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5522の眼

ゆうぜんの電子日記、2021年版です。

小さきもの

2018-03-09 20:48:58 | 社会
小さいものは愛おしいとこのごろよく感じる。これも老化のなせる業だ。家人依頼のスーパー買い物。商品通路を歩く先にはカートを押した若い母親とそのあとをことこと歩く小さな男の子。食品のラックはちょうど彼の目線。きょろきょろと色鮮やかなパッケージを追いながら、必死で母親に付いていく。その先に行こうとするこちらと目があった。ちょっと恥ずかしそうな顔をしたが、目を逸らすことはなかった。今日のツイッターには、ブ . . . 本文を読む

さかえまち

2018-02-26 21:25:16 | 社会
今日の中日夕刊を開く。一面は「平昌感動ありがとう」という五輪のニュースと「地下鉄さかえまち?」という名古屋のローカルニュースが並んでいた。それにしても近頃の日本人はよく「感動」するものである。二言目には感動、感動と「感動コール」が沸き上がる。これもSNS的なリアクションだろうか。メダルを獲れた選手がいうのならともかく、TV画面を大口開けてみていただけの輩が口を揃えて感動するのは気持ちがわるい。3分 . . . 本文を読む

認知機能の低下

2018-02-15 21:36:48 | 社会
駅に向かう途中の歩道、向こうから杖をついてゆっくりゆっくり歩いて来る老人に出逢った。半身が不自由なのだろうか。目礼をして行き過ぎ、気になって振り返ると車の出てくる横道を横切ろうとしている。時間がかかるが、側線で一旦停車した車は彼が渡り切るまで待ってやれるのだろうか。街中万歩の途中、横道から斜め方向に発進していく車。自分のすぐ横だから一瞬怯んて身体が固まった。乗っていたのは自分より高齢と思しき夫婦。 . . . 本文を読む

親子のスキンシップ

2018-02-03 20:48:48 | 社会
「子をほうる真似をしていく橋の上」 俳風柳多留のこの句は大岡信の「新折々のうた」に入っているもの。冬の句に分類されている。 子供と親とのふざけあい。こんなことをするのは男親だろうとまず大岡は云う。自分自身の経験もあってのことだろう。 家に帰る途中だろう。いままでの肩車の体勢を整えようと子供を抱き替えた瞬間、ちょっとしたいたずら心が出て「放っちゃうぞ」と子供の身体をゆらゆら揺らしてふざける。 . . . 本文を読む

食物銀行

2018-01-17 21:31:57 | 社会
〈Food Bank〉は中国語で〈食物銀行〉となる。いわば当然だが、当然すぎて可笑しかった。今日の中日「世界の街海外レポート」で上海特派員氏は上海にあるフードバンクを取材している。フードバンクとは、企業が廃棄する食品を必要とする人々に配布して食品の無駄をなくし生活困窮者たちを支援するNPOの活動のことだ。上海のある住宅街の集会所には年寄たち10人ほどが列をつくって配布される食品を待っていた。公園で . . . 本文を読む

よいかげんさ

2018-01-10 21:03:46 | 社会
中日夕刊の「世界の街海外レポート」に『いい「いいかげん」さ』と題したNY特派員氏の寄稿が出ていた。アメリカ建国の地、フィラデルフィアを見物に訪れた特派員氏。観光名所と入場とバス代金が一緒になった周遊クーポンを買ったが、時はすでに夕刻、一日限り有効のバス券を今日使うか明日にするか迷った上、乗り場でそれを提示すると、係の女性は「この時間から?」とけげんそうに言いながら、日付の入った券面に自分のサインを . . . 本文を読む

二つの振袖事件

2018-01-08 21:08:22 | 社会
夕飯の一品に卵のだし巻きが出てきた。魚の出前を頼んでいる魚屋の娘が今年成人だというので家人が何かをプレゼントしたらしく、そのお礼にと持ってきたのだそうだ。おかげで今夜は最後のおせち料理と相成った。今日は雨の名古屋だったが、街中には若者たちの姿が目立った。新成人もその予備軍たちもなんだか嬉しそうに語り合いながらビルの地下に消えていく。祝いの酒盛りは若者たちだけで盛り上がろうというわけか。今朝のTVで . . . 本文を読む

車が優先

2018-01-02 21:12:26 | 社会
初詣にはちょうどよい天候の正月二日だった。数年前までは毎年律義に元旦の参拝をしてきたが、人混みにもまれながら慌ただしく参拝するのもすっきりしない。一年息災の御礼にと年末参拝に切り替えた。御礼詣りだというと家人はなんかヤクザの喧嘩みたいだねと笑う。それでも昨日も今日も熱田神宮の周辺道路を歩くことがあった。名古屋の場合は自家用車で参詣するのが当然といった認識があるようで、大通りはもちろんこちらが歩こう . . . 本文を読む

三日天下

2017-12-31 21:13:37 | 社会
大晦日。我が家の超高齢者はちょっと鼻声。風邪をこじらせるとまずい。先日買った除湿器が活躍する。気のせいか部屋の空気が柔らかい。小雨模様の午前中は玄関周りを清掃し、仏壇と神棚を清めた。おせち材料の切れ端を昼食にいただいて、恒例のお礼参りに熱田神宮へ出かける。駅前で腰の定まらない年寄が駆けるようにして路上にひっくり返った。一斉に人々が集まってきて介助を始めた。若い者ばかり10名くらいが年寄の周りを囲ん . . . 本文を読む

モーニング防犯指南

2017-12-18 21:36:29 | 社会
「モーニング防犯指南」とあるから「朝礼の訓示」なのかなと思って読んだ中日夕刊のコラム〈中部発〉。そうではなかった。モーニングは東海地方で特徴的な喫茶店のおまけサービスの「モーニング」のこと。馴染みの喫茶店で楽しむ仲間同士のおしゃべりタイムに割り込んで防犯指南をしようというのは若いお巡りさん。愛知県の蟹江署では、喫茶店で交通安全や防犯のはなしをして年寄連を啓発する「モーニング講和」活動を2年前から続 . . . 本文を読む

公立の日本語学校が要る

2017-12-05 22:12:00 | 社会
駅に向かう道、車道は広いが歩道は二人がやっとすれ違えるほどの幅しかない。むこうからやってきたのは大きなスーツケースを引っ張った男ばかり10人ほどのグループ。アジア系の外国人だ。スーツに近いビジネス用の服装を全員がしている。と、向こうが立ち止まってこちらの通るスペースを開けてくれた。おや、近頃の日本人の我先スタイルとは違うなと考えながら、軽い会釈をして横を抜けようとすると「コンニチワ」と皆が挨拶、笑 . . . 本文を読む

モグラのチカちゃん

2017-11-14 22:49:06 | 社会
♪モグラのチカちゃん云ったとさ ナンナン名古屋の地下八丁~今やこれを知る人は皆が高齢。楠トシエの名古屋地下街CMソングを想い出したのは、今日の中日夕刊一面に「名古屋地下鉄明日還暦」という記事を見つけたからだ。昭和32年(1957年)11月15日、東京、大阪に続く新しい地下鉄が名古屋・栄町間、2.4キロの運行を始めた。「小学生の頃に乗りに行った記憶がある。僕らくらいの団塊世代には思い出がいっぱい」と . . . 本文を読む

廃品PCで金メダル

2017-11-13 21:24:18 | 社会
使えなくなったパソコンが一台、抽斗の奥で眠ったままだ。メーカーに引き取って貰えばいいのだが、やり取りが面倒で実施していない。 わが町ではIT機器の廃品回収をしてくれ、しかも無料だという情報を得たのはつい最近のこと。ただ、パソコンは不燃物処理場まで自分で持って行かねばならない。こんな時はマイカーがあればなと思うが、既に免許証は自主返納済だ。 行政がIT機器回収をするのは、器械が持つ金などの貴金属 . . . 本文を読む

ガイジン介護士

2017-11-04 21:35:48 | 社会
介護福祉施設にディサービスとショートスティで毎週世話になっている我が家の超高齢者。ある時、ディサービスの食事をサポートする外国人の介護士について語ったことがある。 高齢者はえてして食べ物の好き嫌いがあるものだし、食事の時間もかかるのだが、この外国人の介護士にかかると、気難しい年寄りも何故か大人しくなって、メニューの文句も言わず、良いテンポで食べ終えてしまうのだという。「こんな人は日本人の介護士に . . . 本文を読む

高齢者運転の認知症対策

2017-11-02 21:29:09 | 社会
「8月24日に運転免許更新の認知機能検査を受け、今日結果が通知された。総合点96点。痴呆症の心配はなさそうだが、ゴルフと碁は負けてばかり」 これはお仲間MTさんの9月1日付のツイート。彼は後期高齢者の一人だが至極元気である。 認知機能検査とあるが、今日の中日夕刊の一面には「高齢ドライバー対策強化半年、認知症の恐れ3万人」といういささかショッキングな大見出しが載っている。 小見出しは「判定の最 . . . 本文を読む