ヤフーのニュースである。
スマートフォン人気で回線大混雑
パケット定額制の継続は「悩ましい」?
スマートフォンの急速な普及で、トラフィック(データ
通信量)も急激に増大している。
携帯電話の回線が混雑し、負荷の高まりも深刻化してきた。
(J-CASTニュース)
以上。
というニュースが飛び込んできた。
すると、バケット制について、世界の先行する様子も
ニュースで紹介されている。
AT&T、パケット定額廃止へ 日本への影響を考える
米英でiPhoneの定額料金廃止。日本は?!
以上。
ところが、それと平行してKDDIのニュースが発表されている。
スマートフォン最後発のKDDIが“WiFi基地局”を無料提供
する狙い
6月29日、KDDIの田中孝司社長と、楽天の三木谷浩史会長
兼社長は、電子マネーの分野で決済インフラを共同で整備する
という提携について華々しく発表した。
その一方で、同じ日の午後には、会見こそなかったが、KDDIは
ある重要な案件をひっそりとリリースした。内容は、改めてauの
携帯電話の契約者に対して、まだ開始していなかった公衆無線
LANサービスの提供を始めるという地味な話である。
(ダイヤモンド・オンライン)
6月末、KDDIが一見地味だが意味深な新サービスを発表した
(関連記事)。
auスマートフォン向け公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」
がそれで、今年度中に全国約10万ヶ所への展開を目指すという。
そういえば、昨秋には無線LAN敷設ベンチャーのワイヤ・アンド・
ワイヤレス(Wi2)を買収していたが、そのための布石だったと
すると合点が行く。
このサービスのポイントは、無線LANが標準装備の通信経路と
位置づけられていることにある。
無線LANスポットの検索は、今後auのスマートフォンにプリセット
される接続用アプリ「au Wi-Fi 接続ツール」で行われ、IDやパス
ワードを入力する手間がない。
最大300Mbpsという高速接続がウリなWi2のアクセスポイントも含め、
すべて無償で使えるというのだから、消費者にも評価されるのでは
なかろうか。
無線LAN強化という方策は、それだけKDDIがスマートフォン普及
によるデータ通信急増に危機感を抱いているということと、現在
主流の3G回線だけでは近々周波数帯域が逼迫すると危惧している
ことの現れだろう。
グループ企業のUQコミュニケーションズが持つWiMAXを活用する
ことで、迅速かつ安価に無線LANスポットを増やそうというKDDI
の考え方は、ソフトバンクモバイルやドコモに比べスマートだと
もいえる。
確かに、KDDIはスマートフォンの分野で出遅れた感は否めないが、
「割り切った」あとの対応はかなり素早い。その割り切りとは、
「Webにおいて携帯/PCという棲み分けはいずれなくなる」と
いう覚悟なのだと思う。
Webにおけるインフラの一部ともいえるブラウザは、少なくとも
AndroidとiOSに関していえば、PC版との機能差は縮小傾向にある。
WebKitの開発動向をウォッチすればわかるように、エンジンの
コードは基本的にPC版と共通であり、ChromeにしてもSafariに
しても同じ方向で機能強化されている。キャリアごとに縦割り
されたビジネスモデルはまた別の話として、今後ブラウザの
機能差は少なくなっていくのだろう。
少なくとも、技術の違いによりケータイとPC(のWeb)が分断
されたままとは考えにくい。
もうひとつ、HTML 5の登場により、アプリケーション実行環境
としてのWebブラウザの存在感が日毎に増していることもある。
今後さらにHTML 5のスペックが充実すれば、ブラウザは従来の
テキスト/画像ビューアとしてではなく、Webというプラット
フォームのクライアントとしての機能がより重視されるのでは
なかろうか。
話が若干逸れてしまったが、インターネットがデバイスの違い
により分断されている状況は、スマートフォンの普及で急速に変化
しつつある。
HTML 5の登場など、データ通信量の増加トレンドを裏付ける材料も
ある。
それだけに、一見地味なKDDIの取り組みに注目したいのだ。
以上。
PHSが出た頃、そのスピードと音質で、携帯を上回って
いた。
ところが、何時のまにか、携帯電話が猛スピードで
発達し、PHSは絶滅危惧種なってしまった。
その携帯が、今度は、絶滅危惧種の様相を呈して
きた。
なんというスピードだ。
ところで、わたしはWILLCOMのWS004SHをしばらく
使っていた。
しかし、重たくて携帯する気がなくなり、携帯(PHS)で
なくなってしまったので、買い換えた。
実のところ、退職人間には、不必要なほどの重装備の
機種であった。
いや、現役時代でも、わたしのような年から年中職場に
こもりっきりの人間には必用なかったかもしれない。
現在は、ズボンのポケットにいれても、気にならないほどの
スリムで軽量な機種をもち歩いている。
持っていることに、気づかないほどだから最高である。
社交性もないので、たまに、不動産屋からかかってくるだけで
父親の不動産の管理をしなければ、この携帯電話も必用ではない。
ところで、わたしが、買い換えたら、しばらくして、スマート
フォンとやらの時代となった。
この機種の使い方を聞くと、残念ながら、わたしのような
生活では使う機会がない。
時代に乗れないのは、寂しくて残念だが、費用対効果からして
いたしかたない。
使いもしない高機能の機種を持ち歩くのも、あまり美しい
ものではない。
スマートフォンを持っていなければ、肩身の狭い思いをしな
ければならないような気がするのは残念。
そのスマートフォンが、行き詰まりをみせているなんて、なんと
いうことだ。
びっくりである。
1996年のダイヤル回線28.8kbpsの速度で、インターネットを
はじめて、フレッツADSLで取りあえず満足できる人間に
とって、無線LANなんて、思っていたが、とんでもないスピ
ードで時代は進んでいるようだ。
森村誠一氏は、「社会の変化に素早く順応する能力を身につける」
と言ったが、身につけたくても、実際の生活に使うことのない技術
がどんどんと、毎日の生活に出現してくるのは、堪らない。
電話を受けるためのPHS、フレッツADSのインターネット、本が
あれば、わたしの生活は、取り敢えず本質的な意味においては、
時代にそう遅れは、とっているとは思えないのだが。