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奈良県の建築家が日々思う設計事務所の家づくり日記、住まいの設計や住宅設計、注文住宅、注文建築、暮らしの事、収納の事

住宅の設計・リフォーム、暮らしのデザイン提案を家具や生活習慣まで丁寧に考えています。

間取りと暮らしに収納の関係性をデザインするように、ファミリークローゼットのある暮らし、階段近くや玄関近く、水回りの洗面脱衣室近く等、計画する位置関係で使い勝手も変わります。

2023年11月29日 | 設計の事デザインの事

 

注文住宅で考える

ファミリークローゼットのある暮らし。

※ハンガーパイプをメインにしたファミリークローゼット

 

注文住宅で

ファミリークローゼットを

計画する間取り計画。

※棚をメインにしたファミリークローゼット

 

家族で共有できる

ファミリークローゼットが一つあると、

生活動線が楽になる、

より便利に生活できるなど

多くのメリットがあります。

 

しかし、

そのメリットを生かすためには、

目的に合わせた配置やm取りを

知っておくことが大切です。

 

ファミリークローゼットとは何か、

メリットやおすすめの間取り、

注意点について。

 

ファミリークローゼットとは、

家族の衣服などを

全員分まとめて収納できる

クローゼットの事です。

 

家事を行う際などの

間取りと家事作業をよくするために

採用する場合があります。

 

洗濯物を全てまとめて片付けられる、

外のホコリや菌を

持ち込ませないなどの

メリットがあります。

 

家族の動線や設置目的によって

どのように配置されるかは

大きく変わります。

 

ファミリークローゼットの

メリットとして

近年人気が高まっている

ファミリークローゼットですが、

なぜファミリークローゼットを

採用するケースが多いのか?。

 

洗濯動線が改善されるという事。

ファミリークローゼットがあると、

洗濯物を一つの部屋で収納できるため、

洗濯動線の改善に効果的です。

 

ファミリークローゼットがない場合、

家族の部屋ごとに

洗濯物を収納することになり、

手間がかかります。

 

ファミリークローゼットがあれば、

家族の洗濯物を

まとめて全て収納できるため、

手間がかかりにくくなります。

 

整理整頓しやすくなる。

ファミリークローゼットは

家族の多くのものを収納できます。

 

服だけではなく、

コートやカバン、

帽子など、

外出用のものを

まとめて収納することで、

ものがスッキリと

片付きやすくなる点がメリットです。

 

玄関のそばに配置すると、

外から帰って

すぐ片付ける習慣にもつながり、

物が散らかりにくくなります。

 

外の汚れや菌を

部屋に持ち込みにくくなる。

 

玄関の近くに

ファミリークローゼットを設置すると、

外の汚れや菌を

部屋に持ち込みにくくなります。

 

外から帰ってきたらまず、

コートや帽子など

外で着たものを脱ぎ、

そのままリビングに入れば

菌や汚れを持ち込みません。

 

玄関の近くに洗面や浴室を設置すると、

より衛生的な状態を

保てるようになります。

 

間取りによっては

スペースの節約になる。

ファミリークローゼットがあると、

家族の個室ごとの

クローゼットをなくせたり、

クローゼットを小さくできたりします。

 

部屋を広くできるため、

逆にスペースの節約になる事もあります。

 

ファミリークローゼットは

いくつかの配置パターンがあります。

 

目的に合わせて適切に配置することで、

よりファミリークローゼットを

有効活用できるようになります。

 

廊下からつながるように

配置するケースは

特に階段のそばにあると、

家族が共有して使いやすく、

洗濯物の片付けや

整理整頓もしやすくなります。

 

また、洗濯物などが多いご家庭では

脱衣室近くに1~2畳脱衣室の近くに

ファミリークローゼットを配置すると

便利になる事も多いです。

 

クローゼットに普段着る

洋服を入れておくと

朝の着替えがしやすく、

帰ってきてからも

お風呂に入って

すぐ着替えられるため、

比較的動線に無駄がありません。

 

玄関のそばに配置するケースであれば、

シューズクロークにつなげて

配置することができ、

外出で使う小物などもまとめて

収納できます。

 

また、外の汚れを中に持ち込まずに

済むため、

家の中をきれいな状態で

維持するのにも効果的です。

 

ファミリークローゼットを

設置する時には、

間取りのコツがあります。

 

配置する目的を明確にする事。

ファミリークローゼットは

設置する目的によって

配置が大きく変わります。

 

そのため、

目的を十分に考えずに

間取りを決めてしまうと

失敗しやすくなります。

 

大まかに分けると収納を重視するか、

実際の使い方を重視するかで

配置するべき場所が変わります。

 

なぜファミリークローゼットを

計画したいのか、

どのように使っていきたいのかを

シミュレーションした上で

間取りを検討する事が重要です。

 

リビングや和室の近くには

配置しない方が良いです。

 

来客が多い家の場合、

リビングや和室など、

お客様がいる部屋の近くに

ファミリークローゼットを配置すると、

使いにくさを感じる場合があります。

 

ファミリークローゼットは、

目的に応じて適切な

配置が変わるため、

設置を検討する場合は

家族で目的をよく確認し、

配置を考えることが大切です。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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気軽にご連絡ください。

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デザインという行為が住まい造りの中でどのような意味を持つのか?単純にカタチをデザインするという訳はなくて過ごし方や趣、その空間で過ごす時間の感じ方がどのような意味をもつのか?。

2023年11月28日 | 設計の事デザインの事

 

例えばですが

デザインという言葉を聞いて

何を連想しますか?

※中庭と吹抜けを挟んだ暮らしの環境とデザインをご提案した内観イメージCGの事例

 

外見の美しさや

カッコよさなど

見た目に関わる事が多いかと思います。

ですけど。

デザイナーの佐藤卓さんの

デザインとは物事の間を繋ぐもの

という言葉に触れて

考え方が深くなった時がありました。

 

例えば、

手紙を書くときに

自分の気持ちが

より伝わるように

文字の大きさや改行の仕方などを

考えることも

デザインであると佐藤さんは言います。

 

手紙を書いた人の気持ちと

手紙を受け取る人との間に入って

それらを繋げるための

デザインということだと思うんです。

 

このblogもそういった意味では

デザインの一つで、

住まいや暮らしづくりに対する想いと

このblogを読んでくださっている方との

間を繋いでくれる

「デザイン」なのだと思います。

 

デザインが単純に

形のことを言うのではない

ということが分かると、

僕が続けている設計とは

何と何を繋ぐものなのか

深く考えることが出来ます。

 

家を設計する行為ですが

それはその先にある

暮らしそのもに繋がるデザインに。

 

「家と家族」、「家族と家族」、

「庭と家族」、「街と家族」、

「気候と家族」 ・・・・・。

 

人や暮らしの数だけ

その「こたえ」は存在していて、

その家族や家が建つ土地の条件などで

変多くの物事が変わってくるものだと思います。

 

暮らしの環境がどのようにつながり

家族の未来が良い方向へと

満たされていくのか?

漠然と、

でもそれぞれに「豊かな住まい」を考えて

深い意味で暮らしの在り処を

どのように考えるべきなのかという事を

デザインの趣として考えています。

 

自分たちが暮らすために大切なことを

どのように考えていらっしゃいますか?

 

過ごす空間の意味を丁寧に

デザインを大切にしたいと思います。

 

 

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ホテルライクな暮らしの空間をつくりだすように、日常的に過ごす場所でありながら非日常を深く味わうインテリアと空間構成の設計とデザイン。

2023年11月26日 | 設計の事デザインの事

 

ホテルライクな暮らし

というご相談を

お受けする事もよくあります。

 

ホテルのような暮らしの空間。

カッシーナ・イクスシー大阪店Cassina ixc. Osaka shop・2F COORDINATED  ROOM 

 

ホテルという場所は

基本的に

いつもの家とは異なる

「非日常」を感じる場所です。

 

それを感じる要素は、

例えば単純に家ではない場所、

地元から遠く離れた土地

であるという点にもありますが、

よほどのスイートルーム

などでなければ、

必要なものしか置かれておらず、

決して散らかっていないという

部分にもあります。

 

それはつまるところ

生活感の無さに繋がります。

 

住まいにおける

いわゆる生活感とは、

大きく分けて

暮らしを営むためのものが

目に見える部分に

露出されているという事と

家具や内装などの

部屋を構成するものが

煩雑化しているという

2点から生まれます。

 

自宅は日々の暮らしの

あれこれを営むための

空間であり、

長く住むほどに

傷みは出てくるものです。

 

自宅で生活感を

完全に排除するという

事ではなくて、

ホテルのような空間を

ということは

生活感を排除することに繋がり、

それが「上質な空間」を

味わうことが出来ます。

 

整理整頓の極意は「隠すこと」。

 

ホテルの部屋は

基本的に整理整頓が

行き届いています。

 

それはホテルの

各サービスの人たちの

働きによるものですが、

それこそが

「生活感を感じさせない」ための

重要な要素です。

 

今あるものを

あらかた処分すれば、

一時の(あるいはしばらく後も)

整理整頓は容易です。

 

しかし、ホテルで過ごす

数日間と違って

住まいはずっとそこで

暮らす場所です。

 

日頃からの意識が無ければ

いずれまた必要・不必要問わず、

ついつい物を買い

室内に物は増えていきます。

 

そこで大事なのが「隠すこと」。

 

具体的には

扉付き・引き出し付きの

収納を取り入れ、

そこに散らかりがちなものを

入れておくことです。

 

ホテルでは

生活感のあるものは

全て収納家具の中に

整理された状態で

配置されています。

 

扉や引出は

木製のものが多く選ばれており、

中の収納物が

見えない仕様に

なっていることで

「非日常感」を演出している

そういう面があります。

 

扉のないオープンシェルフや

ガラス扉の収納は飾る事。

 

眺めることの楽しみを

生み出す反面、

雑多な印象にもなりがちで、

もしその収納方法を

選ぶなら「あえて余白を作る」、

つまり配置物の間隔を空ける、

何も置かない部分を

作るといった点に

工夫を凝らすことを

お勧めします。

 

生活感を感じない、

という印象を受ける空間というのは

総じて余白が多く、

つまりものが少ない空間です。

 

自宅での生活感をできる限り

抑えるためには

収納家具はガラスではなく

木製の扉や引出がある

収納家具を取り入れ、

基本的にものが露出されていない、

いつも隠れている状態を

心掛けてみる事もひとつです。

 

適切な配置と

シンメトリーを意識する。

 

また、適切な位置に

適切な大きさの家具が

十分な余白を持って

配置されているかという点も

重要です。

 

ホテルでは壁に沿うように、

特に収納家具やデスクは

奥行や高さを揃えて

設置することで

すっきりとした印象の

空間作りを行っています。

 

つまり、

家具の配置も

ポイントのひとつとなります。

 

家具同士があまりに近い、

あるいは高さや奥行きが

それぞれに凸凹していると

それだけで部屋全体が

散らかった印象に

なりやすくなります。

 

それはそのまま「生活感」に

直結します。

 

特に収納家具の奥行は

なるべく揃えたうえで、

直線的に配置する事が

ポイントです。

 

高さについても

手前から奥に高くなっていく、

あるいは低くなっていくという

規則性を持たせると

スッキリ見えやすくなります。

 

また、

家具を配置する際には

「シンメトリー」の配置を

意識すると

ホテルのイメージに近づきます。

 

シンメトリーとは

左右対称のことで

空間に安定感を与えてくれる

効果があります。

 

例えば収納家具であれば、

テレビボードを中心として

他のもの(リビングボードなど)を

左右シンメトリーに配置する、

というのはよく使われる

インテリアテクニックのひとつです。

 

シンメトリー配置は

家具の配置だけでなく、

飾り棚の飾りや

アートを飾る際にも

意識して行うと

空間が洗練された印象になります。

 

使用する素材や

色味は統一させ、

質にもこだわる。

 

ホテルのインテリアは

素材や色味などに

統一感を出すことで

その場に落ち着いた

印象を与えています。

 

同様に自宅であっても

インテリアに統一感を持たせる事で

ホテルのような空

間をつくりだすことが可能です。

 

コツは部屋全体の

色数を抑えること。

 

そうすることで

全体がスッキリとした

印象になります。

 

それ以外にも

「方法」や「デザイン」はあります。

 

具体的にご相談くだされば

それはまたその際に。

 

自宅というリラックスできる場所に

ホテルのような非日常感を演出し、

その両面で

空間を楽しむことができれば

暮らしの質は間違いなく

向上します。

 

暮らしには

沢山のものが常にそばにあり、

非日常の演出は

難しく思えてしまいますが

選ぶ家具や空間配置の仕方

そしてそれぞれの家庭の

価値観や癖を片付け等の

仕組みで取り入れること。

 

それにより「ホテルライク」は

より現実的になります。

 

暮らしの事、

毎日の過ごし方を

それぞれの価値観で

心地よく過ごしてみませんか?

 

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助言で変わる土地の価値と探し方、土地探しからの家造り計画の場合に、土地だけを見るのではなくて、どのような住まいの計画が可能で、土地の魅力をどのように引き出すのか?という事も考えつつ。

2023年11月24日 | 設計の事デザインの事

注文住宅・マイホーム・住宅設計

デザイン・インテリア・お問い合わせ・ご相談

やまぐち建築設計室ホームページ

http://www.y-kenchiku.jp/

 

気に入った土地があるが、

決心できずにいる状態との事。

 

同時にそれは・・・場所によって受ける「法的な制限」や

物理的な制限、インフラ(ライフライン)の違いによる

出来る事、出来ない事の違いを考えるという事。

 

場所だけからは見えない「制限」を

整理する時間は大事です。

 

本当にこの土地で希望すべき建物が

建てられるのか心配になり

ご連絡を頂きました・・・・・。

 

土地探しからのご相談とは、

不動産会社とは別の設計者の立場から、

候補にあがっている土地について

助言させていただき、

計画のお手伝いをさせていただく事であったり、

土地探しそのものをアドバイスさせていただきながら

一緒に土地を探すという事です。

 

 

土地はすべての「もと」になる場所です。

不安になるのは当然です。

それを吟味、解消するために、

都市計画や周辺事情に対しての法規制のチェック、

暮らしとのバランス、

価値観とのバランス、

生活の可能性、

簡単なボリュームチェック・・・・etc。

 

実は土地を扱う「不動産」の業者さんは、

そういった建築の考えるべき部分は「白紙」の思考がほとんど。

だから逆に僕たちが

土地の資質について状況を加味して

質問したりすると「フリーズ」する事もしばしば。

 

大切な事が色々とあるんです。

 

実際に、現在建築工事中の案件では

先に土地を購入されて「水道が引けない」「排水が流せない」

「電気が引き込めない」という状態なのに、

それの説明が不十分で

土地を購入された方も居ましたから・・・・・。

 

 

そういう事もあるので

事前の相談は大事ですよ。

 

建築の視点と不動産の視点は異なりますから。

建築家としても、設計のプロとしても

色々な側面からの視野で、

その形や階数、面積を算出し、

土地購入前に暮らしのイメージを

相談しながらつかんでいただきます。

 

そうする事で、土地購入後に

道路斜線、北側斜線、建ぺい率、容積率

インフラ「ライフライン」整備の不備などの

家が建ちにくい、又は・・・・・。

当初考えていた土地利用が出来ない。

といったような失敗もなくせますから。

 

他にも、周辺環境から、

注意が必要な個所を建築側の視点で

事前の情報整理からチェックしますよ。

 

 

光の入り方や風通し、

隣接建物や災害などのリスクについても。

想像の域が全く異なるという事での質の違い。

 

建築的視点での不動産視点ではない「バックアップ」。

また、道路の状況や敷地の形状によっては、

工事費が割高になる事があります。

 

逆に変形地などでも、

計画の工夫をすれば

希望に近い住みやすい建物を

計画することも可能な場合があり、

そのような土地を割安で

購入できることもありますよ。

 

土地と建物の費用バランスや、

ある程度の工事費の予想ができるので、

資金計画も立てやすくなります。

 

 

土地探しのご相談、お気軽にご相談くださいね。

家づくりのご参考まで・・・・・。

 

暮らしを丁寧に考えてみませんか?

質の違いを丁寧に検討して

デザインする事で

過ごし方も随分異なりますよ。

 

間取りと生活環境で変わる「モノゴト」を

丁寧に考えながら

住まいの設計と暮らしのカタチを

考えてみませんか?。

 

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玄関を過ごす場所の一つの部屋として有意義にそして過ごしやすい場所として間取りの中でも工夫を考えるように、収納スペースの充実と窓の有効性を設計とデザインの工夫で暮らしの価値観に。

2023年11月20日 | 設計の事デザインの事

 

「玄関」は家族の出入りだけでなくて、

お客さまを迎える

大切な「場」でもありますし

日々過ごす中で

家族や自分もよく使う場所になります。

※玄関横に坪庭を設けて廊下の奥にも庭を設けた事例

※窓の反対側には使用量に似合った靴箱(玄関収納)

 

そのため家造りでは

玄関についても

十分に検討したいものです。

 

特に次の2つは

重要だと考えています。

 

※廊下・玄関に振り分けた明るさを取り入れる為の中庭用窓と採光重視の引き違い戸

 

※メインの玄関横に家族玄関を計画・クロークや収納棚、玄関収納庫を充実させた間取りプラン

まず1つ目は「光」。

玄関は毎日使用し、

お客さまが最初に

目にする所でもあるため

比較的明るい空間にしたいですね。

 

一般的には

窓を設けるなどして光を取り込むのですが、

敷地や間取りの状況によっては

それが難しいこともあります。

 

そのような場合には、

吹き抜けを設けてトップライト(天窓)などから光を入れたり、

玄関ドアを光の取り込みやすいものにしたり

あえて「窓」を計画することが出来るような

工夫を盛り込むといった方法を

検討するのも重要。

 

2つ目は「収納」です。

 

雑然とした玄関にしないためには

適切な収納が必要です。

 

そしてそのために

最も大切なことは、

靴は何足ある?

ベビーカーはどこに置く?

ゴルフバッグは?

スリッパは?

といったことを

事前にしっかりと検討することです。

 

これを省略して

成り行きで暮らすと結果「・・・」な事になってしまいます。

 

少なくても先に書いた2点は重要視して

間取りの計画を練る事で

日々の居心地や過ごし方も

どちらかといえば良くなると思いますよ。

 

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「木のキッチン」で 得ることができるもの、暮らしの空間コーディネートと同じく気持ちが安らぎ印象深くなる味わいの価値観をどのように考えるのか、設計デザイン・建築家と暮らしの提案立場から。

2023年11月18日 | 設計の事デザインの事

「木のキッチン」で

得ることができるものは・・・・・。

※天板・シンクはステンレス+木のキッチン(ペニンシュラ型)

 

キッチンで過ごす時間は

慌しいことも多くなります

 

「ここに収納がもっとあれば」

「ガスコンロがもっと掃除しやすかったら」など、

その時は気になりながらも、

結局そのままになっている人も

多いのでは?。

※LDKに配置したペニンシュラ型・木のキッチン

 

新築やリフォームで

キッチンの打ち合わせをする際には、

こうした「今のキッチンで不満に思っているポイント」や

逆に「今のキッチンで気に入っているところ」を伺いながら、

新しいキッチンについての

プランを進めていきます。

 

勿論「空間構成」との生活のバランスを考えながら。

 

快適なキッチン空間を計画するうえでは、

まさにここが大切な

分岐点となるわけですが、

色々お話を伺うと

まず出てくるのは「不満に思っているポイント」の方です。

 

その内容としては「収納力」「機器の手入れ」といった

機能面での不満もさることながら

「キッチンが他のインテリアと合っていない」

「扉や引き出しの前板が剥がれてしまっている」などの

意匠性に関する悩みも多く伺います。

 

家具と空間全体のバランスを気にするように、

そして家具そのものの

機能性や耐久性を気にするように、

キッチンもインテリアとして、

同時に機能性や耐久性を

追求している人も増えています。

 

様々な価値観をイメージしていくなかで

木のキッチンというもの

解決策の一つだったりします。

 

その意匠性・機能性の両面から

少し書いておきたいと思います。

 

木視率(モクシリツ)という言葉を

ご存知でしょうか?

 

木、正確には木目には、

見ているだけでも

気持ちが落ち着いたり、

集中力を高めてくれたりする

効能があります。

 

室内を見渡したときに、

素材として木が使われている

パーセンテージを表すものが木視率です。

 

この割合が30%のときに

人は安らぎを感じ、

45%になると気分が高揚するといわれています。

 

一般的に視界に入る内装の割合は

「床:20%・壁:60%・天井:20%」で、

+αで家具などが含まれてきます。

 

天井や壁がすべて

木でできているという住まいは少ないですが、

床がフローリングの場合

それだけで20%となるので、

それにプラスして

家具や対面キッチンの

リビング側の腰壁部分を木にすることで、

木視率をアップさせることができます。

 

では、なぜ居心地良いと

感じることができるのでしょうか?

 

一つ目は、

無垢の木の表面に現れる

木目の効果です。

 

原木から伐り出された

木の断面はひとつとして同じものがなく、

木目の模様や色の濃淡には

炎などと同じく「1/fゆらぎ」と呼ばれる

動きのパターンがあります。

 

それを見ることで

気分をリラックスさせてくれるという訳です。

 

また、木の表面にあるミクロの凹凸が、

太陽や照明の光を

分散させてくれることにより、

その反射率を50~60%にまで抑えて、

人の目に心地よい明るさになることも

その要因のひとつです。

 

二つ目は、

木の内部の構造です。

 

無垢の木材は内部に

たくさんの小さな空洞がある

多孔質という構造を持っています。

 

この空洞が、

空気中の湿度が高いときには

湿気を吸収し、

乾燥しているときには

水分を吐き出す働きをしてくれるため、

漆喰や珪藻土などと同じく

室内の湿度を快適に保つ役割を果たし、

快適な環境を生み出してくれています。

 

また、この構造は

帯電性にも関わっています。

 

樹脂やシート材などの表面材と違い、

無垢材は表面に

静電気を帯びることがありません。

 

冬の乾燥する季節でも

触れたときに静電気で

バチっとならないのはもちろん、

ホコリなどの吸着も

防ぎながら油汚れなどの付着を

防いでくれる効果もあるのです。

 

木のキッチンは

お手入れが大変そうと思われがちですが、

むしろ自然素材を使うことで

メンテナンスを簡単にすることに

繋がってきます。

 

たくさんのモノにあふれている現代。

 

モノを選ぶときの考え方も

本質を見極める

そんな時代になってきています。

 

その中でキッチンは家具の一部として、

その素材を家具との

マッチングも含めて

考えられるようになってきました。

 

また、長く使える素材として

無垢材の家具を選ぶ人も増えています。

 

持続可能なエコを考えていく

そんな必要がある社会の流れのなかで、

短期間で使い捨てるものよりも

長く愛着を持って使い続けられるものが

着目されています。

 

木材に関していえば、

天然石や皮革と同じように

人類の起源から道具として

暮らしに関わってきた素材です。

 

加工しやすく、

身近にあるものがゆえに

素材だったからという理由だけではなく、

その手触りや耐久性も含めて

本能的に今を生きる私たちが

木に惹かれるのは

こうした潜在的な要素が

関係しているのかも知れません。

 

そして、

長い歴史の中で

木の家具は作り続けられていて、

今でもアンティーク家具などは

修復を施しながら

使い続けられています。

 

これは・・・使い続けるほどに

家具としての味わいが増して、

その価値が高まっているからです。

 

キッチンで木を使うことを考えてみても、

こうしたアンティーク家具などと

同じことがいえます。

 

無垢材であればたとえエッジの部分に

傷が付いたとしても

そこから剥がれてしまうようなことはなく、

多少の傷であれば

むしろ使い込んだ風合いとしての

美しさに変わってくれます。

 

そして、長年使って

表面が傷んでしまっても

表面を削り直すなどの

メンテナンスをすることで、

その寿命を更に延ばすことができるのです。

 

また、木目のつながりも

デザインとして作られた面材は

美しいだけでなく、

自然素材でしか感じることのできない

色のグラデーションや

手触りなどの質感を持ち、

空間の中で存在感を

発揮しながら調和してくれるのです。

 

価値観、

空間や暮らしのイメージ

調和にもよりますが

使用するインテリア性も良く

長く使うことで味になり、

健康への良い影響も高い木のキッチン。

 

家具としてのイメージで

メーカーキッチン・セミオーダーキッチン、

フルオーダーキッチン、

ひとりひとりの事情に応じた

間取りと暮らしの提案で、

喜怒哀楽に寄り添いながら

過ごすことに「喜びのある空間」となるように。

 

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駐車スペースのある暮らし、ガレージ、車庫、インナーガレージ、ビルトインガレージ、カーポート、様々な呼び名と種類がありますが、外構計画として家の間取りや配置の設計デザインと同時に考えておく大切な範囲。

2023年11月14日 | 設計の事デザインの事

 

駐車スペースの考え方。

家づくりで見落としがちなのが

外構(エクステリア)かも知れません。

※屋根なし駐車スペースの事例

 

※カーポートの事例

※半屋外のビルトインガレージの事例

 

※車庫(ガレージ)を別棟で計画した事例+スロープで勝手口への屋根付き車寄せ事例

 

内装やインテリアは

一生懸命に考えるのに、

庭を含めた家の外観や

外回りの使いやすさを

見落としているケースは少なくありませんね。

※シャッター付きビルトインガレージの事例

 

また予算の都合で外回りは将来、

落ち着いてからというケースも

よくあります。

 

しかし、

将来的にという場合でも、

新築のプランの段階から

しっかり外回りについても

考えておくことが大切です。

 

外回りの中でも特に

駐車スペースは注意が必要だと思いますよ。

 

車庫とは屋根や壁などがある

車を入れる建物のことで、

ガレージも同様に使われることが多く、

住宅と一体化したものは

ビルトインガレージと呼ばれます。

 

一方、エクステリア部材などで

簡単な屋根が

付けられたものをカーポート、

柱や屋根はなくて

車を置くだけの場所を

カースペースと呼んでいます。

 

普通乗用車だと全長約4.9m、

幅約1.8mになります。

 

この大きさに、

乗り降りや荷物の出し入れ

などをするときに必要な

前後左右のスペースを考えると、

自動車置き場は

想像より大きなスペースが必要になります。

 

実際にどれぐらいの

スペースが必要なのかは、

駐車する向きや台数、

進入路の状況や車種など

いろいろな要因を考慮する必要がありますが、

あらかじめご自身が

どの程度のゆとりが欲しいのかを

知っておくことは大切なことです。

 

そのため日頃、

利用するスーパーやコンビニ、

コインパーキングなどで

駐車しやすい、または駐車しにくいと感じる

駐車スペース(駐車場)が

どの程度の広さなのかを知っておくと、

これからの家づくりには役立ちます。

 

道路との出入りの際は

横幅や見える、見えないの

視界の広さも関係するので

フェンスや塀の計画も

見た目だけではなくて

車を運転する視野から考えてどうなのか?

というところも重要。

 

家造りの際には

家の外と中の関係性を考える事が大切ですから

全体像で暮らしの意味を考えるプランとなるように。

 

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デザイン性と機能性を大切にしながら暮らしに溶け込む心地よい空間を考える間取りと設計デザイン・インテリアとLDK空間でのキッチン周辺のバランス提案と建築家の感度。

2023年11月14日 | 設計の事デザインの事

使い勝手のよいキッチンをつくるだすコツ。

※Molteni&C 大阪ショールーム・空間展示参考例

 

理想と現実のギャップを埋めて、

満足のいく使い勝手の良いキッチンを

完成させるにはどうしたらよいのか?。 

※Molteni&C 大阪ショールーム・空間展示参考例

 

憧れや理想だけではなくて

現実を見直しながら

普段から困っている内容を

どれだけ解消できるのか?。

 

 

※Molteni&C 大阪ショールーム・空間展示参考例

 

そこに立つ人の使い勝手の良さ

キッチンに求める最大のポイントは

やはり「使い勝手の良さ」というところ。

 

それぞれに「使い勝手の良さ」を

意味する内容は異なると思います。

 ※空間展示平面プラン(Molteni&C)レイアウト/DKエリア間取り・配置図

 

キッチンに立つ際、

癖も利き手も調理する内容も

家事動線も

皆さん一緒じゃありませんから。

 

用意をする

料理をする

料理を配膳する

食事の後の洗い物をする

片づけるといった、

キッチンで行う一連の

家事動線が不便だと、

どうしても不満は出てきてしまいます。

 

特にキッチンで

日々多くの時間を過ごす人にとっては、

動線の良さも含めた家事全般の連動は

最重要項目と言っても良いかと思います。

 

キッチンの形や間取りは勿論、

身長とリーチにあった作業台の高さ、

右利きか左利きか?

コンロの位置、

冷蔵庫や食器棚の配置、

食品庫となるパントリーの有無なども、

家事動線を決めるために

こだわりたいポイント。

 

キッチンは思いのほか

物であふれている

スペースではありませんか?

 

調理器具はもちろん、

食器、調味料、

常備食品、掃除用具など。

 

収納しきれずに

物があふれることになってしまえば、

キッチンの美観が損なわれます。

 

でも、いくら収納スペースを

計画したとしても、

出し入れがしにくければ

それも意味がありません。

 

どんなものを

どこに置けば一番便利か、

キッチンを一番よく使う人が

出し入れしやすいような

収納になっているか?。

 

ただ・・・なんとなく

便利そうという思いで

考えるのではなく

現状の状態と照らし合わせて

こだわって見直しながら計画しておけば、

新築やリフォームを施した

新居に入居して使い始めた際に

失敗したと感じることもなく、

キッチンの美観を保ちつつも

使い勝手良く

家事時間を有意義に過ごすにも

有効になります。

 

このブログでも度々話題に出している

食品や飲料、調味料、

キッチンペーパーなどの備品、

そういった買い置きしておきたいものは、

意外に量が多くなるものです。

 

ですので、

状態や買い物の頻度等を見直して

常備品を収納しておける

パントリーを考える事は

必須と言えます。

 

パントリーで重要なのは

「収納力」と「整理のしやすさ」。

 

雑多に詰め込んで、

どこに何があるかが

わからないというのでは、

せっかくのパントリーの

意味がありません。

 

また、お米やミネラルウォーターなど、

常備品の中には

重さのあるものも多いので、

キッチン動線の他に

勝手口や車寄せ、

玄関等からの

搬入のしやすさにも注意するように。

 そして可能であれば

コンセントは多めに・・・・・。

 

近年、日々進化している家電は、

さらに便利なアイテムとなり、

キッチンには欠かせないものと

なっています。

 

新しい製品も

次々と発表され、

ついつい購入してしまうという人も、

多くいらっしゃいます。

 

そこで問題になるのが、

キッチン周辺に設ける

コンセント。

 

もしもお持ちの家電と比較して、

使用できるコンセントが少なかったら、

せっかく購入した家電も

使用することができません。

 

将来にわたって

家電が増加していくことを

見据えて、

キッチン周りには

コンセントを多く設けるように、

間取り計画の段階から

注意しておくように。

 

元々僕の設計や間取りでは

そういうことを踏まえるので

キッチンの選択肢の打ち合わせや

間取り計画段階で

間取りやキッチンに対して

給湯のリモコンや照明のスイッチ

インターホン等とイメージしながら

お話しをさせていただいています。

 

そして意外に重要なゴミ箱の位置。

 

見落としがちなのが、

キッチンに置くゴミ箱の位置です。

 

生ゴミやプラごみ、

可燃・不燃ゴミなど、

キッチン周りから出る

ゴミの量は膨大ですよね。

 

特に生ゴミ

は調理しながら出るものですので、

ストックしつつも

片手でもサッと

すぐ捨てられる位置に

ゴミ箱があると非常に便利です。

 

また、最終的には

地域・自治体の決まりにあわせて

生ゴミ、可燃・不燃ゴミ、

プラごみ、びん、缶、アルミなど、

ゴミはきちんと分別しなければなりません。

 

その分のゴミ箱を用意したとしても、

美観も含めて

影響を与えないよう、

ゴミ箱の位置や大きさ、

置き方については

冷蔵庫の置場や家電と同じく

キッチンのレイアウト等と一緒に

間取りと連動させて

考えておくように。

 

気になる臭いの問題。

 

注文住宅独特のケースもありますが

広く開放的に使うことが出来る

LDK(リビング・ダイニング・キッチン)の

間取り・設計の住宅では、

キッチンからリビング・ダイニングと、

ひと続きの空間と

なっていることが

少なくありません。

 

そこで不安になってくるのが、

ニオイや油跳ねの問題。

 

料理をしていると

どうしても出てくる

調理中のニオイや油跳ねは、

思うよりも

広範囲に広がってしまうもの。

 

これらが続きとなっている

リビングやダイニングに流れないよう、

換気扇の位置や

コンロ周りのデザインにも

注意しておくように。

 

また、ニオイや煙を

屋外へ吐き出す排気ダクトの位置も、

ニオイのトラブルがないよう

周囲とのバランス等も含めて

位置を決めるように。

 

リビング・ダイニングとの

雰囲気をどのように考えるのか?

 

キッチンをリビングや

ダイニングと一つの空間とする

間取りも多いです。

 

そのため、

キッチンにも同一空間としての

バランスも重要になってきます。

 

色彩はもちろんですが、

なるべく調理器具が

表に出ないようにする。

 

家電もある程度

インテリアとして活用する。

 

又は家電類等を

調理していない際には

扉や収納で隠してしまう。

 

または「見せる収納」にするなど、

あまり生活感を

感じさせないようにデザインするのも、

空間の雰囲気を

壊さないポイントです。

 

家事動線の良さはもちろん、

大空間の一部として

デザインしていくとよいと思います。

 

キッチンを決定する前に

チェックしておきたいのは・・・・・。

 

家事動線を整えることが

美しさを生むという事。

 

理想的なキッチンに仕上げるコツは、

先にも書いていますが

使う人の家事動線を

整えることが重要となります。

 

生活に欠かせない「食」を支える

重要な場所ですから、

使う人がキッチンでの時間を

楽しめるようでなければ、

暮らし自体も負のイメージになります。

 

キッチンをデザインする際には、

主となって使う人の

こだわりや

使い勝手のよさ、

機能性を反映しつつ、

続きとなる部屋との

バランスのとれたデザインで

心地を「ととのえる」空間となるように。

 

キッチン単体ではなくて

空間としての心地良さを

丁寧に考えてみませんか?

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圧迫感の無い空間で快適な暮らしを考えるように、過ごし方のイメージと負荷の掛かり具合をデザインと設計、間取りの工夫で解消する心地よさを感じる住まいのカタチ建築家とつくる家。

2023年11月13日 | 設計の事デザインの事

 

圧迫感の無い空間で

快適な暮らしを考えるように。

※濃い色の床材を仕様の選んでも家具の姿勢を低くして

 周辺の統一感を出すと圧迫感は解消されます

 

このブログを読んでいる皆さんも

自宅で家具を置く際に

この配置では圧迫感を感じてしまうかも

こうすると圧迫感を軽減できるかも

と考えたりする事も

あるかと思います。

 

では、その「圧迫感」とは

いったい何なのか?

※濃い色の床材を仕様の選んでも家具の姿勢を低くして

 周辺の統一感を出すと圧迫感は解消されます・間取りにも抜けを計画

 

強く押さえつけられている感覚。

息苦しい感じ。

または、大きく迫っていて

威圧されている感じ

(索引:Weblio 辞書)と辞書などにはあります。

 

日常で感じる原因としては

要因『身体的なもの』体調不良が引き起こすもの(臓器・器官の不調)

要因『精神的なもの』狭い、窮屈・(モノや人が自分や空間に対して)近い

(空間が)暗い要因『環境的なもの』怖い

慮や恐縮・対峙する相手が好戦的

緊張などがあげられます。

 

これはいわゆるストレスのこと。

 

人は圧迫感をストレスと感じる

という事です。

 

要因のいくつかは、

ある意味個人的なものであり、

住環境でカバーできる事が全てではありません。

 

ただし、

そのなかでも空間が

引き起こす圧迫感=ストレスを

軽減するためにできることは

数多くあります。

 

空間に起因する圧迫感を受ける際の

人の心理状況と

それを軽減するための

空間の考え方・・・・・。

 

おおよそ、

住まいの空間で人が感じる

圧迫感(ストレス)と、

心理状況にはこのようなものがあります。

 

○背の高い家具ばかり置いてある

押し迫ってくるような重圧感

倒壊の不安感

 

○家具と家具(もしくは壁)の間が狭い。

実際以上の空間の狭小感

接触への恐怖感

 

○人と人(例えば隣り合ったダイニングチェア)同士が近い。

必要以上に近すぎる距離感

相手の動作の待機、

予測をしなければならない状態

 

○空間が暗い

精神的な陰鬱感・本能的な(悪い意味の)緊張感

 

○そもそも空間が狭小。

物理的な矮小感

他者との比較においての差。

 

これらはすべて「圧迫感」を引出し、

ストレスを起因するものです。

 

では逆に「圧迫感を受けにくい空間」とは

何かを考えていけば、

快適さが増して開放的な空間を

つくることができるようになります。

 

明るいだけが全てではありませんが

明るさはそういった意味での緊張を和らげます。

 

ストレスの掛かり具合についても

色々ありますよね。

 

良い結果を生む場合と

そうではない結果を生む場合、

暮らす人の持つ価値観や思い等から

良い結果に繋がる具合がどうなのか?

という事を模索する事が大切なんです。

 

○広い空間

圧迫感が少ない

 

○空間自体が狭くても、

空間を広く「感じる」ことが出来る事が重要

 

○空間を開放的にする工夫で

広く感じることができる、明るく見せ

 

○「視覚効果」を

上手に取り入れて「広く」見せるコツを掴む

 

こういったことができれば

圧迫感が少ない空間を

つくることが出来るようになります。

 

暮らしの環境と住み方をイメージして

様々な改善の意味を考えるように。

 

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暮らしを愉しむ間取り提案、玄関周辺も大切な暮らしのスペース、居心地よ良い場所として通り土間やウッドデッキが続く空間としての過ごし方の多様性ある設計とデザイン。

2023年11月12日 | 設計の事デザインの事

 

 

玄関で暮らしを

アップデートする間取り。

※玄関ホールをアイランド型にデザインして表と裏の玄関で行き来が出来るデザイン

 

玄関は一日の始まりと終わり

そして

出掛ける際、帰宅の際を含めて

様々な暮らしのシーンが生まれる場所。

※正面玄関・裏玄関土間と玄関ホールを眺める開放感

 

リビングや水回りと共に

大切な暮らしの空間。

 

また、

お客さまを出迎える場所でもあり、

玄関の印象はとても重要。

※正面玄関から直接入る事の出来る家族玄関兼玄関クローク

 

 

※正面玄関から直接入る事の出来る家族玄関兼玄関クローク

 

玄関のつくり方によって、

住まいの雰囲気が変わりますし、

間取りとしても

家族の暮らしやすさにも

つながるため、

暮らし方を反映しつつ

こだわりを持って計画し、

玄関を使いやすく、

またお気に入りの場所にして、

毎日の暮らしを

アップデートしませんか?。

 

時代とともに

働き方やライフスタイル、

人々の価値観が変わるなか、

住まいに求められる要素も

基本は変わりませんが

色々な派生も

変わりつつあります。

 

住まいの顔となる

玄関についても、

それは同じです。

 

玄関横にセカンド洗面台を設ける。

 

新型コロナウイルスの

感染予防の一環として、

手洗い習慣が浸透したことで、

帰宅後すぐに手洗いをしたい

というニーズも

高まっています。

 

元々は外に設ける事が多かった

家の中に入る前の「手洗い」

もあるのですが、

玄関内での需要も増えています。

 

玄関にセカンド洗面台を設けると、

勝手口近辺の外や

メイン玄関の少し外した、

外に計画していた頃に比べると

帰宅後にすぐに単純な移動で

手洗いができるようになり

室内という事もあり

日頃からの「そうじ」も楽になります。

 

帰宅時などに、

玄関でさっと

汚れを落とせるといった

利便性もあります。

 

また、洗濯物や脱衣所スペースを

見られることがないため、

来客者も気軽に

利用しやすくなります。

 

造作の洗面台であれば、

省スペースでも

設置しやすいほか、

玄関の空間と

調和するデザインに

工夫できることも魅力の一つ。

 

玄関を趣味スペースとして

グッズをディスプレイする事も。

 

玄関のスペースを広くとって、

趣味を楽しむ場所として

活用する事も。

 

※玄関から繋がる中庭のウッドデッキスペースにロードバイクをディスプレイ

 LDKからも眺める事の出来る間取り

※玄関ポーチから格子の奥へと続く中庭とウッドデッキスペース

 

ロードバイクを趣味

とする方も増えているので

家の外で保管するよりも

玄関から繋がる中庭や

玄関の普段から愉しめる場所

として自転車を見せて

収納できるスペースを

確保する事も。

 

靴やサングラス、

ヘルメットも一緒に

ディスプレイすることで、

趣味を反映しつつ

こだわりの詰まった空間にもなります。

 

また、場合によっては

通勤時に使用する自転車を

玄関スペースに収納することで、

利便性も向上します。

 

そのほか、

玄関をアウトドア用品の

収納スペースとしたり、

ペットと自由に遊ぶ場所にしたり

広さを確保する事で

家族のライフスタイルに合った

多種多様な使い方が

できるのが魅力です。

 

いろいろな用途で使える

土間スペース を設ける・・・・・。

※玄関から繋がる通り土間・ウッドデッキと繋がり

 リビングの中間に位置すので縁側のようなスペースに

 部屋干しスペースにもなっています

 

※土間の突き当りには土間収納スペース

 洋風引き違い戸を開閉する事でリビングから直接出入りできる間取り構成

 

※ウッドデッキと繋がることで遊び場としての多様性と

 土間を含めたセカンドリビングにも

 

昔ながらの日本家屋では、

玄関となる場所に

広い土間が設けられていましたが、

最近またその価値が

見直されています。

 

広い土間スペースのある家は、

家族の暮らしに合わせて

いろいろな使い方ができます。

 

例えばですが

玄関からリビングにつながる位置に

土間空間を設ける事で

縁側のような役目も果たしますし

玄関同様に遊び場にも変化します。

 

※こちらの事例も玄関から続く廊下と分離させた通り土間

 

 ※LDKと和室が直接土間に接する間取り

 

※ 洋風引き戸を開閉させて床に腰を下ろすと風景を愉しむ土間にも変化

  部屋干し+釣り道具の手入れスペースにも変化する多様性を持つ空間

 

上手に仕切りを設ける事で

部屋干しスペースとして

活用したり

釣り竿を天井から吊るして

ディスプレイしたり

家の中と外の

中間的な役割を担う土間は、

ほどよく外との

つながりを持たせることが出来る為、

それ以外にも

明るく開放感のある

空間を実現できます。

 

また、

土間をアウトドアリビングとして

活用したり、

DIYの作業場にしたりと、

先の釣り竿のように

趣味の手入れ場所等

フレキシブルに

活用できることも魅力です。

 

シューズクローゼットの収納を

充実させることも、

玄関の使い方のひとつです。

 

アウトドア用品や

ゴルフ用品などの趣味グッズ、

ベビーカー、

子供のおもちゃなどを

たっぷり収納できる

クローゼットのようなスペースを設置すると、

玄関がすっきりとします。

 

家族分の靴や

スポーツ用品などを

たっぷり収納できるほか、

帽子をディスプレイして

毎日の身支度が楽しくなる

玄関の演出もそういった工夫。

 

スムーズな生活の動線を確保する

玄関づくりの一つに、

玄関からシューズクローゼット、

室内へとつながるような

2Wayの動線を確保する間取りの

設計もあります。

 

外出・帰宅する際に、

そのまま玄関で

身支度や片付けができるため、

生活動線をある意味

コンパクトにできます。

 

回遊できる間取りの動線を

設けることで、

朝や夕方などの時間帯で

玄関が散らかるのを防ぐ効果もあります。

 

また、玄関からシューズクローゼットが

見えないように

仕切りを設けることで、

すっきり片付いた玄関を

キープできるといった魅力があります。

 

住まいの顔となる玄関は、

住宅の印象に大きくかかわるほか、

暮らしやすさにも

深く関係しています。

 

暮らす事で

心地のよい空間にすることは勿論、

機能性も兼ね備えた

使い勝手のよい玄関にすることで、

家族の暮らしが

より便利であり過ごしやすくなります。

 

使い方が多様化することで

間取りそのものの考え方により

発揮できる家の「効能」も変化します。

 

玄関周辺を居住スペースとして

有意義にイメージした

間取りのカタチを考えてみませんか?

 

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家を建てる前、家をリフォームする前に知っておきたいエアコンの設置位置の重要性、壁紙の色や室内の設置位置での機能性と優位性の差も含めて家具のレイアウトも含めて間取り計画に。

2023年11月11日 | 設計の事デザインの事

 

家を建てる前に

知っておきたい

エアコン設置のポイントについて。

※LDKに壁掛けエアコン設置の事例

 

家の中を快適に整えてくれるエアコンは、

現代の暮らしでは欠かせない

家電のひとつ。

 

風通しがよく

環境負荷をキチンと考えた家であっても

エアコンの機能を

効率的に発揮させるには、

配置場所がポイントとなります。

 

家を建てた後に、

想定していた場所に

エアコンが配置できずに

後悔することのないよう、

ある程度間取りが決まったら、

家具の配置とともに

エアコンの位置を

しっかり考えておくように。

 

勿論・・・僕はいつも事前に

間取り計画に紐づけながら

打ち合わせをさせていただいています。

※天井カセット型エアコン設置の事例

 

実装といって、

エアコン込みでの前提もありますし

逆に「エアコンの計画」を

盛り込み「実装」は後で・・・・。

という場合もありますので。

壁付きでもそうですが

天井へ設置するタイプは勿論「実装」です。

 

話しをもとに戻して

エアコンの取り付け位置は

間取りと一緒に考えるという事。

 

エアコンの設置は、

配線やダクトの確保、

壁の補強工事など、

実は大掛かりな工事が必要になります。

 

家の完成後に

こうした設置工事をすると、

住まいの性能が損なわれることも。

 

場合によっては「耐震」の為

設置している壁や

機能性を損なう事もありますから。

 

適正な場所への設置は、

冷暖房効率にもかかわります。

 

新居で快適に暮らせるように、

事前にエアコンの設置を想定する事。

 

コンセントの計画なども

事前にそういった意味で

エアコン用に専用で備えますから。

 

木造住宅の場合は、

鉄筋コンクリートの住宅よりも、

エアコンの「畳数の目安」に

ゆとりを持って選ぶこともあります。

 

近年は家の性能も向上しているし

設備の性能も向上していますが

実際に使う人がどのように「使う」のか?

それによって、

機器類の性能の持つ意味も

変わりますから。

 

30帖以上のLDKなら、

小型のエアコンを

2台設置するという方法もあります。

 

2台使いの場合、

設置の手間はかかりますが、

人がいない場所の

エアコンを切っておくなど

フレキシブルに対応できますし、

L字型など、

1台ではエアコンの機能が良くても

稼働している状態の

恩恵を受けれないケースの間取りでも、

快適に過ごせます。

 

冷たい空気は下にたまり、

暖かい空気は上にという

性質があります。

 

そのためエアコンの風は、

冷房は上向き、

暖房は下向きに吹き出して

室内の空気を混ぜることで

室温を調節しています。

 

冷房・暖房どちらの場合でも

エアコンの風が

直接人に当たらないような

場所を選ぶことも

快適性の向上につながります。

 

温風は下向きに出ますので、

エアコンの下に

収納家具など

背の高い障害物があると、

暖かい風が遮られてしまいます。

 

暖房効率を高め、

床面の冷えを抑えるためにも、

エアコンの下には

家具を置かないことを

おすすめします。

 

エアコンの風は

前方に吹き出すため、

エアコンを部屋の

短辺の壁に取り付けた方が、

風が広く行き渡ります。

 

特に、LDKのような

広い空間に取り付ける

エアコンの位置には

ご注意ください。

 

風を左右に送る

スウィング機能のついたエアコンなら、

風が届く範囲が広がります。

 

窓や収納との兼ね合いで

エアコンを短辺に

設置できない場合には、

そうした機能を持つ

エアコンを選ぶのも

ひとつの方法です。

 

室内の設置場所と

あわせて考えておきたいのが

室外機の置き場所です。

 

エアコンの室外機が

道路から丸見えになってしまうと、

外観の印象や

場合によっては

庭の使い勝手も変わります。

 

間取りに合わせて

事前に室外機置場を

検討しておくことが大切です。

 

室外機の周りに

熱がこもると

冷房効率が下がりますので、

できるだけ風通しのよい場所が

よいかと思います。

 

勿論・・・メンテナンスの

しやすさも含めて。

 

これらの計画を

どれだけ間取り計画の際に

意図を含めておくのかで

暮らしやすさも

部屋の使い勝手も変わります。

 

勿論それらは「天井カセット型」の場合も同じです。

 

あと、壁付けの場合、

寝室や子供部屋のエアコンの位置は、

クローゼット折れ戸と

ぶつからないように・・・・・。

 

どこまで想定出来るのか?

エアコンの位置ひとつで、

住み心地が

大きく左右されます。

 

家造りや新築・リフォームを機会に

自分たちの暮らしの環境を

丁寧に考えてみませんか?

 

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間取りと暮らし、生活の環境をデザインから考える過ごしやすさとキッチンでの収納計画、開放感を持ちつつLDKの雰囲気と収納、家事時間と寛ぎの時間のバランスをどのように考えるべきか?。

2023年11月11日 | 設計の事デザインの事

住まい造りの計画色々と考える

間取りと暮らしの工夫について・・・・・。

 

LDK ダイニング リビング キッチン ペニンシュラキッチン 奈良県の設計事務所 奈良県の建築家 橿原市の建築家 橿原市の設計事務所 家の設計が得意な建築家 住宅の設計が得意な建築家

※オープンスタイルのLDK(キッチンレイアウトはペニンシュラ型)

 

例えば、LDKスペースで

オープンスタイルの空間を

計画する際に、

キッチン周辺の見え方で

雰囲気や広さもそうですが

居心地も随分変わります。

 

勿論・・・大切なキッチン周辺での

使い勝手も。

 

キッチン吊り戸棚など、

セレクトと注意点について

少し書いてみたいと思います。

 

キッチン収納 ペニンシュラキッチン 広いキッチン TOTO ザ・クラッソ 広いLDK 開放感のあるLDK 住まいの設計 和モダンの家 和風モダンの家 和もだん

※オープンスタイルのLDK(キッチンレイアウトはペニンシュラ型)背面は吊戸棚付きのキッチン収納

 

収納スペースを

拡張する役割を持つ吊戸棚。

 

キッチンはインテリアの要素でもあり

家事を行う作業場としての

役割もあり

様々な側面を持ちつつ

暮らしの心地に大きく関わる

要素にもなります。

 

和モダン 和風モダン 高級住宅 高級和モダン 和モダンの家 LDK ldk ldk 広いリビング 広いLDK 広い家 奈良県の設計事務所 奈良県の建築設計事務所 奈良県の建築事務所

※キッチン周辺からの眺め

 

そういった意味で

間取りや住まいの計画時には、

キッチンを含めた

LDK全体のコーディネートを

キッチンを使う場面についても

調理の際の事、

配膳や片付け、

日頃の手入れ等も含めて

設備機器類の「キッチンショールーム」や

以前に設計監理を行って

引き渡し・引っ越し済みで

既に住まい手さんが

住まわれている家に

ご案内させていただいたりしながら

お話していくことも多々あります。

 

つまりキッチン関連の相談を

憧れだけではなくて

どれだけ実際の暮らしに

密着させて考えるのかで

暮らしの心地良さと

利便性のキープが出来るのかが変わっています。

 

 

そのなかで

「とにかく物が多いので収納はできるだけ多く」

「食器の数が多くて今の収納では収まりきらない」

という家造りの

要望や意見をよく耳にします。

 

実際、間取り計画前の

アンケートなどでも記載されていたり。

 

キッチンにおける

収納を増やすという意味で、

キッチン本体上部、

あるいは背面に

吊戸棚を設ける事は非常に有益です。

 

だけど結論から言えば、

特にオープンキッチンの場合、

吊戸棚は「無い」ほうが

断然すっきりと見えます。

 

※暮らし方と価値観に対してデザインを提案します。

 

基本的にカウンターの

高さよりも上に

収納を作らない方が、

キッチンは俄然きれいに

見えるというのは

否めない事実です。

 

なのでこのblogなどでも書いている

パントリーは有効なのです。

 

パントリーについてのblog

 

 

でも・・・吊戸棚の導入がダメ、

という訳ではありません。

 

そのデザインやサイズ、

素材によっては

キッチンを魅力的に

演出してくれるものにもなりますし

収納の使い勝手や

家事の効率が良くなるケースもあります。

 

なのでそれは使う人の価値観や

実際の家事の方法や

調理時間の使い方などで変わります。

 

味の好みや趣味などもそうですが

皆さんそれぞれ違いますよね。

 

家での収納計画や

家事などの計画も同じことです。

 

便利さや使い勝手

収納のしやすさが

全員に一致している訳ではな無くて

それぞれの家庭環境や

暮らしの内容に応じて

オーダーメイドで設計する訳です。

 

住まい手さんの家に対する

好みも含めて・・・・・。

 

広いリビング 広いLDK LDK 平屋の家 間取り 新築のようなリフォーム 台所 キッチン インテリア

※オープンスタイルのLDK(キッチンレイアウトはペニンシュラ型)背面は壁吊戸棚付+カウンター付きキッチン収納

 

 

話しをもとに戻して

キッチンの吊戸棚の件ですが

吊戸棚がアイレベル(目線)に

位置するものであり、

視界に入りやすいことで

空間に入った時に

一番目に留まりやすい

フォーカルポイントにもなります。

 

TOTO キッチン ペニンシュラ型 アイランドキッチン アイランド型キッチン LDK オープンキッチン クリスタルカウンター 奈良県の設計事務所 オシャレな暮らし

※オープンスタイルのLDK(キッチンレイアウトはペニンシュラ型)背面は壁吊戸棚付+カウンター付きキッチン収納

 

良くも悪くも

存在感が出ることにもなる吊戸棚は、

その取り入れ方によって

キッチンやLDK全体の印象も

大きく変えるものとなります。

 

吊戸棚はディスプレイと考える。

 

空間を広くとる、

あるいは感じるためには、

視線の向かう先に

遮るものがないほうが

良いのは必然です。

 

オシャレな暮らし 間取り 平屋の家 キッチン LDK 開放感のある家 開放感のある部屋 開放感のあるリビング

※キッチン周辺からの眺め

 

一方で広い空間は

そこにメリハリが感じられないと

空間が間延びして見える

リスクもはらんでいます。

 

そのようなシチュエーションで

役に立つのが「フォーカルポイント」を

計画する事です。 

 

※フォーカルポイントとは視線が集中しやすい場所

 

特にオープンキッチンの場合、

ダイニングスペースとの繋がりから

ペンダント照明が

その役割を果たすことも出来ますが、

キッチンの背面収納側の壁に

シェルフを取り付け、

そこをディスプレイスペースも兼ねた

収納場所とする事で

「より遠く」

「より高い位置」に

視線を誘うことができます。

 

遠くに視線を向けることは

同時に空間全体を

視界に入れることにも繋がります。

 

そのことで空間をより広く、

印象的に感じさせてくれます。

 

シェルフは壁に固定するタイプ、

つまり壁面に

直接取り付けられているものが

一番すっきり見えますが、

置くものによって

高さを変えたい場合などは

棚の高さを変えることができる

棚柱を壁に

取り付けるのも有益です。

 

また、

フレームを天井から吊るタイプの

オープン棚であれば、

背面の壁だけでなくて

ペニンシュラ型や

アイランド型のオープンキッチンの

上部に取り付けることも可能です。

 

空間が広いLDKであれば、

対面キッチンの上部に取り付けて

緩く空間を区切る、

例えば飲食店の

オープンキッチンのような

雰囲気を演出する事もできます。

 

埃や汚れが気になる場合は

扉なども使用する

シェルフを利用した

ディスプレイ兼収納は

空間の奥行き感を作り、

キッチンを美しく見せてくれます。

 

同時に避けられないのが

埃の滞留や油煙が

降りかかること・・・・・。

 

これらをマメに掃除していくのは

手間が掛かります。

 

そこで有効なのが

扉を使用した箱型の

吊戸棚を採用することです。

 

扉にすることで

ディスプレイ効果も高めつつ、

視線を奥に抜くこと=空間の奥行き感を出すこと

も可能です。

 

 

グレージュモダン オシャレなLDK ナチュラルモダン デザイナーズ住宅 新築 間取り リビング オシャレな暮らし インテリア TOTOのキッチン

※オープンスタイルのLDK(キッチンレイアウトはペニンシュラ型)

   背面は家具収納+カウンターディスプレイ収納

 

ベストな吊戸棚本体と

取り付けの「高さ」は

一般的なもので言うと、

本体の高さは500ミリ

600ミリ・700ミリ・900ミリといった

規格で展開されているものが

多く見られます。

 

また、本体の高さと合わせて

重要なのはその取付けの高さです。

 

和風リビング 畳の間 畳リビング リビングアクセス階段 リビング階段 デザイナーズ住宅 奈良県の設計士 注文住宅 奈良県

※キッチン周辺からの眺め

 

扉付きの吊戸棚でも、

オープンタイプの棚でも、

その取り付ける

高さの位置によって

使い勝手も

見た目の印象も変わります。

 

使いやすさという意味では、

吊戸棚の最下部が

目線より10~15センチ下になると、

モノの出し入れが

しやすくなる傾向があります。

 

ここから考えると

キッチンスペースの天井の高さも

加味しながら

吊戸棚の高さは選ぶことになりますが、

最近では「天井目一杯」までの高さではなく、

使う人が手の届く高さで

本体も取り付け位置を

設定することも多くなっています。

 

吊戸棚上部と天井の間に

あえて余白を作ることで、

空間の奥行き感と

使い勝手のバランスを

上手く確保することができる訳です。

 

大切な「素材感」。

 

吊戸棚はいわゆる「フォーカルポイント」と

なりえますので、

その素材感も重要です。

 

ダイニングテーブルや

ソファをモダンなもので揃える場合には

キッチンもそこに付随す

る吊戸棚もモノトーンをベースに。

 

木の質感を生かした家具で

LD(リビング・ダイニング)を

コーディネートする場合は、

キッチンの見える部分も

質感や素材を同様に揃えることで、

空間全体に統一感が生まれます。

 

さらには吊棚を取り付ける部分の

壁面の仕上げ素材、

照明のテイストなどこれらが

調和することでより

居心地の良いLDKが

生まれるはずです。

 

新築、リノベーション以外のケース、

例えばキッチン周辺での

リフォームについては

キッチン単体に限らず

その空間全体の調和や、

ダイニング・リビングの

家具とのバランスというところまで

トータルで考える事で

その後の使い勝手も

暮らしの心地も随分上質に変化します。

 

そして収納について

何よりも重要なのが

それは本当に全て必要なものなのかどうか?

ということ。

 

勿論生活全般に対しても

どれだけ暮らしの事を加味した

住まいの計画になるのか?。

 

暮らしの価値を見直す事を大切に。

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住まいの設計・新築・リフォーム

模様替え・インテリアコーディネートなど

ご相談・ご質問・ご依頼は

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キッチンから考えるLDK空間のコーディネートと間取りデザイン設計・暮らしの趣と共に生活スタイルのカタチをイメージするように、例えばアイランド型キッチン、I型カスタマイズしたり。

2023年11月07日 | 設計の事デザインの事

キッチンから考える

LDK空間のコーディネート。

トーヨーキッチン アイランド型キッチン アイランドキッチン キッチン 台所 間取り 家 注文住宅 LDK ldk 奈良県 奈良 新築 奈良市 学園前 百楽園 真美ケ丘 五位堂 香芝市 吉野 葛城市 橿原市 

※トーヨーキッチンスタイル大阪ショールーム空間展示

 

新しく家を建てる、

リフォームを施す、

マンションを購入する、

あるいは賃貸物件を選ぶという時に

今このブログを読んでいるあなたは

何を最優先されますか?。

 

暮らしの風景や

物件のロケーションや

賃貸であれば毎月の家賃などと合わせて

必ず確認するのはその間取りです。

 

注文住宅やリフォームの場合も

勿論「間取り」は検討要素となります。

 

もそれは最優先事項

といっても良いかもしれません。

 

一言で「間取り」と言ってもポイントは

人ぞれぞれですよね、

部屋の広さはもちろん、

収納の多い少い、広い、狭い、

窓の広さや向き等。

LDKはキッチンを中心に・・・・・。

デザイナーズ住宅 豪邸 高級住宅 平屋のリビング 平屋建て 平屋のLDK アイランド型キッチン 広いリビング 広い家 オシャレ デザイン

※アイランド型キッチンレイアウト(LDK空間デザイン実例・オープンスタイル)

 

デザイナーズ住宅 間取り ホテルライク 住宅設計 住まいの設計 デザイン 住宅 住まい 家 家造り 家造りblog 

※アイランド型キッチンレイアウト・キッチンに立って眺める室内(LDK空間デザイン実例・オープンスタイル)

 

新築 間取り シンプルモダン デザイナーズ住宅 奈良県 奈良 住まい造り 白いキッチン

※アイランド型キッチンレイアウト(LDK空間デザイン実例・オープンスタイル)

デザイン 丁寧に生きる 間取り 住宅 家を建てる 新築 建て替え オシャレ 住宅設計

※アイランド型キッチンレイアウト(LDK空間デザイン実例・オープンスタイル)

全体のバランスを考える

LDK(リビングダイニングキッチン)は

言うまでも無く、

住まいの中では

いわゆる「核」ともいえる部分で、

家の中で起きている時に

最も長くいる場所といっても

過言ではありません。

 

LIXIL リシェルSI セラミックカウンター 和モダン モダン 豪邸 高級住宅 新築 奈良県 奈良 橿原市 橿原の設計士 建築家 設計事務所 LDK 

※アイランド型キッチンレイアウト(LDK空間デザイン実例・オープンスタイル)

リビングダイニングの居住性が

住まい全体の快適度を

左右することもあり、

その広さや形状、

間取り上の位置関係や

そしてそのインテリアには

多くの人がこだわります。

 

LD(リビングダイニング)に隣接した

オープンタイプの

キッチンを計画

提案させていただく事も多いので、

キッチンも含め、

どのように考え、

見せるかも重要です。

 

リビングとダイニングは

間続きであり、

その役割を兼用できても、

キッチンを兼ねることは

ちょっと状態により考えたりもします。

家では全く料理はしない

という人もいます。

 

その場合シンクとレンジと

冷蔵庫さえあれば(あるいはそれすら無くてもOKかも)

なんとかなるケースもあります。

 

そのことからも

間取り選びの際の

キッチンに対するこだわりは

人によっても違うことがわかりますが、

毎日の暮らしに

必要な「食」を

生み出す場として考えると

その重要度は

他のどの空間にも劣りません。

 

そう考えると、

LDKを考える時には

まずキッチンを中心として、

そこから全体のバランスを考えていくと

上手くなと考えています。

 

いわば「キッチンから考えるLDK」。

 

この考え方で

住まいづくりを行う際に、

その進め方は

何に着目すべきか、

大きくいくつかに分けて検討します。

 

「オープン」か「クローズか」?

 

LDKという場所の

間取りを考えるそのスタート地点に、

そもそもキッチンを

リビングダイニングとセットで考えるか、

別で考えるかという点があります。

 

現代の住まいでは

対面型でのレイアウトキッチンが

主流になりやすくなっています。

 

いわゆる完全に

クローズドな状態の

キッチン=LDスペースとは

別空間にキッチンがある、

という間取りは少なくなっています。

※「暮らし」の内情にもよります。

 

キッチンは作業の場だから

食卓や寛ぎの場とは

敢えて分けておきたい・・・・・。

 

台所 クリナップ ステンレスキッチン 間取り パントリー

※キッチンを個室化してリビング・ダイニングと別に計画したキッチン(LD+K・キッチンクローズでの間取り)

 

臭気や油がリビングダイニングにまで

広がってしまうのは嫌だ

といった理由から「あえて」

LDとキッチンを別々に考えるケースもあり、

一方でオープンタイプの場合は

次の項目で上げるような

「空間の連動性(から派生する各種作業の容易化)」や

「コミュニケーション性」にメリットがあります。

 

どちらを優先するかで

どのスタイルを計画するべきか、

もしくは有益なのかを

決めていくと生活と価値観に

程よく融合する事になります。

 

リビングダイニングとの連動性は

重要視するか

オープンスタイルの

キッチンが多くなった理由としては

限られたスペースの有効な

活用が挙げられます。

 

同時に家事の容易性や

家族とのコミュニケーション性向上が

ニーズとしてあり、

その結果オープンスタイルが

普及してきたとも言えます。

 

LDKはそこに住む人皆が

一堂に集まる空間でもありますが、

現代ではそこで全員が

同じことをしているわけではなく、

そこに集まる時間帯も

行う事も考える事も

バラバラになりがちです。

 

そこではお互い違う事をしていても

声を掛ければ

会話ができる距離、

というのが理想的な

LDKにおける

人と人との距離感だと思います。

 

勿論パーソナルエリアとの

デザインバランスも考慮しつつ。

 

LDKのどこで過ごしていても

同じ時間を共有できる

メリットはとても

価値があるものです。

 

また、互いに忙しい中では

キッチンで料理されたものが

ほぼダイレクトにテーブルに移動できる、

あるいは食べ終わった食器類を

カウンターの向こうの

キッチンに居る人に手渡しできる

というのは時短における

メリットがあります。

 

この点をクローズドタイプの

キッチンが持つメリットと

比較したうえで

どのスタイルをとるかを

決定していくのも

一つの考え方となります。

 

使い勝手や収納性は

十分に考える。

 

キッチンはいわゆる

「設備」と「インテリア」双方の

側面を持っています。

 

どれだけスタイリッシュなものでも

使い勝手が良くないものは「設備」

としては不十分です。

 

対面キッチン、

つまりオープンスタイルのキッチンは

コミュニケーション性が高い一方で

奥行が大きくなることも

少なくなく、

その分ダイニングスペースを

狭くしてしまうことも

考えられます。

 

あるいはオープンスタイルを

選択したがゆえに

キッチン上に

吊戸棚を設けることができずに

収納性が犠牲になるケースもあります。

 

キッチンは

背面の収納や

そこに置いてあるキッチン家電、

すぐ傍にある冷蔵庫が使い易く、

且つ多様なものが存在するなかで

収納量が高いことが

必要な条件です。

 

その点を考えたキッチンの設計や、

あるいはそのような

キッチンが装備されている空間を

検討するようにしたいところです。

 

オープンスタイルキッチンでの

手元の隠し方・・・・・。

 

対面キッチン 対面式キッチン I型キッチン 台所 間取り 古民家 古民家リフォーム 古民家再生 古民家デザイン 住宅設計 間取り LDK 吹抜け 奈良県の建築家 奈良県の設計士 設計事務所

※対面式I型キッチンレイアウト(LDK空間デザイン実例・手元を壁で隠す事例)

 

 

和モダン モダン 広いリビング 吹抜けのあるリビング 小上がり 住宅

※対面式I型キッチンレイアウト(LDK空間デザイン実例・手元を壁で隠す事例)

 

 

リビングダイニングと

キッチンが同じ空間にあることで

どうしても気になるのが、

散らかりがちな

キッチンをいかに

スッキリ見せるかという点です。

 

古民家 古民家再生 リフォーム リホーム リノベーション 住宅設計 キッチン 吹抜け 奈良県 奈良 橿原 飛鳥 明日香村 古民家住宅

※I型キッチンをアイランド型レイアウトで腰壁デザインを提案(LDK空間デザイン実例・手元を壁で隠す事例)

 

 

キッチン横や近くに

パントリーを設けたりすることで

食器や食材などをそこに収納し、

問題を解決するケースも多いですが、

キッチンシンクや

ワークトップの上を常にきれいに保つ、

というのは気をつけていても

意外に難しいものです。

 

古民家再生 古民家リフォーム 古民家 和風 和風の家 奈良 橿原 奈良市 橿原市 明日香村 飛鳥 明日香 移住

※I型キッチンをアイランド型レイアウトで腰壁デザインを提案(LDK空間デザイン実例・手元を壁で隠す事例)

 

そこでダイニングとキッチンの間に

視線を遮らない高さの

立ち上がりやカウンターを造作し

I型のキッチンを

カスタマイズする事で、

ゆるい境界で目隠しを

計画する事も可能になります。

 

キッチンのワークトップは

フラットなので

遮るのが難しいという場合でも、

小さなインテリアグリーンを

キッチンカウンターに置くことで、

ディスプレイを兼ねた

目隠しになるので

ソフト面とハード面から

見え方も考えたいものです。

 

その他にも、

キッチンの背面を

印象的なタイルにする。

 

あるいはディスプレイを兼ねた

吊戸棚にする。

 

キッチン上の照明を

目を惹くペンダントライトにする等、

キッチンの

ワークトップ以外のところに

目が向く仕掛けを作ることも

効果的な方法です。

 

キッチンは特に

オープンスタイルを取り入れる場合には

住まい全体の印象を

左右するものでもあり、

毎日使用するからこそ、

その使い勝手や機能性も重要です。

 

自宅の間取りには

どんなキッチンが合うのか

希望のスタイルはあるけれども

本当に自分の暮らしに

合っているのかなど

住まいの計画前から

家具と同様に「キッチン」のイメージを

具体化させていくことで

間取りはそこに良いバランスで

融合すると考えています。

 

先ずは家のカタチ

という意味ではなくて

暮らしのあり方を

デザインするところから考えていく。

 

過ごし方の質的な向上に

つながると思いますよ。

 

暮らしの空間を丁寧に

考えてみませんか?

 

住まいの設計・デザイン

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空間構成と広さと間取り、過ごし方と心地よさのイメージをどのように考えるのかによって家や間取り、部屋の広さは良くも悪くも変化します、何帖(畳)という広さだけではない間取りを大切に。

2023年11月05日 | 設計の事デザインの事

 

広さの感覚に違いがあるという事。

この写真のリビング(LDK)は

何帖あるように見えますか?。

 

 

広く見えますか?

それとも狭く見えますか?

勿論「写真」なので

実際の立体的な空間では

その差も存在しますが・・・・・。

 

これをご覧になられただけで○○帖。

と答えられた方は

素晴らしい空間把握能力の持ち主です。

 

見た感じに

このリビング(LDK)が

広く感じるか狭く感じるかの差。

 

何が言いたいのかと言うと

よく「リビングは○○帖」

例えば18帖とか20帖等、

畳の枚数での話なので

分かりやすいといえばわかりやすい数字です。

 

大体何帖位なのか・・・・・。

 

部屋の大きさについて

ヒアリングの中で

お伝えしていただくことがあるのですが、

この帖数を正確に捉えることが

出来る人ってかなり少なくて、

20帖位のリビングでも

空間の取り方次第で25帖に感じたり

逆に17帖位に感じたりします。

 

この時の尺度というのは

どこかのモデルハウスを見た際、

または現在居住されている住まいで、

このリビング何帖です。

 

みたいな質問をして

帰ってきた答えによって

作り上げられる物なので

例えば見に行った物件が

実際の畳数以上に

広く見えるテクニックなんかを使って

20帖と紹介すると

紹介された方は「20帖ってこんなに広いんだ」

という風に思いますが、

かたや余計なものが置いてあったり

視界が悪かったり

動線が悪かったり

その他の要素で狭さを感じる

レイアウトや仕上げだと

25帖ですと紹介されても

25帖って案外狭いな・・・・・。

 

という風なイメージとなります。

 

それほど帖数(畳数)の感覚は

人によって様々なので

その数字を求めるのではなくて

住む人が「適正」だと感じる広さを

考える事が何より重要ですなので、

間取り検討や家造りのヒアリング時に

「リビングは何帖でしょうね」よりも

僕は間取り計画や

イメージを打ち合わせする際には

リビングでどんな生活をして、

何をしている時が1番くつろげると思いますか?

どんな時間と空間を愉しみながら

暮らしたいですか?

という風な、

最初の段階では

どちらかというと

抽象的なイメージで

暮らしが想像出来る質問をさせて頂き

皆さんに未来の生活を

より具体的にイメージしていただきます。

 

勿論共通認識として「帖数」や「畳数」は

用いますが

帖数や畳数で決めつけないという事です。

 

床・フローリングの向きや色

壁の仕上げや窓の位置やサイズ

庭の見え方や扉の雰囲気やレイアウト

勿論「カタチ」や

天井高さを含む立体感など

様々な要素でひとつの空間を認識します。

 

色が変わると

雰囲気が変わりますよね

明るさが変わると

印象も変わりますよね。

 

広さの認識も同じで

どのような

解釈が出来る空間なのか?

それにより

様々なイメージの変化が生まれます。

 

色の使い方や家具のレイアウト

床の向きや

空間デザインの工夫により

広さの認識は変わります。

 

暮らしの空間について、

生活環境を整えるデザインと設計で

丁寧に家の事を考えてみませんか?。

 

ご相談・ご質問は

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注文住宅の設計とデザインにも選択肢があり、どこに依頼をしてどのように家を建てるのか?暮らしを考えた拘りや趣味嗜好を織り交ぜた価値観と共感のデザインを実現できる選択肢。

2023年11月03日 | 設計の事デザインの事

 

建築家と邸宅をつくる道すじ。

 

※家造り打ち合わせの途中

 

理想的で暮らしやすい家

となるような注文住宅。

 

 

 

建築家と共に実現する注文住宅には、

自分の持つこだわりや希望を

十分に反映させたいもの。

 

そのためには、

理想を形にしてくれる、

相性の良い建築家を

パートナーとすることが非常に

重要になってきます。

 

自分の住む戸建ての家を

手に入れようとした場合、

おおまかに分けると

建売販売されている住宅を選択する、

または一からつくりるあげていく

注文住宅を選択するかの

二つの方法が挙げられます。

 

注文住宅を選択された場合は

細かな違いはありますが

おおよそは以下のような

スケジュールで進んでいきます。

 

○建築予算の決定

○土地選び又は既存土地建築の選定

○設計又は建築を依頼する会社探し

○設計に関する打ち合わせ、土地の調査・法規調査

○設計プランの確定 工事会社の選定

○建築プランの詳細化

○打ち合わせ詳細化 建築会社決定

○建築確認申請などの着工前法規事務手続き

○着工

○完成

○引き渡し

 

この流れの中で、

理想の住宅(注文住宅)を

得るためにとくに重要となるのが、

建築家・設計者との打ち合わせです。

 

特に初面談の際には

分かりにくいことなども多いので、

自分の希望をしっかりと聞いてくれるか、

その希望に対する建築家の考え方や

発想や提案に共感できるか、

キチンと「説明」をしてくれるのか?

 

「相性の良さ」を確認することが

とても重要です。

 

完成するまで建築家との打ち合わせは続くので

しっかりと自分の希望や

こだわりを建築家に

理解してもらえるよう、

打ち合わせ前に、

叶えたいことや

こだわりたいポイントを

伝える事も重要です。

 

注文住宅の建築依頼先としては、

ハウスメーカー(HM)や直接工務店に

お願いするという

選択肢もあります。

 

ハウスメーカーのメリットは、

会社の規模が大きいため、

長期保証やアフターサービスの手厚さなど、

安心感があるところでしょう。

 

ただ、デメリットとしては、

設計の自由度が低いということ。

近年はある程度施主・住まい手の希望に沿った

設計を叶えることが出来る

ハウスメーカーや工務店も増えてはいますが、

多くの場合は、

壁や屋根や窓など、

すべての仕様に一定の規格が

設けられています。

 

そのため、

規格外の要望や設計には

対応できないケースや

オプショナリーで割高なケースもあります。

 

勿論、

例えばですが会社は同じでも

皆さんの会社等でもあるかもしれませんが

担当者による違いも存在し

場合によっては「転勤」などもありますので

事例なども踏まえてご注意を。

 

逆に建築家・設計事務所にもよりますが

注文住宅をメインで携わっている

建築家・設計者に依頼する

最大のメリットは、

全てにおいて「自由度が高い」という点です。

 

勿論「法律」による制限

「都道府県や市の条例」による制限は存在しますが

建物の工法も比較的自由で

選択肢が広く、

狭小地や傾斜地・変形敷地にも

デザインで対応ができます。

 

邸宅のデザイン性が高く、

こだわりや希望を十分に反映させやすい分、

設計期間と工期は長くなりがち、

というデメリットも存在します。

 

後悔しない建築家の探し方。

 

注文住宅を建てるなら、

住まい手さんの希望やこだわりを

最大限に反映し、

隅々まで理想の家を目指したいところ。

 

当然見た目だけでなく、

邸宅の住み心地の良さは

重要なポイントです。

 

住まい手一人ひとり違う

こだわりや理想にじっくりと耳を傾け、

趣味や好みを把握し、

条件に合う精度がの高く

ふり幅のある提案を出すことが出来る

建築家の存在が、

理想の家に仕上げられるかの

明暗を分けると言っても

過言ではありません。

 

つまり、

最適解の住宅を手に入れるためには、

自分と感覚の合う相性の良い

建築家とパートナーを組むことが大切です。

 

ではそんな建築家には、

どうしたら出会えるのでしょうか。

 

建築家探しの第一歩としては、

まず住まい手である自分自身が、

これからつくり上げていく邸宅に求めるものを

どのように考えるべきか?

ということを明確にすること。

 

どんな外観が好きで、

誰とどんな暮らしがしたいか、

抽象的でも構いません

イメージを膨らませます。

 

次に、

雑誌やホームページなどから、

住みたいデザインの家、

ぐっとくる家、

共感できそうだな思う候補を

探していきます。

 

そして次に、

その家を建てた建築家や

建築事務所に連絡をして、

実際に顔合わせをしてみるのです。

 

自分が思い描く雰囲気の家を

実際に手掛けた事務所を選択していけば、

相性の良い建築家に出会える確率は

アップします。

 

最近ではSNSも選択肢になりますので

日常的な発言などから「ひととなり」を

知る事も一つの手段になります。

 

そこからさらに打ち合わせをして

絞り込んでいくことで、

注文住宅を一緒に創っていけるパートナー、

としての建築家を探し出せるかと思います。

 

建築家(建築士)に

任せたほうが良いポイントと、

施主(住まい手)が決めたほうが良いポイント。

 

注文住宅は、

建築家と住まい手とが

一緒に創り上げていくもの。

 

そのため、

どちらかがすべてを決めるのではなく、

お互いにしっかりと

意見を交わしあうことが重要です。

 

ここでやはり一番のポイントとなるのが、

どんな家に住むのか

という住まい手の

はっきりとした意思表示です。

 

もちろん、

建築に関するデザインや工法など、

技術面に関することは、

専門家である建築家に

任せたほうが上手くいく事になります。

 

しかし

、その建築家の実力を

いかんなく発揮できるかは、

オーナーが「住む意思」を

どう持っているのか?

によって大きく変わってきます。

 

お互いが納得・共感できる

話し合いが肝心です。

 

大切な家造りの時間を

質の良いものに考えてみませんか?。

 

必要なモノゴトも含めて

間取り検討前の時間も丁寧に。

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やまぐち建築設計室 建築家 山口哲央

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