お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

最上三十三観音巡礼その二

2008年10月26日 17時23分58秒 | Weblog
 第二回目の最上三十三観音巡礼は翌日の10月22日(水)に行いました。カミサンの運転する車で助手席の私は地図とにらっめこの道案内です。

 今日の最初の観音様は、第8番札所六椹山宗福院「六椹観音」です。観音堂は3千万円の費用で新しく建立されたものでした。信者の力は凄いものとただただ驚くばかりですが、私には古い観音堂の方が霊験あらたかなように思えました。。弁財天を祀っているというので、その御利益にあやかろうと近郷近在の人が参拝に詣でるそうです。金融危機に際し、G8の金融担当者もここで会議をしてみてはどうかな~

 第9番札所金峰山松尾院「松尾山観音」です。半郷地区の松尾川の傍にありました。観音堂の茅葺き屋根とその方形の建物、それにその手前にある太鼓橋が印象的でした。観音堂の中に入るとほの暗い隅に酒器があり、本尊の聖観世音菩薩様は私と同じく、般若湯が好きなんだとえらく親近感を覚えました。

 第10番札所水岸山観音寺「上ノ山観音」です。石段の途中にある手水舎で清めようと手にしたら、これが熱いのです。温泉町の観音様らしく、足湯ならぬ手湯で参拝者を歓待しているようです。屋根の鬼瓦のギョロ目に愛嬌があります。

 第11番札所高松山光明院「高松観音」です。旧国道13号から急な石段が続く高台にありました。ここでする毎年12月の裸餅つきがテレビ等で紹介され有名です。その餅つきは何処でやるんだろうとキョロキョロ。この狭い堂宇でやるんだろうか?帰り一般民家の御朱印所を探してキョロキョロ。

 曲がりくねった細い道、それに道を塞ぐ下水道工事に悩まされ、漸く着いたのが第12番札所長谷山長光院「長谷堂観音」です。御朱印所から「向いの山です。15分位かかります」との案内を得て歩き始めました。ところが日ごろの運動不足も手伝って、息が切れ動悸が次第に高鳴ります。下って来る参詣者が口々に「もう少しですよ。頑張って!」励ましてくれます。私も男とカミサンの前では弱音を吐けません。下を向いて歩いていたらどうしたことか道を間違えたのです。狐に化かされたか?稲荷神社のある城山城址の頂上まで来てしまいました。天地人による‘長谷堂合戦’の幟がはためています。そして西山形を一望し、冷水を口にすると疲れが引くようです。これはいい‘おまけ’です。気を取り直して観音様に参拝します。

 長谷堂地区には「ころり観音」がある筈とカミサンが言います。漸く探し当てますと、民家の庭を御免していただき歩いた本沢川の傍にありました。扉に鍵のついた小さな堂宇です。小さな隙間から賽銭を投げ込んで、迷惑のかからない最期を二人は念じます。カミサンは二つの「ころり観音」お参りできたと喜んでいます。これも‘おまけ’です。

 第13番札所観音山常福寺「三河観音」に向います。途中遅い昼食を取ろうとしますが休業が多く、やっと山辺に来て準備中をお願いして蕎麦をいただきました。もう15時です。三河観音を参拝した後、カミサンがまだ腹が物足りないというので、用意してきた小さなおにぎりをお茶で食べます。これがまた旨かった、流石カミサン。
 今日はこれで終わりにしようと、第14番札所金剛山正法寺「岡村観音」の御朱印所を訪ねます。一般民家でした。玄関で来訪を告げると大きな男が出てきて無愛想に、「笈摺」をここへと眼で合図します。もぐもぐと口を動かし何か食べてるようです。ここには「岡村観音」と記されていますが、参考本には「岡観音」とあり、その違いを尋ねるようと思いましたが止めました。感じ悪さに観音堂の写真を撮るのを失念ました。帰宅16時45分。今日は‘おまけ’が二つ、心地よい晩酌ができたことは言うまでもありません。

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