『森コロ』を読んで、その主張を書いてくれないかというものだ。
もちろん喜んで書く。大きな『森コロ』宣伝の場だ。とはいっても露骨な本の宣伝はしづらいかな。「自著自賛」以上に気をつかって書かねばなるまい。こちらの掲載は月末を予定している。
そして某新聞からは、4日の読書欄に書評を載せます、という連絡。
こちらは全国版。ようやく動き出したかな。
掲載前に紙名を公表するのは遠慮しておく(もしかして、直前にキャンセルされるかもしれないし^^;)が、皆さん、今度の日曜日はお手許の新聞を確認してください。
今、自分で『森コロ』の書評を書いている。
だって、依頼が来たんだもん(^o^)。
まだ掲載もされていないから誌名は明かさないが、はっきり言ってマイナーな小雑誌である。書店売りもせずに、会員制なのかな。ただ読者層は中央官僚や公的機関などらしい。
ともあれ「自著自賛」というコーナーがあって、そこで自著、つまり『森コロ』の紹介をしてほしいというわけだ。
もちろん、喜んで書きますよ。こんなチャンスを断れるわけない。
でも、あまり宣伝ぽく書けないし、かといって遠慮するわけにもいかない。
「誠実に」内容を紹介しつつ、思わず本を手にとってみようと思わせる文章力を要求される。
なかなか難問だぞ。いやあ、今夏一番の仕事かもしれない。オイオイ
ビーパルに『森コロ』の書評が載っていると連絡を受けた。
あわてて書店に走る。
あまり大きな扱いではないが、「実質的には森林大国でありながら、その資源を有効に使えないでいる日本」から始まり
「日本の林業の今が学べる一冊」と結ぶ。
ビーパルとは比較的相性がよくて、これまでの著作もかなりの頻度で書評を載せてもらっている。ただ今回は、あまりアウトドアとは関係ないからなあ、とちょっと弱気だったのだが、感謝。
※洋泉社の人、これを読んでいたらチェックね。
考えてみたら、雑木の木工もチェンソーアートもビーパル向きかもしれない。
それに日本の山と林業が、今どうなっているのか知ることは大いに関係がある。
よし、これを機会に記事を売り込もう(^o^)。
近頃、私の書きたい記事を書かせてくれる媒体が減っているので困っているのだよ。
私の指向が一般向きではなくなってきたのか、世間が世知辛くなって幅広い話題は好まないのか。ヘンな記事も少し載せちゃえという遊び感覚がないよなあ。
版元より届いたメール便。
中には「都市問題」という雑誌が入っていた。「東京市政調査会」というところが発行している結構お堅い月刊誌である。
そこに『森コロ』の書評が載っていた。
「日本は、森林資源を有効に活用しえていないのではないか。本書の主張はその一点に集約され、4つの章立てで多角的に検証作業が行われる」
「世界最古・最大級の木造建築(法隆寺・東大寺大仏殿)を持つ日本に相応しい「木の文化」の再生をめざす取組み」
といった風に紹介してくれた。
本書が都市問題を扱っているという自覚はなかったが、たしかに木造都市、木造高層ビルなどを紹介しているのだから、あながち的外れでもない。
お堅い雑誌だが、この手の媒体は多くの専門家が読むので、影響力は小さくはない。それに思いがけない人が手にとってくれる可能性がある。この雑誌を通して、何か新しい反応があるといいな。
ただ、日本の木材需要のうち輸入に頼るのは、「28%」ではなく「82%」ですけど。
書評発見。マガジンハウス社の「ダカーポ」である。
8月17日号のサブ特集は、「いま、ノンフィクションが熱い!」。
だからというわけでもなかろうが、「旬の本」という書評欄のトップに、『だれが日本の「森」を殺すのか』が取り上げられていた。丸1ページを費やしてるから、なかなか大きな扱い。
タイトルは、「経済・環境・建築・文化の視点で[木づかいの国づくり]を提唱!」
「日本の木材事情の歪曲構造を解いてくれる」と始まり、
本書に記した点をまとめたうえで、
「日本の森林には、この国の経済構造を是正し、世界に誇れる文化を築くパワーが秘められていることも教えてくれる」
「目からウロコの連続で、とくに[名山登り自慢]は絶対に熟読してほしい」
と結んでいる。
この書き手、本当は日本の林業の実情に結構詳しい人なのではないか。だって、
本書で触れた記憶のない「林業従事者はすでにわずか7万人」ということも触れているからだ(実際は、7万人も割り込んでいるが)。
ここまで書いてくれると、嬉しいなあ。「木を通して森を観る」私のスタンスも理解してくれているようだ。感謝。
東京より帰る。成果としては、北海道新聞以外にもいくつか書評を載せてくれる(であろう)ところを確保してきた。まずまずである。
また林業がらみの人たちとも逢い、林業談義に花を咲かせる。
結構盛り上がるものである。ついでに3冊買ってくれる約束も取り付けた(^o^)。さっそく送る準備をしなければ。
ただ改めて思うのは、ここ数カ月、『森コロ』がらみのことばかり身を入れてきたので、頭が硬くなっていることだ。話をしても、アイデア練っても発想がみんな同じ所にいく。
いかん、もっと柔らかくならないと。もう『森コロ』のこと忘れて、次の本のこと考えようかな(笑)。オイオイ
追伸・チェンソーアートの城所さんが、アメリカの大会で総合優勝の一報が入る。
今日は東京である。北海道新聞の本欄の著者インタビューに応じるため。
まあ無難に済ませたつもりだが、肝心の掲載が9月なんだな。
とりあえず東京の夜を楽しもう、と思ったら約束していた友達がドタキャンしたので、寂しい夜となった