後期高齢者1と2と3と

後期高齢者に組み込まれて運転免許試験も認知症検査付き
せめてgooブログで脳トレに励むことに・・・

白内障手術

2009年06月09日 | Weblog
6月1日午後2時50分、病室から車椅子で手術室に向かう・・・なんか大袈裟な感じ。

手術室では全身をブルーの手術着で包んだ若いアシスタントが5人
生年月日と名前を名乗って、手術用の椅子に乗り換え仰向けに倒される。3時05分。

左眼の所だけ5センチ位の穴の空いたブルーのカバーが被せられた・・いよいよだ
左側に執刀担当医と右側に先輩格の指導医が立つと手術用ライトが光った。

「今から左の目に麻酔を注射しますから、顔を動かさないで」
「・・・えぇぇやっぱり注射かよ・・・点眼式の麻酔を期待してたのにィ

そのとき、左隅に“ノの字”に反った注射針らしきモノが見えた・・10センチは有る。
覚悟もヘッタクレも無い
目玉に針が入って思わず「ウムッ」と呻る。肩に力が入り目玉の奥がえぐられる感じだ。

数分して、強烈な閃光を発しながら天井のカメラBOXが下がって来て切開が始まる。
左の端から上端に光の移動して行くのが判る。同時に水晶体を超音波で砕く音がする。

緊張で身が固くなるのが判る・・・・が、周りは手術慣れしていて雑談しているよ
「まだ取れてないよォ」「あッコレじゃないのか・・・違うところヤッテた」・・・たのむヨ

20分ほども経っただろうか、「ハイッ ドレーンします」の指示で水晶体の中の液が抜かれて行く。
みるみる速さで、真っ白な視界に変わって行く。レンズ(水晶体)の無くなった眼は
入った光を集光できずに、ただの拡散光でしかない“白い闇夜”なのだ
もし戻らなかったら・・・言いようの無い不安がよぎる。

眼内レンズを入れようと、ゴシゴシやっている様子が伝わって来て
やがて、ぼんやりと医師の顔が見えてきた・・・感動と安堵の気持ちで肩の力が抜けた。
手術開始から35分を経過していた。

 1:“ノの字”に反った注射針が見えた     2:強烈な閃光が照射されて「手術開始」
 

  3:水晶体の破砕が始まる         4:破砕箇所を追跡してカメラが移動する


 5:破砕した核や皮質が抜き取られる    6:眼内レンズが入って医師の顔が見えた
コメント (4)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« オドロキの視界 | トップ | 和太鼓 “志多ら” »
最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
視力アップ? (じゅりっぺ)
2009-06-10 22:49:31
手術も無事終わったようで お疲れさま
目玉に注射?痛かったでしょう
文字を読んだだけで、体が硬直しそうだわ
視力も以前より良くなったかな?

そして快晴のように見えるのでしょうね
返信する
明るくなった (1と2と3と)
2009-06-11 10:04:25
じゅりっぺさん
ありがとうございます
ハイ視力も彩度も明度もアップです
そして「元に戻る以上に戻った」気がします

あと40年もしたら、じゅりっぺさんも・・
そン時は“目玉注射”をしない病院がイイですよ
返信する
鮮明に!! (隣のトロロ)
2009-06-21 11:06:25
良かったねぇ~。これで美人が良く見えるようになる??私は困るよ?だって皺がよく見えちゃう・・・・しかし手術は痛そう・・よく覚えていたね。身体が硬くなりビビッてしまった。
返信する
見え過ぎて困る (1と2と3と)
2009-06-21 13:36:23
隣のトロロさん コメントありがとうございます。

以前、アンテナ会社のコマーシャルで
「見え過ぎちゃって困るのォ~」ってのが
ありましたが、確かに困ることもありそう
パソコンの上のホコリや、めっきり薄くなった
我が頭髪にはガックリです。

隣のトロロさん心配無用デス
下地がイイ方は、ぼんやりで有ろうがクッキリであろうが美しいものは美しいですから
返信する

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事