お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

最上三十三観音巡礼

2008年10月24日 15時13分25秒 | Weblog
 平成20年10月21日からカミサンと最上三十三観音巡礼に出かけました。前夜突然カミサンが「今年は12年に一度の子歳御開帳の年に当たるので三十三観音様参りはど~お」と言うのです。明日のことを今夜、さすがに私も狼狽します。「この次と言えば私はこの世に存在するかな~」とカミサンは続けます。う~ん、私も12年後といえば80歳を超えます。毎日身体を持て余しているし、ここ数日晴天は続いているし、思い立った時が吉日とばかりに「ハイ」の二つ返事をしました。決して日頃の力関係からではありませんので、誤解のないように!!

 今日の好天は私たちの旅立ちを祝福しているようです。まずは第1番の鈴立山若松寺「若松観音」に向け草鞋(嘘でした、靴です)を履きました。自家用車でくねくねとした山道を登ると、観光バスをはじめひっきりなしに車が出入りして、ガードマンは大忙しです。早速御朱印所に行き、巡礼の必需品「笈摺(おいずり)」を購入します。初体験の旨伝え観音様参拝の‘いろは’をお聞きしました。一緒にウエットスーツのようなものを着た若者がいました。カミサンは「どんな事情があるにせよ若者が一人巡礼するなんて偉いな~」と感心しきりです。

 つぎに第2番の宝珠山立石寺千手院「山寺千手院」に向かいます。線路をまたぎ参拝する珍しい観音様です。御朱印所で聴き足りなかったことを補充します。次へと踵を返したとき、下の方から若松観音出会った青年が、自転車に乗ってくるじゃありませんか!!カミサンはますます感心絶賛です。写真は省略‘電車も参拝するの’を見てね。第3番「千手堂」に行く途中おまけとして三宝岡風立寺(写真)に寄りました。正面向かって左の方を上ると「ころり観音」あるというのです。

 「風立寺ころり観音」に今後よろしくお願いしますと丁寧に参拝しました。何故かカミサンは大喜びです。

 風立寺の白亜の「べにばな観音」最近建立されたようです。カミサンは[べにばな観音」と同行二人でありたいというのかな~私もこんな柔和な顔を拝することできれば幸せだな~観音様は毎日東山を眺めながら安寧な生活を見守っているのでしょうね。

 第3番守国山吉祥院「千手堂」です。昔の地元で元旦詣りもしましたが、最近は無沙汰です。

 「千手堂」の境内で、カミサンが‘お茶の花’ですと教えてくれました。寒い時季によく頑張ってるな~

 第4番大慈山圓應寺「圓應寺」に着いたら団体参拝者で一杯です。聞くところによれば東京・浅草から参ったそうです。真言宗智山派というので裏の墓地をのぞいてみたら、空きはなかったようです。

 第5番唐松山護国寺「唐松観音」です。昔は何気なしに昼休み時々訪れたものでしたが、「笈摺」と一緒すると気持ちが引き締まります。清水寺の舞台ならぬ唐松観音の舞台から、逢魔が時の市内を眺めると夕餉の香りがします。経文を口しなければ御利益もないだろうと般若心経の小本を買い求めました。

 第6番清水山耕龍寺「平清水観音」です。耕龍寺裏の高台にありました。傍の道路を幾度となく通ったのですが、関心がないと気が付かないものです。参拝中は誰も居ずさびしく思っていたら、直ぐに団体さんが上ってきました。私たちは千歳山の麓の近道を利用したからと納得しました。

 第7番新福山般若院石行寺「岩波観音」です。岩波地区の奥深いところにありました。庭がきれいに整えてあり、暫し鑑賞しました。御朱印所は石行寺にあり、話し方の上品な住職さんでした。たそがれに足元が危なくなったので、第1日目はこれまでとして帰路につきました。16時50分漸く足を投げ出してお茶をいただきました。


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