5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

氷菓一盞

2013-07-20 22:07:39 | たべもの
今日から夏休み。空は青く晴れて白い夏雲が浮かんでいる。風は少しあっても暑い午後だ。日陰を選んであるく親子の手にはアイスキャンディーが握られている。 「六月の氷菓一盞の別れかな」 これは昭和11年に発表された中村草田男の夏の句である。大岡信の「折々のうた」に掲載されて、青春の哀歓が匂いたつようだと書かれている。 氷菓とは夏の氷菓子の総称だから、キャンディーでもアイスクリームでもいいのだろう。「 . . . 本文を読む