7月中旬の日曜日、この日の午後に自らの不甲斐なさを改めて痛感させられる経験をした後、当初の予定どおり訪問しました。開店10分前に到着すると先客は1名、店外に設置された券売機で食券を購入し、直ぐに開店を待つ列に加わりました。
そして、定刻より3分遅れた17時03分に開店する時には、さらに数人が入店を待つ一員となっていました。
ラーメン大、大蒜。6か月ぶりでしたのでスタンダードなものを。
麺は8分程鍋の中を泳いでから丼に移されました。やや軟らかめに感じる茹で加減も、深層部からはぎっちり詰まったような感覚も伝わることで、コシとも呼べる弾力が表現されていました。また、箸で持ち上げるとふわりと小麦の香りも漂わせていました。
良く火が入ってクッタクタ食感のもやしとキャベツ。僅かに味が付いていたように感じたのは、頂上に乗せられた固形脂のせい?
これ位しなやかですと、麺やスープとの絡みも抜群です。麺と和えて口に入れると食感の違いがそれぞれの魅力をさらに引き立たせていました。
豚は2つ。
タレが良く染みた赤身がメインも、歯を入れると繊維に沿って四分五裂の状態となる軟らかさを持っていました。
トロっと甘い脂身とサックリとした噛み応えの赤身で構成された豚。
漆黒の見た目どおり、醤油の味が先行して伝わってくるも決して単純な塩味ではなく、豚と調味料によると思われる折り重なった旨味を伴っています。そして、それが全体の味の質を押し上げているように感じました。だからか、繰返しレンゲを上下させてもしょっぱいと感じることはありませんでした。
ピリッとした辛味を伝える大蒜。スープに溶け込んでしまうとその味に影響を与えてしまいそうな気がしたので崩さないようにと慎重に。
甘辛く味付けされた豚カスの入った固形脂。野菜の最高の相棒です。
改めてスープのレベルの高さを再確認させてくれた一杯を約8分で完食。無論、好みの問題ですがここより質の高い非乳化傾向の二郎が何店舗あるのだろうか、と数少ない経験を基に。丼を上げると、店主さんからのどこかで聞き覚えのある「足りた?」というご挨拶に「この後もう一杯汁なしを食べますから。」と答え一旦退出しました。
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