチェルの白人の両親はインディアンに殺されたと聞かされ育った。
今や真相を知っているのはウィルの妻(母)マティルダ・ザカリーだけ。
しかし、南軍の軍服姿にサーベルを持った奇怪な老人ケルシーが現れたことから、ザカリー一家に大きな波紋が生じるんだね。
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昔から、あまり好きじゃないんだけど、この映画のオードリー・ヘップバーンは綺麗だね。
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「早く、ベン兄さんに会いたい。待てないわ」
ウイチタで牛を売って帰ってくるベン(バート、ランカスター)を迎えにレイチェルが馬を駆る。
彼女は、其の道すがら奇怪な老人ケルシーと遭遇する。
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意味不明なことを云う老人に、彼女は後ずさりして、其の場を立ち去る。
ベンはピアノを持ち帰り母親のマティルダにプレゼントする。マティルダはモーツワルツの楽曲を奏でて喜ぶ。
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レイチェルは、兄のベンが好きなんだね。思慮深くて優しく逞しいベンも顔には出さないけどレイチェルに特別な思いを秘めているの。
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名優バート・ランカスターもいいね。凄い迫力なんだけど笑った顔が優しいよ。
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牧場で馬慣らしを見物するレイチェルに「何故、みんなに愛想を振りまく」ってベンが𠮟る。「いい人を見つけるためよ」って反撥するレイチェル。
帰ろうとして「私の馬が居ない」「馬泥棒か?」皆が探すが馬は見つからない。「インディアンだろ?」って騒いでる。
騎馬して「レイチェル、オレの後ろに乗れ」って、彼女を後ろに乗せて家まで送るベン。
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帰り道、知り合いの若者たちの名を上げて「一緒になろうかな?」なんて話しかけるレイチェル。「お兄さんでもいいの」
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「なに云ってる」「血は繋がってないのよ」冗談ぽく胸の内を明かすレイチェルだったが、ベンは話を逸らす。
この平和も束の間で、ケルシーの流す噂が事件を呼び、レイチェルをインディアンと疑う者たちが、レイチェルを庇うザカリー一家を孤立させてゆく。
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ケルシーはカイオワ族の酋長にも「おまえの妹がザカリー家に居る」と伝えたことから、ザカリー家を訪れ「妹を返せ」と要求してくる。
連れさらわれた妹を返せってのは、至極当たり前だわね。次から次から不明なことが起きる状況にベンも不安を隠せない。
母親を問い詰める次男のキャッシュにマティルダはようよう真実を話すのだった。レイチェルのショックは大きく「自分さえ居なければ」と
カイオワのに戻ろうとする。其れを止めたのがベンだった。
「お母さんの話を聞いて死にたかった」 「兄さんも皆と同じ思いだったでしょ? 顔を見て解ったわ」 「・・・・・・」
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レイチェルを守るには、カイオワと戦うしか道はない。ベンは三男のアンディに外で待つ使者のインディアンを「撃てっ」と命じる。
「使者だよ」「構わないっ。撃てっ」銃声一発、使者の一人が倒れる。
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事実を知ったインディアン嫌いの次男キャッシュは家を捨て居ない。孤立無援のザカリー家には、ベンとレイチェル、母と三男のアンディだけだった。
かくしてカイオワ族との戦いが始まる。形勢はは不利、応援も来ない。弾丸も然程ない。状況は深刻だった。
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不安と絶望に沈むレイチェルにベンが寄り添い 「死なないよ」って優しく語りかける。 「カイオワを打ち破る」
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「ウイチタへ行くんだ」
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「私も?」 「おまえも母さんもアンディもみんなでな」
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「ドレスを用意する」 「白いやつだ。ベール付きの」
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「ベール?」 「式のときに着る」 アンディが 「結婚式かい?」
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「町の牧師に頼もう」 「楽士も雇って楽しいパーティだ」
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「ベン・・・」
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「ずっと記憶に残ってる場面だね」
最期まで続けようと思ってたけど、この辺で終わります。なにも浮かんで来ないときは映画で逃げるんですが「意外と、此れが一番しんどい」
手間暇かけてるわりには、出来上がりが独りよがりで粗雑なんだね。「我慢して頂戴ませ」
前の「ズール戦争」の紹介でも書いたけど、昔の「 偏見 」なんか凄いね。
それと、云っては悪いけどインディアンの純血で、こんな綺麗な女性は居ないよ。このへんが映画なんだね。
実際のインディアンは、日本人を潰したようなのばっかりよ。「おまえは、ホンマに偏見が強いね」「違うよ、正直なんだよ」
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