夕刻が近づいてきても降り止まぬ気配の無い雨の中、この日の3店目へ。15時20分過ぎに到着すると外待ちは9人。20分程で入店出来、さらにその5分後にラーメンが配膳されました。
小ラーメン、大蒜脂+生卵。
この日は助手さん2人での営業。それまでは、新小金井街道店で何度かお見かけした助手さんが小さなお玉を使って脂を注いでいたのですが、この一杯は桜台駅前店専属の眼鏡助手さんが大きなお玉で豪快にドバっと脂を盛り付けて下さいました。
平たい形状が目に付く麺はスープを吸って茶色に。また、かなり熱々の状態でそのまま啜ると口の中を火傷しそうに。
弾むような噛み応えを感じつつ、中心部においては小麦粉の高い密集度を覚える、ムッチリとした麺。
卵黄は持参したレンゲで一旦避難させ、取り残された白身には麺に絡まって粗熱を取るという役目を果たしてもらいました。その後、卵黄を元の器に戻して。
豚出汁のそれに卵黄のコクも加わって。
豚は2つ。脂身多めで食欲をそそる見た目です。
硬度を保った脂身からジュッと甘い脂が飛び出すバラ肉。
旨味を出し切っていない瑞々しい赤身からもエキスが染み出してきます。
野菜はお辞儀した茹で加減。大量の脂をドレッシング代わりにするとあっという間に。
豚の旨味を存分に受け取れるこってりさ満開のスープは塩味もやや強めで、その意味で醤油と脂が拮抗してバランスが取れていました。
終盤には、固形脂が馴染んだのかさらに脂の存在感が強まっていました。
サラッとした舌触りの大蒜はたっぷりと。
固形物が目立ち甘さとしょっぱさを合わせ持った固形脂群は、麺にも野菜にも合います。
生卵は自分で割るスタイルです。
今日も上手に出来ました。褒めて下さい。
券売機の上にあった、大蒜酢。大蒜感はそれほどでもなかったですが、サッパリとした感覚が加わります。
少し苦しくなりながら10分程で完食。同一路線上に所在するということで、ひばりヶ丘駅前店、桜台駅前店と連食しましたがかなりお腹が膨らみました。非乳化と乳化では同じ量でも満腹感が段違いという、某二郎マスターの言葉を思い出しながら、入店を待つ5人を横目に退店しました。
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