12月中旬の平日、水戸方面への出張の際に訪れました。13時52分頃に到着すると、店外の行列が無くそのまま入店して食券を購入。中待ち席はおろかカウンター席も数席しか埋まっていない状態だったので直ぐに空いている席へと案内されました。それから、少なくとも私が退店するまで、新規のお客さんは来店しなかったはずです。
尚、この日も、厨房は店主さんと若い女性2人の助手さんで切盛りされていました。
少ラーメン、野菜大蒜+つけ味。配膳を待っていたのは私を含め2人でしたが、もう一人は常連さんだったからか、1人分だけ調理されました。
麺。
6分強の湯で時間だった麺は入念に湯切りされ、幅広く縮れが強い形状。丼の縁ギリギリまで詰め込まれ、軟らかめに感じる仕上がりでプツプツと千切れました。
ただ、表面にはプリっとした感触も持ち合わせていました。
キャベツの比率高めの野菜はぐったりとした湯で加減。今回も盛付は若い女性の助手さんの担当でしたが、ギュッギュと押さえつける様にして山を形成していました。
脂身の個所で千切れそうになっていた大判の豚は軟らかく瑞々しい。
初めはむっちりとした歯応えもほろっと崩れた赤身が大部分を占めた豚。
トロッとして、ほほの内側に纏わりつくような脂身がほぼ全てだった豚。
スープ。
一口目で強い甘みと酸味を感じた後に、少し遅れてごま油の風味が伝わり、その後にピリッとした刺激を覚えました。数度レンゲを上下させていると、慣れなのか過剰には思わなくなりましたが、好みが分かれるなとも。
かなり細かく刻まれ、辛みは控えめだった大蒜。
のんびりとした雰囲気もあってか、麺上げ前に店主さんからの「どこかで会いましたよね?今思い出そうとしているんですけど、桜台でしたっけ?」との問いに「桜台と、それから新小金井でも。」と返答すると、当時の貴重なお話を色々と。2回目の訪問にも関わらず、あの麺量と重ね丼はその影響かも?まさか顔を覚えられているとは思っていなかったので、その理由を詮索するような野暮なことはせず、素直に嬉しく思いながら、職場に戻りました。