森林ジャーナリストの裏ブログ

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カブトムシと割りばし

2005-07-26 16:21:51 | 木製品・建築
川上村を訪れて、いろいろお土産を手にした。

まずカブトムシ。
これはそまびと選手権の会場にあった森林組合経営の店「そまびとの家」で
二匹を籠に入れた状態で525円だった。

実は、大会会場に使われたのは森林組合の木屑リサイクルセンターである。
ようするに廃材・残材をチップにしている。その一部は、会場周辺の山に捨てられていた。いや、マルチングして雑草を生えないようにしていた。
すると、チップの中でカブトムシなどが育ったわけ。それを集めて売っている。
だから、これも林産物 ←写真

それから、割りばしも買った。ところが泊めていただいた辻谷さんのところでも
親戚が作っているので、と大量に割りばしをいただいた。
当分、割りばしに不自由しない。よし、書評情報を寄せていただいた御礼は、
川上産の割りばしにしよう

もちろん割りばしも林産物。もともと吉野林業が発明したものだ。
それが今や、風前の灯。
10年くらい前までは、まだ国産割りばしが半分くらいあったのだが、
今では9割以上が輸入物だ。

それでも吉野の割りばしは高級品として命脈を保っている。
だから、私も積極的に使うつもりだ。
ただし、それが輸入物だと意味がない。
そこで厳密に国産とわかるものだけを購入している。素材が、スギかヒノキのものだ。ちなみに割りばしに関しては、スギの方が高い。
できれば天削、あるいは利休と呼ばれる形状のモノにしたい。外国産にはないからだ。
ただしエゾマツ、トドマツの割りばしは、おそらくロシア材だろう。安物は、ポプラの一種アスペンなど。

皆さん、日本の「森」を活かすために、林産カブトムシと国産割りばしを買いましょう。

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