LOTUS BLUE DIARY

インテリアとリビングと手作りのお話

KINOのカントリーのおうち

2012-10-04 15:56:28 | インテリア
9月半ば、”BOB DYLAN”の展示の直前に、
和歌山県の"KINO"のおうちをコーディネートして参りました。

2日間の滞在のうち、一日目はセッティングと夜の撮影、
二日目はメインの撮影というものでした。

第一日目、しつらえができる頃には、外はすっかり暗くなっていました。



シャンデリアを点灯しキャンドルに火をを灯して、ドラマチックな夜のシーンを撮ることができました。

ダイニングとキッチンは、施主様の希望で、土間になっています。
日本の住宅には珍しい、半土足で生活するスタイルのおうちです。



ダイニングからテラスを眺めた様子がこちら。



玄関へと続く土間には、薪ストーブが据えられています。

天井の梁、漆喰の壁といい、自然素材の土間といい、まるでヨーロッパの田舎のおうちのようです。

ここで靴を脱いで入る左手のお部屋は、リビングルームになっています。



ダイニングからキッチンを眺めた様子。



流木をあしらったり、瓶を並べたり、お皿を飾ったり、
見せるところがたくさんある、カントリーキッチンです。



キッチンの奥はパントリーになっています。



ダイニングの大きなミラーの下は、一見マントルピースのように見えますが蓄熱暖房機が仕込まれています。



ミラーの前は、ダイニングの中心となる恰好の飾りスペースとなっています。
ロータスブルーから、プレスガラスを持ち込んで、ディスプレーしました。

プリントの大皿に、簡単な料理をお作りしました。



ちょっと料理があると、ダイニングのシーンの生き生きした写真が撮れるので、
毎回なにを作ろうか悩みながら、簡単なものを作っています。



リビングのテーブルには、アンバーなレトロガラスを持って行きました。



琥珀色のガラスは、意外と木と相性がいいと、私は思っています。

和室はスッキリと、照明と床の飾りだけ。





利休草を一輪だけ。

"DYLAN"でも使用したフレームに、この時は古い更紗の布を入れました。



玄関には、シュガーバインを溢れるような感じにあしらいました。



"KINO"のおうちはふんだんな木の使い方が特徴です。

洗面所もこんなふうに。



おうち全体が木の香りに包まれていて、暮らしていることが日々の癒しになるおうち。

ほんとうに美しいおうちに関わる仕事が出来て、いつも幸せだと思っている私です。