奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

狭小住宅・・・・・狭さを悩む前にその活用の仕方を考えてみる・・・・最小限と最大限。

2014年09月02日 | 家づくりアドバイス

住まい造り・・・・・土地の法律的な制限や物理的な制約、

近隣の状況によって、建築そのものの面積・・・・・「広さ」には

制限がかかります。

 

 

物理的な広さに関して・・・・・・・。

 

 

 

それをどのように工夫して発展的な内容に整えていくのかは、

設計の工夫と価値観で変わりますよ。

空間の利用をどのようにするのか、生活の基盤の位置関係がどうなのかという事。

 

 

 

例えば、一日・・・・・・寝室で過ごすのかどうか・・・・・という事。

それを考えてみると、一般的には人生の三分の一は寝室で過ごす事になりますが、

眠る為、リラックスする為の質の良さは大事として

「広さ」がその「睡眠」の際にどの程度必要なのかという事・・・・・・。

 

 

寝室に他の用途を組み込まないのであれば、

最小の心地よいスペースを考えるという価値観で。

 

 

例えば子供室も同じように・・・・・・・。

個室の解釈として、ベッドと机を・・・・椅子などを置くスペースと収納。

逆算するように整理するとそのスペースの存在も変わりますよ。

6帖・・・・8帖という枠組みで考えるのではなくて、

その広さで、何をするスペースとするのか・・・・・・・という思考で。

 

 

 

そしてその家族、生活の基盤に合わせて不足分を共通のスペースで補うというプラン。

 

 

子供室近くやLDKに近い部分・・・・・見えるスペース、逆に、

壁などを使って死角をつくり隠すようなスペース・・・・・・・etc。

 

 

その部分にパソコンスぺースや図書室のようなライブラリーコーナー、

書斎コーナーを設ける事で、

スペースが生きてきますよ・・・・・。

 

 

勿論ですが、心地よい広さ、ちょうど良さを感じる設計の工夫を

個室には盛り込みながら。

空間の価値は、平面的ではなくて、立体的に高さ方向と視覚的効果も

手伝って・・・・・感覚的に広さのベースを計画しますからね・・・・・・。

 

 

 

状況に合わせての思考で、

最小にして機能と用途を共有する事で空間の価値も

生きるスペースも変わりますよ。

 

 

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建て主目線+αの提案・・・「建築と住まい手とその暮らしを豊かに」

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