人生いろは坂

人生は山あり谷あり、そんなしんどい人生だから面白い。あの坂を登りきったら新しい景色が見えてくる。

地球一周旅日記

2006-08-28 10:23:44 | Weblog
 ピースボートによる「地球一周の旅」から2005年1月30日に
神戸港へ帰ってきた。船の中で毎日書き溜めていた日記を家に帰って
再チェックして「地球一周旅日記」と言うタイトルでアップロードした
のが2005年の3月頃だった。
 これは私と家内のピースボートによる旅行記である。ピースボートに
よる旅がどんなものなのか興味本位で行った説明会で、ある若者との
出会いがきっかけで、何とはなしに契約書にサインをしてしまった。同じ
倉敷市出身という気安さと、いつでも契約解除出来るという気軽さから
仮契約をしてしまったのだ。
 仮契約後、5月、6月、7月、8月、9月、10月と定年後の月日は
アットいう間に過ぎてしまい、気が付いてみれば乗船の日は直前に迫って
いた。前もって計画していたわけでもないのに軽い気持ちでコンベアに
乗ってしまったら、いつの間にかもう船の近くまで来ていたような旅の
始まりだった。
 こうして百余日間、船に揺られて地球を一周し、又してもいつの間にか
神戸港に着いていた。誠に浦島太郎の竜宮城への行き帰りのように月日の
経つのは夢の内のことであった。
 その大旅行記がついに二年近くかかって、やっと完成したのである。
興味ある方、また、私達と同じような旅行体験をされた方には是非読んで、
写真を見て楽しんでいただけたらと思う。

 写したいと思う被写体がとても多くて、デジカメと高速のインターネット
時代でなければ、とても掲載など出来なかったに違いない。私は乗船前に
買った一眼レフのカメラ一台と前から持っていたコンパクトデジカメ一台
を持って乗船した。両方のカメラをフルに活用し、撮りまくった写真の
データ量は膨大な量で700MBのCDにして13枚にも及んだ。
 この旅行で良かったのは一眼レフのデジカメを携行したことであった。
このカメラには18ミリから135ミリまでのレンズが付いていた。
ケニアの動物たちを写すには、どうしても望遠レンズが必要であった。
また、時には広角レンズも必要だった。十分とは言えないまでも、この
レンズは両方に対応していた。シャッターチャンスを逃すことなく動物を
写すことが出来たのは、このカメラのお陰であった。

 写してみたものの、この膨大な写真をどのように活用するかが問題で
あった。そこで各国別に何枚かをピックアップしてCD二枚分にまとめ
報告会用のCDを作成した。そしてホームページには報告会用を補足する
意味からも出来るだけ多くの写真を掲載することにした。
 ホームページに掲載するためには、一枚毎の縮小加工が必要である。
一旅行先で400枚というページもあり、全行程を網羅することは大変な
事であった。そのために写真掲載だけで約一年間を要したわけである。
いやと言うほど写真を掲載しているのでお楽しみ頂ければと思う。

 さて、ピースボートの旅、つい先日も第54回が出発したばかりだが、
私達47回のものが船を降りてから既に7度目の船が今航海中と言うこと
になる。聞くところによると今回の船には、私達のクルーズで一緒だった
人が20人近くも乗っていると言うから、その他のクルーズの人も入れる
と、かなりの人がリピーターになっているのではないだろうか。
 何度も乗ることが出来る人は、それなりに裕福な人であり、健康に問題
がなく、家の方にも気遣うような事がないハッピーな人だと言えるであろう。
 百余日というと如何にも長いように感じられるかも知れないが、過ぎて
みればアットという間のことである。船の速度は遅いようにも感じられるが
24時間走り続けている。時速30キロと言えども24時間後には実に
720キロも航海していることになる。途中、幾つかの寄港地はあるが、
百余日もすれば出発地へ戻ってくるのである。

 私は自分の旅行記の中で何度も書いているが、この旅で何が良かった
のかと問われれば人と人の出会いだと答えている。むろん、私達が乗った
南回りコースには行きたくても遠すぎて行けないような所が少なくない。
ケニア、南アフリカ、ナミビア、ブラジル、アルゼンチン、ウッシュアイア、
パタゴニアフィヨルド、チリ、イースター島、タヒチ、パプアニューギニア
等だ。これらは通常のツアーで行くとしてもとても遠い国だ。そんな場所
が船に揺られている間に着いてしまうのである。これほど楽で便利な旅は
ない。
 さて、話を戻そう。そんな出会い旅の延長が今も続いている。仲良く
なった人との個人的な交流、また、船の中での自主活動を通じて知り合った
同好の士などとの交流である。わけても、ある人との出会いが次の出会い
を呼び、そうした人と人の繋がりの中で、あることが実現しようとしている。
それが今年で第二回目の開催となる「活弁シネマライブ児島公演」である。
 まったく孤立無援の中で、どうなることかと固唾を呑みながら実施した
第一回目と異なり、新たなる組織が出来、その組織の中には、ある資格を
取得するための講習会で知り合った力強い仲間が幾人か出来た。かくして
孤立無援状態から脱することが出来たのである。

 人の繋がりや支援の輪等と言うようなものは、このようにして出来る
ものなのであろうか。大旅行から始まり、船の中で知り合った仲間と一人
の活弁士、更には帰国後の講習会での新たなる出会い、これらは前もって
私のために準備されていた定年後の登場人物のようであった。
 定年までが長い長い一幕だとすれば、定年後は未知数の第二幕と言う
ことになるだろう。その第二幕目の登場人物が早くも現れたのである。
果たして完結へ向けてのストーリーは如何相成るのであろうか。

 ともあれ、何もかも「地球一周の旅」がきっかけであった事は間違い
なく、その「旅日記」が完成したことは、個人的な大いなる喜びである。
この下に「地球一周旅日記」のURLを記しておく。
http://kannabe.hp.infoseek.co.jp/public_html/pi-subo-to/e1tikyuuissyuufunenotabi.html
これをコピー&ペーストしてアクセスして貰いたい。
コメント
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