あと二ヶ月で前立腺がんの治療が終了する。
3年前の秋に市の健康診断で胃に何か写っていると言われて、近所の内科医院で念のためにと
行った血液検査で前立腺がんの疑いが指摘され その年の暮れの「生検」でガンが確定した。
■:がンの質の悪さ加減(グリソン・スコア):3+4=7(生検組織2ケ所の評点、最悪値5に対して4と3の合計値)
■:生存、治療のむつかしさ(リスク分類):高リスク(初期、小、中、高の内の高)
■:ガンの数と位置、リンパ節転移など(病期、病態、組織):ステージⅡで他臓器などの転移無し
当時の自分の知識では“ガン”と言う言葉の響きは半端じゃなかったが、入院準備で入った病院の壁に貼ってあった
「陽子線治療」なるものを知って、この病院での入院を断りその足で「陽子線センター」に寄った。ナント幸運な
その場で治療受託が得られ、身体条件が整い次第陽子線照射を始めるトントン拍子の展開になった。
その時改めて思った。 「守られてる」って。
陽子線治療技術の論文を読み、センターで治療機器を見せて貰いする内に当初の不安が薄らぎ
少々の反作用が出たとしても耐えて行くと気持ちを固めることが出来た。
2019年1月16日 ホルモン療法剤投薬開始:がんのマーカー PSI値 48.1 が急速に下がり始める。
2019年5月31日 陽子線照射開始:1日一回2Gy 照射を25回→2019年5月31日 終了・
2021年6月3日 ホルモン療法剤の投薬終了(予定)
ホルモン療法剤の劇的効果
ホルモン療法開始初期の拡大図
地方都市に在って先進技術の恩恵に浴すことが出来たことは感謝に堪えない。