人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

チャングムの誓い

2006-01-09 07:16:30 | Weblog
 私達夫婦も世間並みに「韓流ブーム」にはまってしまったら
しい。とは言ってもいまはやりの恋愛ドラマではない。一生懸
命見ているのは「チャングムの誓い」という朝鮮王朝に実在し
た宮廷女官の出世物語である。
 何が面白いか、それは観てのお楽しみとして簡単にあらすじ
を紹介しておこう。ストーリーとしては実に単純で、幼くして
宮廷に入った主人公チャングムが様々な困難を克服しながら成
長していく物語である。むろん普通のように善と悪が存在し、
悪は権力を維持しようと様々な事を仕掛けてくる。その事件を
チャングムは挫折する事なく様々な叡智を働かせて克服してい
く。その姿が何ともけなげで見ているものの共感を呼ぶのであ
る。
 残念ながらNHKの始まったばかりの「功名が辻」を見てい
るとついうとうとしてしまったのだが、その後で約三時間に及
ぶ長時間を見ていてもいっこうに眠くならないから不思議だ。
とうとう昨日は二枚のDVD、都合六時間近くを観てしまった。
 これほどテレビドラマにはまってしまったのは「おしん」以
来のことではないだろうか。日本人も韓国人も出世物語や苦労
物語は共通に好きなようだ。
 はまりドラマといえば「水戸黄門」がある。今は昼間再放送
をしている。これも見始めたら何かしろ毎日のようにその時間
になるとテレビを点けてしまう。単純な悪と正義の戦いである。
ほとんど毎日パターンは同じで良く見飽きないなと思うのだが
見飽きないから不思議だ。
 今、新たに始まっているシリーズは今までのドラマ仕立てで
はなくバラエティになりすぎているような気がしてならない。
やはり水戸黄門は悪代官が出てきて悪事の限りを尽くす、その
後で助さんや格さんがさんざん暴れ回り、最後には「この紋ど
ころが目に入らぬか、こちらにおわすお方をどなたと心得るか
・・・」と終わるのが良い。
 観客は「チャングムの誓い」や「水戸黄門」と同じように単
純明快なドラマの方を求めているのではないだろうか。次はど
んな方法で問題を解決するのだろう。チャングムは宮廷を追わ
れてしまうのではないだろうか。そんな事は絶対ないと知りつ
つも、そのハラハラ、ドキドキが良いのである。
 昨日もレンタルショップでこのDVDを探していると若いカ
ップルが「はまってしまいますよね」と話しかけてきた。まっ
たくその通りなのである。


 成人おめでとう。今日は月曜日、成人の日となっている。し
かし各地では一日早めて成人式をしたところが多いようだ。荒
れる成人式を回避したいと始まった自主企画が成功しているの
か新成人の一部が暴れたという報道が少なくなった。
 思い出せば私達の成人式は倉敷の駅裏にあった私立高校を借
りて行われた。この日も底冷えのする寒い日だった。何もこん
な季節を選んでする事もないだろうと思うのだが、昔からそう
なっている。中にはお盆の帰省時を利用して開いているところ
もあるようで、この方が理にかなっている。
 少子高齢化と言われ年を追う毎に出生率は下がっている。こ
の先どうなるのだろうか。それでも今は平和な時代、たった一
枚の召集令状が来て若者が戦地へ消耗品のごとく動員された時
代ではない。
 今は周辺でも若者はたくさん見かける。それだけでも活力を
感じるし安心も出来る。日頃はぐうたらに見える息子でも思わ
ぬ力を見せたり成長した姿を見せてくれると、それだけで親は
メロメロである。
 若者は困難を克服できる力を持っている。いつの時代も新し
い社会を作りだしていくのは若者達だ。私達熟年と言われる世
代も昭和三十年代から始まった日本の大躍進時代を作り出して
きた。いわばNHKのプロジェクトX世代だ。がんばれ新成人、
そして今の時代を生きる若者達よ。

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