お爺さんは山へ柴刈りに

東鳩会の開催概況

浦島太郎、乙姫様を連れて!・・・三六辰巳の会

2010年05月31日 11時29分57秒 | Weblog
 三六辰巳の会は平成22年5月29・30日(土・日)、飯豊町白川湖畔‘白川荘’で開催されました。中学校卒業以来音信不通であった関河明君がカナダで元気に生活していることが判明し、合わせて5月に訪日すると聞くに至り、幹事の特別の配慮により急遽開催の運びとなったものです。山形駅に関河浦島太郎さんは乙姫様を伴って現れます。それから白川ダムまでのマイクロバスの旅は、54年間の空白を埋めるのには十分です。
 「三六辰巳の会とは・・・山形市立第一中学校を昭和31年(1956年)に卒業した3年6組相馬清学級で構成する同級会です。会の名称は構成員が辰年と巳年に因み命名されたものです」

 関河君は白川荘に着くと持参したパソコンを用い、早速パッケージデザインなる自分の仕事を紹介してくれます。「モシ、モシ!そこの二人ビールは後にして話を聞きなさ~い」

 「これからのスケジュールは、エーとまず会費を集めてからだな~」休まる暇がないヒトシ幹事長です。「暫くね~元気だった!」笑顔で話しているのはトシコちゃんとカネちゃんです。

 「私が幹事長の乙姫様です」と挨拶しているのはケイコちゃんです。堂々の売り込みに関河君の方が照れます。シバサキ君がスコップのような手を叩き囃し立てます。熱烈歓迎の雰囲気を皆で演出します。

 いよいよ会食が始ります。その前に記念の集合写真を撮ります。古稀にもなると流石にVサインする方はおりませんが、早くも酔っぱらいが約1名おります。

 エンドー君が滑り込みます。写真の撮り直しです。先ほどより顔が崩れかけてるような方もいるようですが、私の視力の衰えでしょう。

 物故者への黙祷、校歌および愛唱歌斉唱、幹事挨拶、関河君を迎えるまでの経緯などなど延々とセレモニーは続きます。ここまではまだタカヲちゃんも笑顔です。

 関河ご夫妻は長い間の空白を埋めようと注視します。ユーコちゃんとエンドー君も幹事の段取りに感謝しながら頬笑みを浮かべます。

 関河ご夫妻が挨拶をします。カナダ移住への経緯、仕事の内容、消息を知りえた経緯などなど話は尽きません。そして本会の開催に感謝し、温泉付きの宅地があれば日本に帰って来ますと話を結びます。ここまで飲まず食わずで1時間です。ユーコちゃんとエンドウ君にも疲れが見えます。話の終わるのを待ちかねたようにエンドー君が席を突然立ち、辞去を申し出ます。

 皆の驚きをよそにいよいよ乾杯です。東京から参加してくれたサキちゃんの音頭で一斉にコップを高く上げ、「乾杯!!」漸くビールにありつけます。思わず顔が綻びます。

 辰巳の会の三人娘です。クミちゃん、カネちゃん、サキちゃん。私はこんな素敵な方々と席を同じくしたのです。あの当時もう少し度胸があったらと悔やんでいます。

 こちらはケイコちゃんとクルムいや違ったトシコちゃんです。今でもなかなかのおキャンです。話をしていると叶わぬことと知りながら50余年前に戻りたくなります。

 部屋に戻って二次会です。カツヒト君がシバサキ君に何かをねだっております。静かになるように「舌を頂戴!」と言っているのかな~クミちゃんとカネちゃんも賛同しているようだし・・・

 明けて今朝は昨日の寒さが嘘のように青空も覗きます。観光わらび園のわらび採りに挑戦です。7時から8時半までの勝負です。これで入園料は2,000円です。入口にはロープを張り時間前のフライングを諌めます。私はこの人の多さにここで戦意喪失です。7時の合図で山の中に散ります。私は遠くに皆の動きを眺めます。シバサキ君はもう既にビールを口にしています。

 戦果を報告し合います。皆さんしっかり山対応の服装です。皆さんなかなかの収穫です。今夜は山菜料理を楽しめそうです。私はサキちゃんとの秘め事を作ります。「ナ・イ・シ・ョ!ね」

 関河ご夫妻とのお別れです。そして、昨日から缶ビールを片時も離さないシバサキ君の賑やかな行動から解放されます。次回は剣山は必携です。お忘れなく!関河ご夫妻から喜んでいただけたかな~シバサキ君が少しミソ付けたからな~浦島太郎のお土産は玉手箱に非ずしてわらびです。幹事のヒトシ君、ノリちゃんありがとう。これで現代版「浦島太郎」のお話は終わりです。

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