休日出勤を終えた10月上旬の土曜日の夜に訪れました。18時前まで勤務し職場を自家用車で出立。休日夕方の道路事情を甘くみていたことに道を間違えたことが加わり、店まであと20mと迫った20時04分に看板を照らす照明が落とされた直後、シャッターを閉めようとする助手さんを通じてお願いをすると、店主さんから手招きされカウンター席が半分程埋まった店内へ。久しぶりに雑談しながら1人分のみ調理して頂きました。
大豚、脂。大ラーメンの予定でしたが押すボタンを間違ってしまいました。
麺丼。「今日はお腹空いてるの?」との問いに対して「うん。」と答えてたからか、普通の大よりは多いのかな?
こちらのてっぺんにもちょこんと固形脂。
5分強の茹で時間を経て提供された麺は細めで、しなやかさの中にもちもちさも持ち合わせるという特長を持ち、プリプリとした食感は抑制されていました。そして、噛み切る直前にはプチっと。
久しぶりのサブ丼。
深く火が入ってぐったりとしたキャベツともやし。
肉汁を豊富に蓄えた豚。
赤身、脂身と区別することが難しい位にそれそれが一体化した豚。
屈曲性に富んでいるので箸で2つに折って一口で。
腕部分ですが、一般的なものよりも豊富にそしてバランス良く脂身を含んでいます。
噛締めると甘味を感じさせる脂がじゅわっと口の中に広がるのが分かりました。
どの豚も夕食のメインデッシュとしても通用しそうな優良な性質でした。
おまけの豚も変わらぬ品質。
明るい栗色のスープ。
醤油の風味を液体油が包み込んで和らげているようで、舌の上を滑るような口当たりです。
時が経つと、豚に因る重厚感のある味わいを容易に感じ取れるように変化していきました。
醤油ダレも掛けられた香味野菜が混じったプルプルとした固形にはほとんどを野菜と一緒に。
肉が付随いたものも。
改めてその美味しさを再認識させられながら、久しぶりの量を15分強で完食。近くで賄を食べる店主さんから為になるお話を聞き、わがままを聞いてくださったお礼を伝え退店しました。
今回の例から、この時期はお客さんの状況に関わらず20時で閉店(宣告)としていたよう。埼玉県からの要請は21時完全閉店ですので、それに反してはいませんでしたが「20時までに並ぶこと」というお店の苦渋の決断に従えなかったのは事実。このような状況ですので利用者側も最大限の協力をしなければ、と深く反省しました。