人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

街づくり国づくりに関する提言

2011-01-23 06:27:58 | Weblog
一言、現実問題としての意見を申し上げます。

これからの街づくりを考えるとき生活空間としての利便性を最優先にすべきだと思います。
私達中高年者の世代の多くは他の市町村からこの地に移り住んで家を建ててきました。
ところが多くの住まいが開発によって造成された土地に住んでいます。
これらは非常に不便なところが多く、若い頃は何とも感じなかった坂道が苦になったり
自家用車が無ければとても生活できないようなところが少なくありません。

現に私の趣味仲間の多くが公民館等へ来られなくなり辞めて行きました。
高齢者の生きがいは趣味ですが、その趣味さえ楽しむことが出来ないのです。

こうした実情を考えるときそこへ行けば人に会える、買い物も出来る、銀行や郵便局もある
病院もあるという街づくりが必要だと思います。

また、そこへ行く手段をどのように確保するかも大きな問題です。
もっと巡回バスなど移動手段が必要ではないでしょうか。

また、自転車を使いたいのですが、道が整備されていないため
交通事故が心配です。車を規制した道路などの確保が必要かと思います。

倉敷、児島、玉島と三地区が孤立した状態にあります。
三市が合併して以来、この問題に誰も関わっていません。
私は以前、水島臨海鉄道を利用して三地区を結ぶ、循環線設置を提案したことがあります。
バブル前の列島改造の頃のことでした。しかし、とうとう実を結ぶことはありませんでした。
あの時、鉄道の敷設が出来ていたら、上記のようなことも事情は変わっていたかも知れません。

いずれにせよ街づくりは、そこに住んでいる人達の生活をどのように考えるかと言うことに尽きます。
どうか、街づくり委員会など広く市民の意見を聞く場を作り、三世代がどのように交流しながら
生きていくかという問題を考えていただきたいと思います。

 これは私の住んでいる倉敷市に対し、メールでお願いをした街づくりについての私からの提言です。

 この他にも提言すべきことは多々あると思いますが思いついた事だけを書いてみました。昨今
限界集落という実に寒々しい言葉を耳にします。しかし、限界集落と言われているのは農村だけの
問題ではないのです。

 現に、私が住んでいる地域にも一人住まいの家が実に多いのです。一人住まいの方がお亡くなり
になると空き家が一軒増えます。こうした家が少なくないのです。また、最近の現象として、お葬式
を出さないという家も増えています。出来ないからしないのか、ただ出さないだけなのか定かでは
ありませんが、お亡くなりになったことに気が付かないこともあるのです。

 こうした変化は、家族の有り様そのものが変化してきているように思われます。また、大都会周辺
では団塊世代という人達が70代から80代になると、高齢者問題が一挙に浮上してくるのではないか
と言われています。年金だけでなく医療も介護も大きな課題になりつつあります。

 菅内閣は、内閣改造の目玉として与謝野氏を起用し税制問題に手を付けようとしています。消費税
を増やし社会保障を何とかしたいと考えているようです。しかし、実際問題として年金の支給額を
見直すだけで良いのでしょうか。

 年金が老後の生活を支えるのに足りないことも問題ですが、支給額を増やすだけでは解決出来ない
問題も多々孕んでいます。年金受給者の中には、生活コストの安い海外へ移り住むような人も現れて
います。高齢者を抱え、老々介護を嫌ってメイドさんを雇うことの出来るタイなどに移り住むような
人もいます。

 世は様々ですが、それくらい高齢化社会を目前にした日本の抱える問題は深刻だと言えます。一方
高齢者が生き生きと老後の生きがいを見付けて暮らしている町もあります。老後の問題は、単に年金
支給額を増やすだけでなく、根底から社会のあり方を考えていくべきではないかと考えています。

 また、これからの社会のあり方は、高齢者だけの問題だけではなく現役世代の問題でもあります。
少子化の中での国のあり方をどうしていくのか。これは政治家だけに任せておくべき問題ではないと
思います。自らの問題として真剣に考えていくべきではないかと思うのです。

 これまで私達は、右肩上がりの経済が当たり前のように思い努力をしてきました。今、経済界は
こぞって中国やインドやインドネシアに目を向けていますが、これにも限界があることを考えておく
必要があろうかと思います。

 中国へ工場を作ったが、工作機械さえ国内に引き上げることが出来ないのだと、先日ある人から
聞きました。どうやら中国に全ての財産は取り上げられたようです。法律が異なるからでしょう。
安易に中国へ進出することには様々な問題があるようです。

 隣人とは言いながら日本人とはまるで思想も歴史も異なる国なのです。もっと足下に目を据えて
今後の日本での生活のあり方を真剣に考えてみるべき時代なのではないでしょうか。
コメント
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