奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

住宅新築工事中の現場・・・・・・(仮称)光の路と明るさのある家・和室の持つ意味を丁寧にひも解きながら「額縁の効果」としての床の間と違い棚・・・狆潜りが存在する事での効能も。

2017年02月09日 | (仮称)光の路と明るさのある家

住宅設計・デザイン・お問い合わせ・ご相談

建築家山口哲央のホームページの検索へ

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

木造二階建て、

木の家・・・・・住まいの新築工事の現場。

(仮称)光の路と明るさのある家新築工事。

現場でのリアルなサイズが見えつつ、

佇まいの一部も分かりやすくなっている状態に。

 

工事用の仮設足場の隙間から見える外壁材の工事も、

もうすぐ全体を包み込み終える予定。

 

 

光を変化させる装置としての

壁材、窓材のガラスブロックの効果も

足場が完全に外せる段階になれば

一気にそのデザインの「機能」が

発揮されますよ・・・。

内部は大工さんが仕事段取りを調整中・・・・・。

設備配管の準備も整い、

住宅設備機器類の設置も順番に・・・・。

先ずはお風呂(システムバス)の組み立てからで

現場では「箱」の状態である程度の

バスタブや鏡や備品も設置済みの状態に。

 

 

 

水廻りの位置関係は集約しつつ

設備の配管が分散しない状態で計画しているので

位置関係は連動して家事動線や生活の動線も

連続性を持たせた状態ですから

使い勝手はいい「位置」ですよ・・・・・・。

 

和室部分も大工さんが造作に入る準備、

仏間、違い棚、床の間にも

住まい手さんの、良い意味での「こだわり」の部分を

反映していますからね・・・・・。

床の間と違い棚の「壁」にも「カタチ」を

配慮しての・・・・「ちんくぐり」を。

 

床の間は、客を迎える部屋につくられます。

そもそも「床」とは、

ものをのせたり、

位の高い人が座る、

一段高い場所・・・・・。

 

床の間は、数ある部屋の中で

一番神聖な場所とされるんです。

 

壁には掛け軸。

その下には花入や香炉が置かれたりします。

硯(すずり)箱や書物などは、

隣にある「床脇」という空間に収納したり、

飾られたりします。

 

床の間は、こうした美術品を飾る場所として

発達してきました・・・・・。

「床の間」の起源は室町時代にさかのぼり、

歌会や茶会を催す時、

壁に掛け軸をかけ、

「押板」と呼ばれる板の上に、

美術品をおいて鑑賞しました・・・・・。

 

 

余談ですけど

今日のような形になったのは、

桃山時代から江戸時代初期にかけての事。

 

床の間という、ほの暗い空間の中で、

掛け軸に陰影ができ、

描かれた世界が奥深くみえるように・・・・・。

 

飾られるものが最もお客様に対して

印象的にそれを受け止めてもらえるようにするには、

適当な明るさというものが必要なんです。

 

光に対する感覚を日本の住まいのカタチは

よく証明していると思いますね・・・・・。

 

床の間の隣に設ける予定の「床脇」にも。

ここも客をもてなすための大切な空間です。

光は、「狆潜り(ちんくぐり)」を通して、「床脇」まで届きます。

「床脇」は、お客様がある意味・・・・美術品を

手に取って楽しむ場。

 

例えば、和歌の好きな客を迎える時には、

歌集を飾り、興にのった時、

客が筆をとれるように、硯箱と紙も用意するような。

 

床脇は、お客様への

さりげない心遣いを示す場。

座敷の込めるモノゴト・・・・・色々と。

 

 

さまざまな工夫が本来必要な「床の間」の配置。

「床の間」は、日本建築の特性をいかした、

座敷の中の小さな美術館だと思いますよ。

 

 

家のサイズという意味ではなくて

暮らしの質を生み出すように・・・・「気持ち」を反映するカタチを

現場で「リアルサイズ」を使って

昇華の途中ですよ。

 

 

 

 

Produce Your Dream>>>>>>>>>>>>>---------------------
建て主目線+αの提案・・・「建築と住まい手とその暮らしを豊かに」
建築設計事務所 建築家 やまぐち建築設計室ホームページ 
http://www.y-kenchiku.jp/
 住まいのご相談「ご依頼」はお気軽にホームページからどうぞ
「無料相談のお申込み・御相談・問い合わせ」
http://www.y-kenchiku.jp/
・建て替え・中古住宅・間取りのご相談土地取得の相談
リフォーム 二世帯住宅・ビフォーアフター・住みやすい家
ウッドデッキ シンプルナチュラル スリット 和風 シンプル
純和風 モダン 和モダン インテリア リホームプラン
住宅 木の家 二階建て 平屋 デザイン 設計 建築家のリフォーム
「住まいを設計するという事は暮らし方を設計するという事」
木の家・設計・建築家・建築士・設計家・奈良県・橿原市・新築
奈良 中古住宅 リフォーム リノベーション 家 新築 平屋住宅
デザイン 2階建て 豪邸 高級住宅 建築家の設計デザイン 豪邸設計
狭小住宅 数寄屋住宅 人気建築家 有名建築家 売れっ子建築家
 --------------------------------------------------<<<<<<<<<

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 未来の担い手に一言コメント... | トップ | 今夜のつまみ食いは・・・・... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

(仮称)光の路と明るさのある家」カテゴリの最新記事