住まいのスペースには憧れがあり・・・その憧れが実際はどうなのかという事を、
深く考える機会が多いのも「仕事柄」なのかも知れません・・・・・建築仕事・暮らしをつくる仕事。
未来も変わりますからね・・・・・。
吉野のアトリエでコツコツと・・・ロジカルに考えつつもラテラルに考える仕事。
想像の中で「3次元化」しつつ頭の中を整理中です・・・・・。
一般的には広い家で、一階と二階の合計で、家そのものが304.05㎡・・・約92.11坪の住まい。
リノベーションの為の現場視察の際もイロイロ「気になる内容」を頭に入れつつ、メモを取りながら「収納物」の
話しや「暮らし方」・・・「生活の中身」を整理して・・・・・検討して・・・・。
家の相談よりも世間話しや暮らしの相談をしつつリフォームの案件。
でもそこから見えてくることは本当に沢山あって「質」の向上には不可欠。
家そのものを見直すというよりは「使い方」と「収納スペース」を見直すという、
暮らし方のリノベーション。
二階の無駄をどのように「必要なスペース」となるようにするのかが
ポイントのように考えていますよ。
約16帖の洋室・・・就寝+就寝前の憩いのスペース・・・・・。
そのせっかくの広い空間が、使えないだけの広い空間となってしまっている状態。
実際、「使っていない」というよりかは、「広い」けど「使えないスペース」を、
新築の際の図面を住まい手さんから見せて頂いたときに「見つけていた」ので、そこを中心に改善計画中。
扉の向きや開き勝手・・・使われ方を計算した収納スペースと、
分別のしやすさ・・・逆に「集めやすさ」を計算してプラン中・・・・もちろん「空間そのもの」も。
忘れてはいけないのは「収納で覆い尽くす」のではなくて、
「人のスケールを考えた収納」であること・・・・・。
そして「収納物の居場所」。
人によってその「片付けのクセ」や「見た目のスッキリ感」の差はありますからね。
収納物の「奥行き」や「スケール」も同時に考えることで、
適した「場所」が見えてきますよ。
一か所だけを見て考えるのではなくて「暮らしぶり」や「趣味・容量」・・・・「家そのも」、
暮らしの「動線」・家事の「動線」・・イロイロな要素を複合的に雰囲気も合わせて考えていますよ。
奥行きと位置関係・・・・余白の距離感がポイント。
暮らしを崩さずに、余白では無い「無駄」をつくりかえるリノベーション。
価値の創造をする計画になるように・・・・考える仕事ですよ。
単純に「スペース」があっても「無駄になる」事が一番の「無駄」ですから・・・・・。
計算した「スペース」になるように。
システム収納も上手に使いながら組み替えて使いつつ・・・・「設置の仕方」も模索中。