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リタイアーのよもやま話

Forever Young

2017-04-14 19:16:54 | 音楽

最近、竹原ピストルというミュージ
シャンがテレビで紹介された。

その人となりを知って、驚いてしま
った。

それで、聴いてみることにしたの
だが、いやはや、再び、びっくり
である。

はっきり言って、フォークだ。

このような音楽を、やっている
人がいたなんて、驚きである。

ところで、最近、加川良が亡く
なった。

彼の名前は、覚えていたので、
聴いてみた。
あの当時の精神を歌い続けて
いる歌手がいたなんて、これも
驚きだ。

あの時代精神は、絶滅したの
かと思っていたのだが。

彼は、岡林信康の影響を受けて、
音楽に進んでようだ。

岡林信康は、僕も聴いている。

ちょうど、沖縄復帰の騒ぎの頃
だ。

彼の音楽に衝撃を受けた。
その頃、彼は、わたしに
とって、「神」であった。

しかし、もう、わたしは、わたし
の若いころの音楽を歌おうと
いう気はしない。

はっきり言って、若いときに
夢中になった音楽を、今さら
ひっ張りだすのは、恥ずかしい。

ところで、竹原ピストルの歌声
には、説得されてしまった。

このような思いは、いつ抱いた
のだろう。

もう、いつだったか、思いだせ
ない。

懐かしい世界である。

それが、今素直に聴けるのは
どういうことだろう。

しかし、それは、幸せなこと
だ。

ところで、今日、この動画を
取り上げてみたのは、音楽
の素晴らしさは、さることな
がら、

それを聴きいっている「男たち」
の「かっこいい」こと。 

背広姿でくつろいだの中年の
男どもが、なんて絵になるのだ
ろう。

エレガンスとは、青春期を
抜け出したばかりの人間が
持つ特権ではありません。

それは、すでに将来を手に
入れた人間が持つ特権なの
です。

という言葉があったが、


人生を語ることのできる年代
になった男共が、打ち揃って
いるこのシーンには、いいよう
もない「かっこよさ」が漂う。

思うのだ。

80代の背広姿の男がこの
ような「かっこいい」シーン
を醸しだすことができたら、
最高だ。最強だと、思うの
だが。

人生の幕が閉じようと
している日々にあって、
このような「かっこいい」
振る舞いができる年の
とり方をできたら思う
のだが。


どうだろう。

 

 


日本人が教えたい新しい世界史

2017-04-07 10:29:51 | 読書

日本人が教えたい
新しい世界史

宮脇淳子

徳間書店

を読み終えた。

最近、日本史関係で、面白い本を
続けざまに読んでいる。

そこで、最近、本屋で日本史を覗
いたら、この本が目についた。

読んで、最高である。

目次はこうである。

第1章 「歴史とは何か」という
大問題

第2章 歴史のある文明と
のない文明

第3章 世界で初めて歴史をつ
くったヘロドトス

第4章 キリスト教文明が地中海
文明に加わった

第5章 中国は日本人がつくった

第6章 『史記』に呪縛された中
華圈の歴史観

第7章 日本文明はいかにして成
立したか

第8章 『日本書紀』の歴史とは
何か

第9章 国民国家が世界史を変えた

第10章 マルクスに騙され続けて
いる世界史

第11章 日本の歴史教育の大問題

第12章 日本人がつくる世界史

以上。

 

第3章では、アジアの概念につい
て取り上げられている。

これが、目から鱗が落ちる思いで
最高である。

第5章も面白い。
中国に関する内容である。
焚書というのがあったが、この
本質が語られていて、これも
目から鱗が落ちる思いである。


第8章では、「日本の成立」に
ついてである。これが、非常に
面白い。ユダヤ国家の成立を思
い出した。

邪馬台国の問題より、こっちの
方が重要である。

第9章国民国家が世界史
を変えた

フランス革命とナポレオンに
ついての記述が非常に面白か
った。

わたしたちは、歴史で、フラ
ンス革命とナポレオン(皇帝)
を違和感なく、受け入れている。

何かしたら、腑に落ちないもの
があったが、その原因が分かっ
た。

外の本にもあったが、もしか
すると、本当は「フランス革
命」は失敗で、たまたま収拾
がつかないところを、ナポレ
オンが台頭して、フランス国
家を成立させたというのが、
本当かもしれない。

たまたま、このナポレオンの
フランス以降ヨーロッパで、
近代国家を作り出す機運が、
起こり、フランス革命が成功
したかのような、受け止め方
をされたかもしれない。

結局、セレンディピティのな
せる業だったかもしれない。

その後、ヨーロッパの近代国
家群の歴史を牽引した時代が
続いたということかも知れな
い┄┄!。

いずれにせよ、高校生の必修
副読本にしてもらいたい本で
ある。

そして、ぜひ、多くの国民に
読まれて欲しい本だと、思わ
れた。

よく、本を読み続けて、何の
益があったんだろうと思うこ
とが、多々あったりしたのだ
が、このような本に出会うと
本を読む習慣があったことを
幸運に思う。

よくぞこの本を書いてくれた
と著者に感謝したい。


開会のことば

2017-04-01 22:20:26 | 日記

去ったの3月26日(日)に、我が自治会で、
自治会館の落成式・祝賀会が開催された。

今から、40年ほど前に、わたしの父親が
実行委員長になって建てた自治会館が、
その頃建築ラッシュで、粗悪な砂を使った
ことから、早々と老朽化して、改築となった。

父親が、元気な時から、建築資金の積み
立てをしていたから、父は複雑な気持ちで
いたのではなかろうか。

父が寝たりになって、自分の建てた自治
会館の取り壊しを見なかったのは、良か
ったかもなんて考えると、複雑な気分
になる。

ましては、落成式・祝賀会に参加する
ことになれば、どのような思いをしたろ
うと、思うとやはり、複雑な思いがする。

わたしの住んでいるS区は、中学校
で8つある区で、成績最下位、遅刻
も多く。

その中学校は、「陸の孤島」と呼ば
れていた。

教育交流のある近隣の村の中学校
の5校が商店街の近くにあったこと
もあって、二重にコンプレックスで
あった。

わたしの父は、南の数㎞先に見える
隣の市の市街地を見やり、いつか
都市化の波が押し寄せてくると
予想していたのかもしれないと
今になって、思っている。

いつも、S区はG市の南玄関なんだ
と、檄を飛ばしていた。

父は、自治会長をやり、村議・市議を
勤め、土地区画整理組合の理事長と
なった。ひたすら自分の夢を追って
いたのかもしれない。

自治会内には、二つの区画整理組合
が設立され、その事業も完了しつつ
あり、その区域内は、建物が立ち並び、
村は街と化した。

合併してU市になったが、市内で一番
盛り上がっている地域となっている。

残念ながら、今の父には、自分の
夢が実現した様を見ることはでき
ない。

今、わたしは、自治会の副評議員長を
していて、祝賀会の開催の言葉を述べ
ることになった。

下の文章が、その時の原稿である。

 

開会のことば              副評議員長  夏至南風

会場の皆様  今日は。

今日の祝賀会には、U市長S様、U市議会議長
O様、U市教育長 E先生を始め多くの来賓の
方々に、ご出席いただき、まことにありがとう
ございます。

又、多くの区民の皆様、関係者の方々、参加
していただき、ありがとうございます。

さて、その昔。

G市の南の表玄関になるんだと、自らを鼓舞し、
自らを叱咤激励したイーシむらも、今や、U市
の西の表玄関イーシまち、住みよいS区になり
ました。

ところで、このような、イーシむらの夢が実現し
た今日にあって、このたび、多くの皆様のご協
力のもと、S区の新時代を担う新自治会館が
完成することになりました。

今日は、これまでご協力を頂いた方々へのお礼
と、この喜びを語り合わんがために、祝賀会を
開催することになりました。

舞台で繰り広げられる演目を酒の肴にして、歓談
にうち興じ、しばし、楽しい時間を過ごして頂けれ
ばと願ってやみません。

今日は、多くの皆様にお越しいただき、ありがと
うございます。

それでは、これより、S区自治会館落成祝賀会
を始めていきたいと思います。

以上。

この文章にある

さて、その昔。

G市の南の表玄関になるんだと、自らを鼓舞し、
自らを叱咤激励したイーシむらも、今や、U市の
西の表玄関イーシまち、住みよいS区になりまし
た。

この箇所は、父親のことを残しておきたくて
スピーチすることにした。

最初の「イーシむら」は、わたしの父親とその
仲間たちのことだ。