奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

中庭のある暮らし方を想像してみませんか?毎日の暮らしの空間に開放感と意識のある外と内側の中間領域での暮らしの心地よさ・・・・窓を大きく開放する事で見える風景と存在感の違い。

2019年10月19日 | 中庭 ライトコート デザイン 設計建築家

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※夜間、中庭の照明による印象

 

住まいの設計とデザインの事色々と。

毎日暮らす住まいのイメージは

住み心地と同時に

機能性も大切ですよね・・・・・。

 

それぞれの家族、

それぞれの暮らしにとって

大切な内容も異なりますが

共通した大切な事柄も沢山ありますよね。

 

新築でもリフォーム(リノベーション)の場合でも

家づくりをお考えの方は、

たくさんの要望やイメージをもっていて、

皆さんお洒落で

住みやすい家にしたいと考えますよね。

 

しかしそんな家づくりで大きな失敗をしてしまうと、

一生後悔してしまうことになりかねません。

 

特に失敗例で多いのが「照明」です。

家づくりの際に間取りなどの

大きな要素に力を入れるのは当然のことですが、

照明は案外軽視されがちで、

そうならないように、僕は間取りと暮らし方

イメージと印象と機能性を含めて

照度、性能、空間構成に応じた照明提案を

行っていますよ・・・・・。

 

つまり、それだけ照明計画を軽視する方も多く

それだけでせっかくの「家づくり」が

台無しになることも多いという事です。

 

そこで、照明で失敗しないための

ポイントについて少し・・・・・。

※日中の玄関の例

※夜間の玄関の例(見せ方によって使いたい照明を変化させる選択肢を用意する)

※夜間の玄関の例(見せ方によって使いたい照明を変化させる選択肢を用意する)

※夜間の玄関の例(見せ方によって使いたい照明を変化させる選択肢を用意する)

 

玄関、玄関ホールでの照明。

 

玄関は家に入って最初にありますよね。

家族が帰ってきたとき、

来客が来た時も、

みんな最初に目にするのが玄関です。

 

また、入ってきた人とまず

対面する場所は玄関です。

つまり、それだけ玄関の照明は

重要だということです・・・・・。

 

玄関の照明でどのような失敗が多いかというと、

玄関から入ってきた人の表情が

暗くなってしまう場所に

照明を配置してしまう事。

電気屋さんや工務店さん、大工さん達は

勿論建てる事のプロですが、

それぞれの連動やデザインとは

別のところに居ます・・・・・。

 

だから調整する事が大切。

 

照明というものは、

前から光が当たるのと、

後ろから光が当たるのでは

顔の見え方や周辺空間空間が

大きく変わってしまいます・・・・。

 

前から当たった場合は表情が明るくなり、

後ろから当たった場合は表情が暗くなってしまいます。

照明の光によって、

人の印象も周辺空間構成も

良くも悪くも変わってしまうのです。

 

ここでどのような照明の配置が

良いのか?

 

それはどんな表情のある空間にするのか?

で選択肢が変わってきます。

 

照明器具の種類やサイズ

個数などにより

その表情と機能性もバラバラ。

 

人が立つ位置が決まる場所では

玄関以外にも応用できる要素なので、

表情の見え方を左右する

照明の位置のポイントを

しっかりとおさえておくように・・・・・。

 

影は光の裏側にあります。

 

例えば、能楽において用いられる能面。

能面の中のひつである「女面」は

一つの面だけで

喜怒哀楽が表現できるように

彫に打ち込まれています。

 

天井からの照明では無い床面、

地面から上に向かって照らす光を

照明の用語で「アッパーライト」といいます。

 

ですが、地平(水平)線に沈み切った太陽の光(自然光)では

人の面が下から照らされることはありませんよね。

 

自然界では見られない

下から上に照らされた「女面」の表情は

見る人へ不安や恐怖を与える様に

つくられています・・・・・。

 

原因は彫の付加による下から上にのびる影。

 

光で生まれる影の方向が能面の「女面」では

そのようになるようにつくられています・・・・・。

 

光で生まれる影の方向を

デザインする事で様々なシーンをつくりだすことが

出来るという事です。

例え話しで出した、

能面の女面では・・・それは「恐怖」を与える

印象の演出がされていますが、

自然界では見られない下からの光で

陰影をデザインする事で生まれる印象を

心地よくする事、

非日常的な印象をつくりだす事で生まれる

空間の価値が存在します。

 

光を操る灯り(明かり)をつくり、

光の裏側にある「美しい影」を

デザインすると、空間のイメージも

違った表情を持つようになりますよ。

 

玄関は、照明の取り付けの際には、

そういう印象効果も気をつけたいところ。

「人の表情の見え方」、

「明るさ暗さの印象」、

「見せたいモノの有無」

等に重点をおき、配置以外にも

玄関であっても

照明の種類や色などの要素も

目的を考えて照明計画を取り入れると、

家の印象と同時に

使い勝手と利便性・・・・・。

雰囲気の良さと居心地が

より一層よくなりますよ。

 

毎日の暮らし方、

過ごす時間と意識の差で

場所の印象と居心地を

考えてみませんか?

 

建築とインテリアと

過ごすという周辺を意識する事の

大切さをイメージの中に

建築が出来る提案の部分を丁寧に・・・・・。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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