人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

世界の動き・日本の動き

2008-09-13 16:49:13 | Weblog
 北朝鮮では独裁者「金正日」の重病説が噂されている。重病か
どうかは別にして、何らかの異常事態が生じていることには間違いが
なさそうだ。
 隣国の韓国やアメリカは緊急事態に備え対策を検討しているようだ。
日本も安閑としてはおられないのではないか。体制が崩壊すれば
拉致問題は、核兵器の問題は、海を越えてやってくるかも知れない
大量難民の問題は等々、懸念材料は多い。

 一方、タイ国では首相が料理番組に出演し、出演料を貰ったとして
退陣に追いやられている。問題は料理番組への出演だけではないだろう。
もっと根本的な不満が国民の間にあるのではないだろうか。
 タイ国はとかく政権に関わる問題が多い国のようである。首相擁護派
と首相に退陣を迫る国民が首都で激しく対立している。

 旧ソ連時代のグルジア共和国にロシア軍が侵攻し多くの難民を出して
いる。グルジアはEU寄りの姿勢をとっているからロシアにとって
面白くない。
 アメリカのブッシュ政権は壊滅的な打撃を受けたグルジア軍建て
直しのため武器援助を行うと約束しロシア軍を牽制している。

 中国はオリンピック後の不景気がいよいよ本格化しそうな気配で
ある。株価が下落を続けている。
 未だ地震の被災地には二次災害が頻発している。被災地の復旧と
オリンピック後の景気対策、どのような手法で政権維持を図ろうと
しているのであろうか。
 特に暴動が多発しているチベット自治区や新疆ウイグル自治区に
対しては強権を発動しているだけに地域住民の不満は大きい。
コントロール如何ではこの国の政権基盤でさえ揺るがせかねない。

 イラクに一応の沈静化が見られそうな反面、アフガニスタンでは
旧タリバンが勢力を盛り返し再び内戦の様相を見せている。
 お隣のパキスタンでは軍人出身の大統領が辣腕を振るってきたが
長期政権に対する不満もあって退陣せざるを得なくなった。
 パキスタンとアフガニスタン、国境を接する両国はともに風雲
急を告げる状態である。

 そして、日本は二度も首相が政権を投げ出すという異常事態にある。
もはや旧来の自民党では政権維持は無理のようである。二世、三世の
多い政界に自らの政治体制を改革出来るだけの力はなさそうである。
 今の状況は幕末によく似ている。既成の社会体制も政治体制も
全てが出口の見えない逼塞状態にある。
 国民には何がどうなのと聞かれなくても何とはなく感じている
のではないだろうか。その逼塞感が社会悪を呼び、社会悪が更に
別の社会悪を招くという悪循環にある。

 これは一人日本だけの問題だけではないのかも知れない。常に
日本の先を行くアメリカにも同じようなことが言えるのではない
だろうか。だからこそアメリカ人は改革を掲げるオバマ氏を民主党
の大統領候補に選んだに違いない。
 一方、共和党も今や獅子身中の虫と化したブッシュ政権と一線を
画すためにマケイン氏自らが改革を旗印にしている。しかし、あろう
事かペイリン氏を副大統領候補にしたのは、いかに退勢挽回のため
とはいえ脆さがまる見えである。

 経済のグローバル化が全てを壊してしまった。この先に光明は見え
ない。あるのは限りない競争と資源の無駄遣いだけである。
 そして環境破壊だけではなく、人の心まで壊してしまった。今こそ
この過剰なる競争から離脱し、かのブータン王国のようなGHP
(国民総幸福)と言う道を選ぶべきではなかろうか。あなたは物の
豊かさの中に自らの幸せが見えますか。

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