風の冷たい週末の土曜日・・・雨も手伝ってなんだか「もやもや」することもあったりしますが、
それぞれ「晴れの日」も「雨の日も」・・・「曇り」に「雪」の日・・・・・。
大切な場面をもっていますからね・・・「その日にあう」過ごし方を・・・・・。
さて、今日は週末ということで住まい手さんとの打ち合わせやメールでのお問い合わせの対応等、
設計の仕事の中身・・・イロイロとあります。
今も少し・・・・「窓」について考えている住まいがあるのですが、
一足先に・・・・工事が進行中の建物からの風景も思い出しながら・・・・考えています。
写真は奈良・高取町で工事が進行中の(仮称)借景を楽しむ和モダンの玄関共有二世帯住宅の現場。
敷地の西側の特徴を活用して細工を施していますよ。
コンセプトとなる(仮称)にも含まれている「借景」を存分に取り入れた工夫・・・・・。
日の入る状態を考え・・・計算して「見た目」も考えて窓の位置と種類もセレクトして、
内と外をつなげるように・・・・・。
建築計画では「教科書」としては「南側」を広くというものが「セオリー」ですが、敷地の状況や
建築の内容、ロケーションなどでそれは・・・・変わります。
経験だけではなりませんが、「敷地を読む」という意味では頭の中の「引き出し」が活躍します・・・・・。
もちろん「感性」や「住まい手さんへの想い」も・・・・・。
そして「窓」そのものをどのようにかんがえるのかで変わるもの。
窓には「採光」と「通風」という役割がありますが、
そういう機能面にプラスして「そこから景色が見える」事での空間への奥行きや開放感を
与える「広がり」や「抜け」の演出という役目がありますよ・・・・・。
光を1番取り込みやすい「南側」は先の説明にもあるように、
住宅事情などを考えると困難な事も多いです。
そこをどのように「発想」でカバーするのかがポイントですよね・・・・・。
南側以外に新たな「価値」を求める事や「窓の工夫」で南側をより良いものにできるように。
窓の役目を考えつつ、「価値」をどのようにかんがえるのかで「不利な土地」も
「逆に価値の在る土地」になりますよ・・・・建築的な細工で変わる土地の魅力・・・・・。
窓の考え方だけでも「その価値」はプラスに変換できますから・・・・・そういう「設計」を
心掛けたいです。