ザイルと焚火と焼酎と

ザイルを使う登山にちょっぴり憧れ、山中に泊まると焚火を囲み、下山後は焼酎でほのかに酩酊。いい加減なのんびり登山の日記です

伊勢神宮の内宮を参拝しました

2016年01月16日 | 帰省の途中旅

2015/12/25  昨年、出雲大社を訪れましたから、今度は伊勢神宮というのは自然な流れです。しかし、今回はムーンライトながらの指定券をひと月前に確保し忘れ、前日に名古屋へ入っておくことになってしまいました。僕たちの旅は青春18きっぷの旅です。参考までに東京から名古屋までの乗り継ぎをお教えしましょう。
東京13:37~15:14熱海15:17~17:30掛川17:40~18:43豊橋18:46~19:38名古屋。


▲早朝名古屋を発ち、近鉄で伊勢市駅まで来ました。この日の晩はこの駅そばのホテルに泊まりますから、余計な重い荷物はコインロッカーに預けてから歩きます。そして、再び近鉄線に乗り、五十鈴川駅で降りました。9:19ころ。


▲まずは伊勢神宮の内宮(ないくう)へ向かいます。内宮に続く道路の両サイドには石燈籠が続いていました。9:24ころ。

今回ここへ来ることになって、伊勢神宮が知っている以上に大きなお宮であることが分かりました。これまで僕が伊勢神宮として知っていたお宮は伊勢神宮の一部に過ぎない「内宮」だったのですね。
しかも、伊勢神宮と当り前のように呼んでいますけれど、正式名称はただの「神宮」なのです。中でも中心的な皇大神宮(内宮)と豊受大神宮(外宮)、その他14社の別宮(べつぐう)、109社の摂社や末社や所管社、合わせて125社の総称が神宮、通称・伊勢神宮なのです。
その神宮の敷地は広大で、伊勢市の4分の1を占めるのだそうです。第二宮域林と呼ばれる広い山林を持っているのです。


▲途中、月讀宮(つきよみのみや)と案内があったのでその森に入ってみました。9:31ころ。


▲お宮が4社、祭られていました。まずは伊弉諾尊(いざなぎのみこと)を祭ってある伊邪奈岐宮(いざなぎのみや)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)を祭ってある伊佐奈彌宮(いざなみのみや)です。この二柱の神様は国生み神生みの神様で天照大神(あまてらすおおみかみ)と月讀尊(つきよみのみこと)の親神です。
あと二つのお宮は子の神様である月讀尊を祭ってある月讀宮と月讀尊の荒御魂(あらみたま)を祭ってある月讀荒御魂宮(つきよみあらみたまのみや)です。神様自体ではなく、神様の御魂を祭る宮というのも不思議な感じがします。
この4社は四別宮でもあります。9:44ころ。


▲内宮の直前には「おかげ横丁」があります。前回の式年遷宮の年、1993年に開業した通りだそうです。そこに郵便局がありました。S子の前にある黒い箱はポストなのです。日本最古のポストを模して作り、ここに設置したのです。早速S子は持って来ていた投函し忘れの年賀状をここへ入れました。10:44ころ。


▲赤福本店がありました。僕でも赤福の名前くらいは知っています。300年以上の歴史があるのですね。帰路、熊本へのお土産とふたりがすぐに食べる分を買いました。10:48ころ。


▲おかげ横丁はこんな感じ。お店も一軒一軒が面白くて、この通りだけでも結構楽しめます。10:53ころ。


▲伊勢神宮の表玄関と言えるのがこの宇治橋です。11:03ころ。
この橋も式年遷宮に合わせて作り替えるのかなと思って調べましたら、式年遷宮の4年前に作り替えているのですね。ただこれには訳があります。敗戦後の1949年が第59回の式年遷宮だったのですが、戦後の混乱の中、昭和天皇が式年遷宮の無期延期を決めたのだそうです。その際、せめて宇治橋だけでもと、作り替えたのだそうですね。その後、1953年に式年遷宮が行われましたから、以降、宇治橋だけは式年遷宮の4年前に作り替えられるようになったとのこと。
架け替え工事中はすぐ隣に仮橋を渡すのですが、その時の橋脚と思われるものが残されていました。


▲五十鈴川御手洗場(みたらし)。参拝前に心身を清める場所なのですね。でも、今はそのための手水舎がありますから、ここで清めなくてもいいようです。11:13ころ。


▲心地よい森の中の大路を進みます。11:15ころ。


▲巨木が目立つようになりました。11:19ころ。


▲内宮の皇大神宮(こうたいじんぐう)の中心がこの写真の正宮(しょうぐう)です。天照大神(あまてらすおおみかみ)が祀られています。この階段から先は撮影禁止ですから写真はありません。11:21ころ。


▲社殿の神秘・神聖さはあまり実感できませんでした。信心しているわけでもないですし、それ以上に観光客がたくさんいますから、そんな雰囲気ではないのです。でも、こんな巨樹なら感じさせてもらえます。これら巨樹や深い森が伊勢神宮の神聖さを支えていると考えるのはバチ当たりでしょうか? 11:31ころ。


▲巨きな樹があるとついつい寄って行ってしまいます。惹きつけられます。パワーがありますよね。見事な巨樹や素晴らしい森を抱いている伊勢神宮は凄い場所です。11:32ころ。


▲荒祭宮(あらまつりのみや)にも式年遷宮の代替地がすぐ隣りにありました。ここには天照大神の荒御魂が祀られています。第一別宮でもあります。11:38ころ。


▲荒祭宮です。代替地には階段も前もってあります。社を建て替えるだけなのですね。11:40ころ。


▲広い参道へ戻ると、まだたくさんの参拝者が続いていました。12:03ころ。


▲宇治橋に戻って来ました。12:04ころ。


▲おかげ横丁を戻り、帰ります。12:22ころ。

次は外宮(げくう)に向かいます。歩くと6kmほどのようです。五十鈴川駅までの倍ほどですから、歩いて行こうと思っていたところ、おかげ横丁の端っこにあったバス停でちょうど伊勢市駅へ向かうバスがありましたので、飛び乗りました。


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