奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

暮らしの近くに存在する心地良さを中庭の恩恵を受けるように設計する住まいの考え方に体感と視覚的な効能を暮らしのイメージに寄り添いながら雰囲気と心地を堪能する過ごし方提案

2024年10月13日 | 設計の事デザインの事

家造りにおいて考える事の多い

坪庭や中庭ですが、

過ごしたい暮らしの風景に

どのような効能が

大切なのかによって

その坪庭や中庭の設計構成も

随分変わります。

※ホテルライクなラウンジをイメージしたモダンでシンプルな暮らしの提案イメージCG(中庭+リビングダイニングキッチン+DENのある家)

暮らしや生活に対して

中庭が効果的に働き

どのような体験や

経験をうみだすべきなのか?。

 

その中に風を感じるという

シーンも大切だなと

考えています。

 

木々が揺れて風を感じたり、

窓を開けて体感として

風を取り込んだり。

 

ただ中庭をつくるだけでは

風は生まれず、

効果的に窓の計画と

造園の計画が組み合わさる事で

程よいシーンが生まれて

そこに住む事で生まれる

時間の豊かさも

得ることができるのだと思います。
 
そもそもなぜ風が生まれるのか

温度差のあるところに

風は生まれます。

 

暖かい空気は

上昇気流を生み、

冷たい空気は下降気流を生む。

 

室内の場合は特に

高低差のある

窓の計画をすることで、

温度差を効果的に使って

空気を動かすことができます。

 

中庭(坪庭)の造園計画では

地面(土)を熱や日射しから守ることで

太陽で熱くなった屋根との

温度差をつくりだし

煙突のように

上昇気流をつくりだすことができます。

 

造園計画もそのような

モノゴトを意識したり、

余白を感じる

立体的なサイズ感や奥行きも考えて

木々のレイアウト(配置)も組み込みます。

 

グランドカバーと

落葉高木等が

地面に影を落とし

暑い日も涼しげな空間を

視覚的に感じる事。

 

反対に、

コンクリートの土間や

タイルは蓄熱性もあり

目的に応じてデザインも整えます。

 

情緒的(感覚的)な豊かさも

大切にしながら、

その裏にある暮らしの物事の

筋道を考えたうえで、

それぞれの住まい手さんと

暮らしと環境を心地よく

より良い住宅の提案に

努めたいと思います。

 

過ごし方を丁寧に考える

住まい造りの提案を大切に。

 

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■やまぐち建築設計室■
 建築家 山口哲央
奈良県橿原市縄手町387-4(1階)
https://www.y-kenchiku.jp/
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