奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

設計の工夫とデザインの感度と勘所・暮らしの空間の内側外側で印象を意識する「フォーカルポイント」デザイン、部屋のイメージや認識が良い意味で上質に上品に和の繊細な細工の考え方で。

2019年12月16日 | 設計の事デザインの事

注文住宅・マイホーム・住宅設計・見取り図・間取り図

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やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

※中庭を半屋外として空間の一部にイメージして取り込んだ設計デザイン事例

 

住まいの設計とデザインの感度と勘所。

暮らしのイメージを

設計するという事と同時に、

意識の範囲や印象をデザインする事で

毎日の暮らしの豊かさの意味も

良い意味で上質に変化する様に・・・・・。

 

例えばですが、

フォーカルポイントを空間のどこかに

意図的にレイアウトする

若しくはつくるように・・・・・。

※照明器具もインテリアの一部として利用した事例(クランカーシャンデリア)

 

 

インテリアの用語のひとつに

「フォーカルポイント」というものがあります。

 

どんな意味かというと、

空間の中で視線が集中する

そんな場所のことを言います。

 

分かりやすい例だと、

壁に掛けた絵画などです。

 

玄関に入ってすぐに

目に見えるようなところに

絵画を置く人はたくさんいますよね。

 

来客者は扉を開けた瞬間に

絵画にくぎ付けになったり・・・・・。

 

これがフォーカルポイントです。

 

玄関だけでは無くて「意図」して

いろんなところに計画出来る

フォーカルポイント。

 

実はこのフォーカルポイントは

玄関だけでなく、

場所をイメージして

取り入れる事により

空間の感じ方を操作できる

テクニックなんです。

 

LDK空間、ンリビングやダイニングスペース

キッチンスペース(台所)や

トイレ、フリーな空間にも

取り入れることは可能ですし、

廊下や階段にも

積極的に取り入れると良い手法。

 

廊下や階段にフォーカルポイントがあると、

家の中を移動している最中にも

インテリアを楽しめますし、

絵や植物はフォーカルポイントとして

簡単に取り入れることが出来るできるので

部屋の模様替えで

イメージを変える際にもおすすめです。

 

フォーカルポイントは部屋の「印象」を

変える装置のようなものですが

視線を誘導するとい意味でいうと

部屋の広さの認識を変化させる装置にもなりますよ。

※玄関ホールの奥に外側斜めへ視線を誘導する坪庭デザイン事例

 

視線を部屋の対角に誘導する、

空間の余白部分を拡張する

そんな役目として・・・・。

 

ソファーやテーブルを部屋に対して

並行や直角ではなく

あえて「斜め」に対角、

斜線面を意識させるデザインを

施すのと同じように・・・・。

 

距離感をデザインする

という事も含めての印象でデザイン。

 

そして・・・・・。

フォーカルポイントを作る際の

注意点は

ポイントを曖昧にしないという事。

 

出来る限り、

一点に集中できるように

ポイントをハッキリさせる事。

 

フォーカルポイントの周りが

ぐちゃぐちゃになっていると、

視線を一点に集中させるのは難しいです。

 

また、特に味気のない質素なものは

フォーカルポイントに向いていません。

 

できるだけ華やかなものや印象的なイメージで。

 

そうすると効果はおおきく

期待できますから・・・・・。

 

わかりやすく表現すると

大原則は「一点豪華主義」です。

 

「集中できるように配置されているか」と、

「ポイントが華やかであるか」を意識して下さい。

 

どちらかが欠けてしまうと、

フォーカルポイントと呼ぶに

ふさわしくありませんよ。

 

そして、目の高さを意識して

それに合わせることも重要です。

 

これは先ほど書いた、

「集中できるように配置されているか」に

含まれている要素ですが、

対面したときに自分の目の位置と

誘導したい印象の距離感にあれば、

すっと目に入ってきますよね。

 

ですので、出来る限り

ヒューマンサイズと「人の目」の意識に

合わせてフォーカルポイントを計画するように。

 

インテリアの空間を

美しい印象にするために、

このフォーカルポイントを普段から

間取り構成やデザインにも

僕は注力していますよ。

 

設計の工夫とデザインでの

暮らしへの魔法の掛け方として・・・・・。

※玄関ホールの奥に外側斜めへ視線を誘導する坪庭デザイン事例

 

それは「窓の外」にも存在出来ますからね。

庭でその印象を「デザイン」として操作。

 

オシャレで快適な部屋にするための

設計デザインのテクニックを付加価値として

いつも提案させていただいていますよ。

 

意識に働きかける空間づくりで

日常に少し「デザインの効能」を

感じてみませんか?

 

住む場所、暮らす時間で変化する

気持ちよさの違いを実感するように。

 

Produce Your Dream>>>>>

建て主目線+αの提案・・・・・。

明日の暮らしを設計する

建築と住まいとその暮らしを豊かに

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