中国、地下水44%が汚染 華北平原で調査
27日付の中国紙、新京報によると、中国地質
科学院の研究所は北京、天津両市と華北、山東、
河南、安徽、江蘇の5省に広がる華北平原で行
った地下水調査の結果、水質検査をした地点の
約44%が汚染されていたと発表した。
調査は2006年から5年間かけて実施され
た。処理を施さずに飲用水として使える地下水
源は少数だった。(共同)
以上。
また、次のニュースがアップされた。
中国の環境汚染、最大の汚染源は農業!
化学肥料の乱用が原因―中国人学者
2013年2月25日、南方都市報によると、中国
人民大学農業・農村発展学院の鄭風田(ジョン・
フォンティエン)副院長は中国環境保護部のサン
プル調査を基に、中国の環境汚染の最大の汚染
源は工業生産でも都市化の進展でもなく、農業
であると指摘した。
(Record China)【記事詳
以上。
前にも、ヤフーのニュースで、
97%の都市で地下水汚染=高まる危機感
―中国
というのがあったが、再度地下水汚染のニュース
である。
2006年から5年間かけて、調査が実施された
のだが、その後も、汚染は進行したのではなかろ
うか。
気がかりのは、調査されてない地域の汚染状況は、
どうだろう。
最近、
中国環境汚染「がん村」200カ所超=地下水汚染
というニュースが流れたが、そことの関係は、ど
うなっているのだろう。このニュースで報告され
た地域内のことなのか、それとも別地域か、いず
にせよ。この地下水汚染の報告された場所以外の
地下水の現実はどうなっているのだろうか。
なんでも、富裕層の飲料水は、外国から輸入した
ものを利用しているというのが、ネットにあった。
また、国家の中枢にいる人たちの家族は、外国に
すでに逃げているのだから、その地下水汚染の切
実度は、理解できないのではなかろうか。
権力者が、痛みを分かち合わないような生活をし
ていては、この地下水汚染の現状は、なかなか改
善しないだろう。
中国からすれば、日本の権力者は、国民と共に、
生活しているほうだろう。何しろ、日本の最高の
権威、天皇が日本から逃げ出すことは、日本が
沈没でもしないかぎりあり得ない。
また、イギリスの女王が、英国を離れることなん
て、考えられない。そして、ヨーロッパの王族が
自国から離れることも、考えられない。
とにかく、中国の根本的な問題は、権力者が、国
民と痛みを分かち合う生活をまったくしていない
のでは。
ところで、
華北平原につて、ウィキペディアではこう紹介さ
ている。
華北平原(かほくへいげん)は、中国にある平野。
現在の華北と呼ばれるエリアとは、多分に重なる
が、必ずしも完全に一致しない。伝統的に中原と
呼ばれるエリアを中心とする平原だが、文脈によ
って中原と同義であることもある。
世界でも有数、中国では2番目の広さを誇る平野
で、中国で最も広い東北平原が極寒で荒地が多い
のに対して、華北平原は地味豊かで限りなく平ら
で温暖で、黄河を始めとする大河が流れているの
で、実質的には華北平原が中国で最も巨大な平野
であり、この平野を主体として中国の歴史があっ
た。
面積は日本の5分の4ほどの31万平方キロメート
ルで、北は北京で大興安嶺山脈があり、山海関で
東北平原と接し、南は合肥の北で長江平原と接し、
東は青島で山東半島の山々と接し、西は函谷関で
関東と接している。
以上。
この解説にある華北平原と同義語とされる中原で
あるが、中国には「中原を制す者は天下を制す」
という言葉があり、天下に君臨するために、この
中原の覇者となることが必要だったようである。
この中国の中の中国、中華中の中華の華北平原が瀕
死のようだ。
日本で言えば、かつての京都・大阪、現在の東京で
あろうか。
この地が、今の中国のように大気汚染、地下水汚染
河川汚染で、人が住めなくなるようなものだが、そ
れは、想像を絶する話しだ。
勿論、そういうことだから、原発は、東京・大阪に
はないのだろう。
この地域に関しては、
枯渇に瀕する華北平原の地下水
華北平原の約半分が地盤沈下、高速鉄道の安全も懸念
等が、ネットで取り上げられている。

この写真は、中国の砂漠化に関連した写真である。
この少ない緑地が、環境汚染されている。
一体全体、中国の国民は、汚染にまみれの土地で、
どう生き延びていくのだろう。
今朝のヤフーのニュースで、次のようなのがあった。
“農協”女性幹部が150億円超の不動産保有
「氷山の一角」の見方も
中国陝西省の農村金融機関の女性幹部(48)が、
北京などに資産総額10億元(約150億円)を
超す不動産40件以上を保有していたことが発覚
し、反響を呼んでいる。
女性は今月4日、購入に使用する戸籍を偽造した
として地元公安当局に拘束された。メディアは、
貧しい生活から財をなした女性の半生に注目する
一方、「カネと権力がさらにカネを生む社会」の病
巣に警鐘を鳴らしている
以上。
こうなると、今日の中国、「ソドムとゴモラ」の街と化
したのか!?