人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

Pボート文クラブ同窓会

2006-10-27 22:34:52 | Weblog
 船を降りて以来二年間、こんなに長く交流が続くことも珍しいのでは
ないだろうか。今までにも色んな集まりがあった。その一つが、Pボート
文クラブの同窓会である。

 この日、よりによって新幹線事故で四人の仲間の到着が二時間近く遅れて
しまった。何でこんな日にと、偶然の出来事をいささか恨んだりしたが、
仕方がないことであった。そんなハプニングもあったが、全国から無事、
総勢19名の仲間が集まった。(10月25日~26日)
 Pボート文クラブの同窓会とは言っても全ての人がそうではなかった。
中には懐かしさの余り、みんなに会いたいからと特別参加したという人も
いた。それはそれでいっこうに差し支えなかった。同じ第47回の船に
乗った者同士、いささかの気兼ねも気遣いも必要はなかった。 Pボート
文クラブは千客万来なのである。
 そもそもPボート文クラブなるものはピースボートが企画している地球
一周の旅の中で始まった。102日間に及ぶ長期旅行の体験記を書こうと
言うことから始まった自主企画であった。私も仲間の一人であった。

 児島駅から始まった今回のツアーは私が企画した。マイクロバスで
「むかし下津井回船問屋」「田之浦海岸」そして「鷲羽山」へと移動した。
そして児島の宿泊施設の中でも群を抜いて見晴らしが良い国民年金センター
「しもつい」に着いた。
 鷲羽山からの眺めと宿泊先からの眺めはいささか異なるが、皆さんの
感動は同じであった。鷲羽山からは瀬戸大橋を一望し、ここからは水島
灘が一望できた。同行者は地球を一周し、世界中の数多くの観光地を見て
きた人達ばかりであった。それでも、この景観は格別なものであったに
違いない。この素晴らしい景色を皆さんに見て貰いたかったからこそ、
この地での同窓会を企画したのである。
 穏やかな瀬戸の海、散りばめられた大小の島々、今は景観の一部になって
しまった瀬戸大橋。これらは、世界にも誇るべき景観美であることは間違い
ない。
 また、この地は日本夕日百景の一つにも選ばれた地である。残念ながら
この日の夕焼けはこぢんまりとしたものであったが、それでも荘厳な落日は
初めての人にとっては感動だったようだ。案内をした私としては何とか面目
を施した次第である。自然ばかりは、その日その日で異なるからどうしよう
もない。

 夜は下津井の蛸やメバルの料理を堪能して貰った。そして、一人一人の
近況報告。さすが旅行好きな人ばかり。皆さん船を降りて後も海外旅行も
たくさんされているようで、そんな報告も多かった。
 中にはインターネットを駆使して計画した旅行スケジュールに基づいて
個人旅行を楽しんでいるという旅行の達人もいた。外国暮らしが長かった
というご夫婦は毎年のようにレンタカーでヨーロッパ各地を走り回って
いるという人もうらやむような人もいた。
 みんなそれぞれに人生を楽しんでいる人ばかりであった。そして、程良く
酔って別の部屋で更に歓談。夜更けてやっと床に就いた次第である。

 翌朝はお風呂から朝日を眺めゆっくりと時を過ごした後、朝食。そして
八時過ぎに出発。途中、クラブの会長を児島駅で降ろし、バスは美観地区
を目指した。秋にしては少し日差しが強かったようだが、文句なしの観光
日和であった。
 美術館前の「今橋」のところで記念写真を写した後、二手に分かれた。
一グループは大原美術館に、もう一グループは私の案内で市内を散策し
買い物も楽しんだ。こうして昼前には合流し昼食を済ませた後に解散した。

 ある人達はこれから次の目的地へ。ある人は列車の時間まで美術館に。
ある人達は少しだけチボリ公園に。本当に遠路はるばるご苦労さまでした。
これに懲りずにまたのお越しをお待ちしています。またの機会には民宿
「やぶき」が皆さんのお越しをお待ち申し上げています。

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